あふりかくじらノート
あふりかくじら



 亡き王女のためのパヴァーヌ。

ラヴェルの名曲を奏でるのはもちろんフジコ・ヘミング。
静かに部屋に満ちていって、それは深い水の中のように、遠くて懐かしい。

それは何か。
遠い風景。過去の記憶。

それらをきゅっとしめつけるような静かな和音。


身体をまかせる。
この空気に。

パヴァーヌとは、ルネサンス時代の宮廷舞曲だそうだ。


何かを、どこかに置き忘れてきた。
もう、取り戻すことのできない何かを。


そしてまたひとり、ひざをかかえる。

2006年10月16日(月)
初日 最新 目次 MAIL HOME

エンピツランキング投票ボタンです。投票ありがとう。

My追加


★『あふりかくじらの自由時間』ブログはこちら。★




Rupurara Moon 〜ルプララ・ムーン〜 ジンバブエのクラフトショップ



『あふりかくじらの自由時間』 を購読しませんか?
めろんぱん E-mail


【あふりかくじら★カフェ】 を購読しませんか?
めろんぱん E-mail


 iTunes Store(Japan)