世界征服日記…TITAN2


世界征服日記
MAIL:HOME

My追加

2003年07月31日(木):珍しい
冴えない天気が続いている。
今日は昨日までと違って
ムシムシと暑くて不快だった。

日中は強烈な日差しもあり、
夕方のこの時間になっても
暑いほどである。

MILETはこの暑い中、
どこかへ出かけた。

日中、日の高いうちに出かけるというのは
大変珍しいことである。
ましてや
今日は晴れていた。

帰ってきたMILETは
少々ぐったりした様子であったが
俺様と新入りのテディーベアと昼寝をし、
元気を取り戻したようである。

そういえば
結局関東地方は七月中に梅雨明けはしなかった。
珍しいことだそうだ。



2003年07月30日(水):嫉妬心
薔薇職人が
通院のために仕事を休んだ。
そんなわけであるから、
病院へ行っているものとばかりおもっていた。
だが
どうやら病院の後、俺様とMILETを差し置いて
山中湖へ避暑に出かけていたらしい。

夕方早い時間に帰宅すると
土産物を持ってきた。

燻製やソーセージと供に
テディーベアを持って帰ってきた。

山中湖にあるテディーベアミュージアムへ
行ったというのである。
かねてより
MILETが行きたいと言っていた場所だ。
当然だが
MILETは拗ねた。

まぁ、MILETのご機嫌をとろうと
テディーベアを買ってきたところが
浅はかというものだろう。

MILETはテディーベアに名前を付けていたから
気に入ったようだ。
そのぬいぐるみのクマを俺様の目の前で
わざと撫でくりまわしたり
抱きしめたりしている。
どうやら俺様に嫉妬して貰いたかったらしい。
残念だが
ぬいぐるみ如きを相手にするほど
俺様は閑ではない。



2003年07月29日(火):上機嫌
MILETが贔屓にしている野球チームが
本当に
本当に久しぶりに勝った。

相手は首位独走中の阪神である。

MILETが上機嫌になるのも無理はない。

しかし、そんなMILETの気分に
水を差す出来事が起こった。

MILETの贔屓チームが
相手チームのファールフライ(あるいはフライ)を
外野手がキャッチした時のことだ。
そのボールさえキャッチできれば
勝ちが決まるという大事な場面である。
なんと、観客席から
プラスチックのミニバットが2本、
投げ込まれたのである。
その、外野の選手めがけて。

幸い怪我もなかったようだし、
その上ボールは彼のグローブに収まっていた。

心ないファンというのは
何処にでもいるのだろう。

その出来事に憤慨していたMILETであったが、
勝ちは勝ちである。
いつもになく上機嫌であった。



2003年07月28日(月):晴れた
久しぶりの青空。
暑くなるかと思ったが、
風は相変わらず涼しかった。

梅雨が明けると同時に
猛暑だとか酷暑だとかになると
テレビでは言っている。
しかし、よくよく話を聞いてみれば
「そうなるかもしれない、ってことで」
と逃げ道を作ることを忘れていないようだ。

つまり、明けてみなければ分からない、ということだろう。
天気予報など、あてにはならない。

俺様が思うに
暑くなったとしても、
去年ほど我慢しなくても済むだろう。
去年は6月から暑かった。その上、10月まで
夏日が続いた。
9月も真夏日が多かった。
確か、記録的に真夏日が多い夏だった筈だ。

それに比べて
今年は既に七月まで「涼しい夏」だったのであるから
この先、たとえ10月まで暑かったとしても
去年より少なくとも二ヶ月分は
涼しい夏である。

こう言うのを、プラス思考というのだろう。



2003年07月27日(日):二人で
今日は寝て過ごした。
昨日の反動か
眠くて堪らなかったのだ。

天気は良かったのだが、
窓から吹き込む風は心地よく、
俺様を眠りへと誘う。

MILETもどういうわけか、
寝たまま起きなかった。

薔薇職人は
相変わらずの様子で、
クルマを洗ったり
庭の手入れをしたりと忙しそうだった。

そういえば、一人でどこかへ
出かけたりもしていたようである。

休息は充分だ。
これで明日から
再び世界征服へ向けて、働けるというものである。



2003年07月26日(土):駆ける
MILETの実家へ出かけた。
朝、薔薇職人が通勤途中に送ってくれた。

MILETの実家へ行くと
大体はヤツの兄がいて、俺様と張り合うのだが
今回はいなかった。
いないとなると
なんとなく寂しさを感じてしまう。

だが、ヤツがいないということは
俺様がまさに「主人公」ということだ。
そこで俺様は、
一日中駆け回り
日頃の憂さを晴らした。

昼寝を全くしなかったので
帰りのクルマでは
爆睡してしまった。



2003年07月25日(金):怠いぞ
日中は
晴れ間も時折覗く天気だったので
MILETはいそいそと洗濯をしていた。
最近は
もっぱら部屋干しだったので
久しぶりに太陽の下に干すのが
嬉しくて堪らないようだった。

「陛下。ベランダへの窓、開けましたよ」

と、上機嫌で言っていたが
俺様は怠かったので
無視することにした。

午後になるとぽつりぽつりと
雨が降った。
慌てて洗濯物を取り入れるMILETを後目に
俺様はあくまでも優雅に寝そべっていた。

夜になると
どこからともなく花火の音が。
ぱらついた雨も止み、
少々肌寒いが
浴衣姿には丁度良い気温。

MILETは
せっせとビーズアクセサリーを作っていて
花火見物に出かけるそぶりすらない。

そうこうしているうちに
突然雨が降り出した。
MILETが気が付いたときには既に遅く、
二階の廊下は水びたしになった。

まぁ、ざっと
こんな一日であった。



2003年07月24日(木):暦では
先日は、大暑だったらしい。
暦の上では。

だが、涼しかった。

今年の夏は、暑くなると言われいたのだが…。
今のところ、その気配はない。

俺様が生まれてからというもの、
毎年夏は「猛暑」だった。
一度ぐらい冷夏を味わってみたいものだと
常日頃思っていたのだが…。
作物にとっては、宜しくないのだろう。

MILETのネットの友人達が
西瓜を育てている。
西瓜は暑い夏の方が良く育つだろう。
俺様はフェミニストを自称しているから
女性が哀しむのを見ると
心が痛む。

しかし、暑い夏は苦手だ。

ジレンマに陥るとは
このことだろう。



2003年07月23日(水):毛繕い
俺様達猫族の道楽である
毛繕いには
実用的な意味が多々ある。

例えば
暑い夏などには
毛繕いをした後、風通しの良いところに寝そべれば
水冷式のクーラーと同じ原理で
涼しさを得ることが出来る。
あるいはストレスを感じるときなどに
毛繕いを行うと
血流が良くなり、リラックス効果が得られる。

俺様がのんびりベッドで毛繕いしていると
人間どもは
幸せを感じるようだ。
俺様がくつろいだ様子であると
思うらしい。

ただ、毛繕いにも問題はある。
毛足の長い俺様は
毛を飲み込むと胃の中で消化しきれずに
毛玉を作ってしまう。
当然、それを排出しようと
胃の内容物まで吐き出してしまうこともある。

あるいはストレス過剰の猫は
毛繕いのしすぎで
円形脱毛症状態になるものもいる。

毛繕いは猫族にとって
健康のバロメーターでもあるわけだ。

ところで。
犬は毛繕いをしないそうだが、
一体どうやって毛皮の手入れをしているのだろうか。



2003年07月22日(火):明けぬ
梅雨明けが
例年よりもかなり遅いらしい。

MILETと俺様は
涼しくて良いなどと呑気に言っているが
作物の生長に影響があるので
この夏は野菜が高くなるかも知れない。

去年まで夏が暑すぎたので
ここら辺で
冷夏が来てもおかしくないのだが…。

異常気象というのは
歓迎すべきではないのだろう。

しかし
本音を言えば、涼しくて心地よい。

東京電力が
己の不始末のツケを消費者に押しつけようとして
今年の夏は電力不足だと言っていた。
だが、この涼しさでは
電力の供給は間に合っているだろう。

もっとも
こんなに涼しくてもクーラーをつけたがる薔薇職人は
東京電力や地球にも
厳しい態度を取っていると言えるかも知れない。



2003年07月21日(月):堕落中
どうも薔薇職人の体調が良くなってきたら
それと引き替えに
MILETの体調が悪くなったらしい。
一日中、ベッドでごろごろしている。
しばらく起きていると
「疲れた」
を連発し、
またもや寝てしまうのである。
MILETは
「病気じゃないよぉ。だるいだけ〜」
と言っているが、顔色も冴えない。
最近肩や首にしこりも出来ているようだ。

まぁ、毎日うっとうしい天気が続いているから
体の中までうっとうしくなっても
仕方ないのかも知れない。

はっきり言うならば
MILETの体調不良の原因は
完璧な「運動不足」である。

もっとしゃきっとしろ、MILET。



2003年07月20日(日):疑問点
最近テレビや新聞を賑わせているのは
犯罪に巻き込まれた小学生と
犯罪を犯した中学生だ。
奇しくも
二つの事件の「主人公たち」は
12歳という年齢である。

12歳にもなって
ものの善悪が分からないはずもないだろう。
「子供だからやってはいけないことがわからなかった」
という年齢は
とうの昔に過ぎているのではないだろうか。

人殺しの中学生は勿論だが
少額の金欲しさに
見知らぬ人間についていくのも
どうかと思うのだ。



2003年07月19日(土):客来る
MILETの兄が訪ねてきた。
手土産なぞを持ってきたので
何事かと思ったが
どうやら薔薇職人の
快気祝いのつもりだったらしい。

MILETに自作のイラストを見せたり
サッカーの話や
野球観戦などをしてから
帰っていった。

MILETも楽しそうだったが
久しぶりにヤツと会って
俺様もまぁまぁ、楽しませて貰った。



2003年07月18日(金):未就学
MILETと薔薇職人が
午後になると出かけてしまって、
夜中まで帰ってこなかった。

MILETはうさにゃん嬢のコンサートへ。
薔薇職人は…
どうやら六本木界隈で怪しい外国人に
化けていたらしい。

俺様もコンサートへ行きたかったのだが
「ダメダメ。未就学児童はお断りだって〜」
と、MILETに言われた。
未就学児童だと?
俺様を幼児扱いするとは、言語道断だ。
確かに俺様は
人間の学校に通ってはいないが、
人間の学校に通っているヤツらよりも
よっぽどマナーも常識も備わっている。

俺様は集団暴行も
怪しいアルバイトも、絶対にやらないぞ。



2003年07月17日(木):迅速に
MILETが夕方になってから
珍しく携帯電話を手に取った。

MILETの携帯電話は
最近、どうも調子が悪いらしく、
時々、一気に電池がなくなったりするらしい。
随分長い間使っているので
そろそろ電池の寿命かも知れない。

MILETが携帯電話で電話した先は、
明日の夜、チャリティーコンサートに出演する
うさにゃん嬢だった。
彼女の携帯に電話番号を残すために
携帯電話を利用しようと思ったらしい。
拙宅の電話は
番号非通知になっているからだ。

さて。
忙しいであろううさにゃん嬢に
どんな用事かと思えば
なんと、MILETはチケットを都合してくれと
言い出したのである。
明日が本番であるというのに
まだチケットすら
押さえていなかったとは。
それだけでも失礼千万なのだが、
その上出演者にチケットを押さえて貰うという
暴挙に出るなど
とんでもない話である。

そういったことは
もっと早くにやっておくべきことだ。



2003年07月16日(水):順調に
薔薇職人の腰は順調に回復しているようだ。
俺様の誠意ある看護のお陰である。
反論は、受け付けない。

さて。
そんな薔薇職人は
休みなのを良いことに、あちこちに出かけまくりである。
半分は付き合っているMILETの方が
疲れてしまっているようだ。

まぁ、薔薇職人は元気になっているようだし
普段運動不足のMILETにも
刺激にはなっているようだ。

俺様だけが
つまらない思いをしている。



2003年07月15日(火):至って
薔薇職人の経過は順調だ。
毎日元気である。
俺様やMILETの方が
よっぽど病人かと思われるほどだ。

今日は午後から仕事に出かけている。

おそらく
仕事となると腰痛症も再発するに違いない。

まったく。
現金なものである。

夕方、一眠りしていると
近所の子供らが遊ぶ声で
目が覚めてしまった。

どの子供も元気で良いのだが
もう少々、周りに気を遣って貰いたいものだ。
子供に注意するのが
保護者の役目だろうに。
自分たちはおしゃべりに夢中の様子だった。

俺様の安眠を妨害するのは、
なにも薔薇職人だけではなかった。



2003年07月14日(月):寝不足
薔薇職人が
夜中に唸っているために
俺様の安眠が妨害されていると
以前書いた。

俺様だけではなく
MILETの安眠も
妨害されているようだ。

最近は
昼寝ばかりしている。

今日も
病院の後に薔薇職人がどこかへ出かけてしまったので、
俺様とMILETは
ゆっくりと昼寝することが出来た。

それにしても薔薇職人は、
少し痛みが和らいだといって
出かけすぎではないだろうか。
だから、いつまでたっても
一進一退の繰り返しなのだ。
大人しく養生するという言葉は
ヤツの辞書にはないのだろうか。



2003年07月13日(日):新玩具
薔薇職人が腰痛症のために
初めて最寄りの病院にかかった日のことである。

ヤツは大人しく病院にいたのではなかった。

どこかのカー用品の店に
行っていたらしいのだ。

そこでくじ引きを行い、
ナビゲーションシステムなる物を
当てたというのである。

ドライブが好きな薔薇職人のことであるから、
さぞかし役に立っていると思いきや、
それほどではないらしい。
というのも
ヤツは犬と同じで、
自分のニオイがしないところへは
行かない性質を持っているからだ。
確かに一年に何度か
遠出することもあるのだが、
大概は「行ったことのあるところ」へ
出かけるだけなのだ。

今日、
ヤツはどうしてもナビを使いたかったらしい。
電話帳で
洋菓子店の名前と住所を調べると
いそいそと出かけた。

新しいオモチャを使いたいが為に
無駄遣いをしたわけである。



2003年07月12日(土):辛いか
薔薇職人が
腰痛症の為に自宅療養を始めてから
今日で三日目である。
初日は流石にヤツも辛そうだったが
だんだんと痛みにも慣れてきたようだ。
今日はなんでも
病院で注射を受けてきたので
無理しない程度なら
普通に動いて良いといわれたらしい。

無理しない程度に普通というのは
どういう意味なのか
俺様には理解不能だが。

そんなわけであるから
午後はMILETと
ドライブに出かけたらしい。
ドライブといっても
すぐ近くまで、だったらしいが。

しかしその反動は
夜になってから来た。

夜中になって
ヤツがあまりにも唸るものだから
眠りの浅い俺様は目が覚めてしまった。
寝返りを打った時に
仰向けになってしまったらしい。
俺様にはヤツを起こしてやるほどの馬鹿力はない。
そのうちに
横向きになるだろうと思って
観察することにした。

ヤツが家に戻ってきてから
俺様の睡眠時間は減る一方だ。



2003年07月11日(金):真夏の
非常に、暑かった。
流石のMILETも
日中からクーラーを入れるほどであった。
但し、俺様のいる寝室ではなく
自分のいるリビングに、であったが。
夕方、急に雨が降ってきたので
MILETは開け放した窓を閉めるために
二階に上がってきた。
閉めきりでは暑いだろうと思ったのか
やっとクーラーを入れた。

このまま夏になるのかと思うと
いささか気が滅入ってしまう。



2003年07月10日(木):中止に
薔薇職人のオペが
中止になった。
持病の腰痛症が出てしまったので、
とても手術できないとなったらしい。

よれよれになって帰ってくると、
俺様に甘えだした。
まぁ、病人だし?
それぐらいは許してやろう。

薔薇職人を見舞うために、ヤツの姪御達が
夕方にやってきた。
MILET曰く
「陛下っ!若いナースと、ジョシコーセーが来ますよっ」
との話だった。

女子高生は制服姿だったが、
ナースは私服だった。
少々残念だった。

薔薇職人の手術のことを知って
MILETにメールをくれたうさにゃん嬢。
薔薇職人に見舞のキティを贈ってくれると
申し出てくれた水牛嬢。
薔薇職人の病気を知って
見舞のメールをくれた風千女史。
また、ヤツの病気の噂を聞いて
BBSに見舞のメッセージを書き込んでくれた
FUMICHAN女史と、ひろりん嬢。
俺様の日記を読んで心配してくださった
読者諸氏。
ご心配をおかけして、申し訳ない。



2003年07月09日(水):初日は
今日から薔薇職人が
しばらくいない。
MILETも外出が多くなるようだ。

二人がいない間、
俺様が家を守ることになっている。

今日は郵便配達が来たぐらいで
特に何もなかった。

MILETが帰宅したのは
夕方になってからだった。
どうやら寄り道をしてきたらしい。
罪滅ぼしのつもりか
俺様を抱き上げて頬ずりしたり、
額にキスの嵐を降らせたりした。

…やめて貰いたかった。



2003年07月08日(火):暫くは
なんだかMILETと薔薇職人がそわそわしている。
そういえば
明日から暫く薔薇職人が
いないのだ。
俺様とMILETと
二人きりの生活だ。

といっても
日中はいつも二人きりで過ごしているので
あまり変化がないように思う。

MILETは
しばらくの間病院と家との往復になるだろうが、
普段ひきこもり気味のヤツには
良い刺激になるだろう。



2003年07月07日(月):箝口令
最近、電話に出る度に
MILETの表情が曇る。

それというのも
薔薇職人の入院先や、手術の日などを
ヤツの実家の人間に話すことを
禁じられているからである。

自分の身内が手術するとなれば
無関心でいられないのが
普通の身内というものだろう。

今日も二件の電話がかかってきて、
MILETは
苦しい返答を強いられていた。

薔薇職人に言わせると
「お袋が来ると、かえって気を遣うから」
とのことだ。
自分の息子の身の上を心配するのは
当然の母心であろうに。



2003年07月06日(日):最後の
薔薇職人が入院する前の
最後の日曜日。

ヤツは朝から薔薇の手入れと、雑草駆除に余念がなかった。
いつもであれば
しっかりと監視して、少しでも乱雑に薔薇を扱ったら
一喝する俺様である。
だが、
最後の週末であるのだし
ヤツの好きなように作業させてやった。

庭はすっきりしたのだが、
楽しみにしていた夏薔薇の蕾まで
摘雷されてしまった。

薔薇にしてみれば
夏の花は体力を消耗するので
良くないのだろうが。



2003年07月05日(土):静かに
MILETは
何か手仕事をしているときは
非常に静かで手間がかからない。

今日は
夕べから作り始めた「王冠」を
仕上げていた。

日中、黙々と作業をし、
出来上がったら早速写真に撮っていた。
なんでもその王冠は
「西瓜女王」へ献上するものだという。

一仕事終えて閑になったMILETは
こともあろうにその「西瓜女王冠」を、
俺様に被せようとした。
いっておくが、
俺様にその手の趣味はない。

MILETは
毎回なにかアクセサリーができる度に
俺様をモデルにしようとする。

迷惑この上ないので
即刻そういった行為はやめて貰いたいものだ。



2003年07月04日(金):無遠慮
今日、再び俺様としたことが
失敗をやらかしてしまった。

またもや
敷物の上に戻してしまったのである。
しかも今回は
ちょうど真ん中当たりだった。

MILETの痛烈な嫌味と
遠慮容赦ない罵倒の言葉を浴びながら
俺様も反省しきりだった。

それにしても
MILETの言葉というのは
毒が多すぎる。

もう少々、俺様に気を遣って貰いたいものだ。



2003年07月03日(木):仕返し
昨日のMILETの「虐待」に対し、
俺様は報復措置をとることにした。

いつもはMILETが仕事している間は、
傍について励ましてやるのだが、
今日は一切無視した。
更には
傍に近寄らず、
MILETが二階にいるときは
一階リビングの敷物の上で過ごし、
また、一階にいるときには
二階の窓辺で過ごした。

寂しくなったらしいMILETは
しきりに俺様の気を惹こうとしていた。

俺様は、こうと決めたらやり通す。



2003年07月02日(水):結果は
薔薇職人が
手術前の「検査」を受けてきた。
なんでも
「石が三つに増えている」
とのことだった。
体の中に石があるとは
草食獣のようなヤツだ。
食生活はどちらかといえば肉食であるのに、
体質は牛に近いのだろうか。
手術をするには
丁度良い「頃合い」らしい。
これ以上石が増える前に、取ってしまおうというわけだ。

ちなみに
俺様は既に少々夏場で気味であるが、
なんとか元気にやっている。



2003年07月01日(火):今月は
7月の初日だというのに
今日は最悪の一日であった。

まず、MILETに爪をカットされた。
次ぎに食事を戻してしまった。
しかも
それが俺様が気に入っている
フェイクファーの敷物の上に。

MILETがぶつぶつと嫌味を言いながら
片づけてくれたが…。
敷物は洗わざるをえず、
この梅雨時だというのに
一部が湿っているままだ。

さて。
今月は薔薇職人に
大事がある。
9日から入院することが決まっているのだ。
10日の日に
手術を受けるとか
MILETが話しているのを小耳に挟んだ。
そんなわけであるから
9日から一週間ほど
俺様も忙しくなるために
日記の更新が遅れることと思う。
いつも日記を楽しみにしてくれている
読者諸氏。
申し訳ない。







↑vote↑
My追加