NY州在住 <旧『東京在住』・旧旧『NY在住』>
kiyo



 ゾンビ企業論再び

 5/23のエントリー『バカは死ななきゃ直らない、では死んだら直るのか』(http://www.enpitu.ne.jp/usr/bin/day?id=8669&pg=20070523)では、エアキャリアの事を書いたのですが、結構な反響を頂きました。最近また、乗る機会がいくつかあったので、メモのように書いておきたいと思います。

 私がエアラインに求めるものは、定時運行、ロストバゲージしないこととPCが出来る環境、つまりパソコンのバッテリー関係だけです。欲を言えば機内LANサービスも欲しいけれど、どうやら各社ともこのサービスは撤退しているみたいですね。


 さて、今日のキーワードはサービスの撤退。JALのCクラスに乗ったのですが、ずっと前より色々切りつめていませんか?って思った。例えば・・・

1)ウェルカムドリンク
 確か、各社ともCクラスは席に着いた瞬間にウェルカムドリンクがサービスされるはずだったような・・・。なのに、食事時しかない。(そりゃ、頼めば持ってくると思うけど)二時間飲み物なしっていうのはつらいですよね。

2)機内使用グッズ
 スリッパだけになって、歯ブラシ等は任意にバスケットからピックアップさせるシステムになっていた。あの、ポーチが記念になるし、便利だっちゅーねん、って思ったんですけどね。

 その上、えらいご丁寧に宣伝する機内で炊いた炊きたて御飯ですが正直、Fの温めた御飯と変わらなかったよ。JFK発だから材料も限られるんでしょうが、別に宣伝するほどのことか?って思った。っていうか、普通にメニューが多少多くなって、運ばれる回数が増えてるだけで、全くFクラスにのっても味なんて変わらないと思います。私は洋食をオーダーしましたけど、UAのステーキの方が美味しかった。


3)軽食
 ま、私なんて結局飛行機に乗ったら睡眠薬を山盛り飲んで寝てるので、食事はどうでもいいんですけど、目が覚めて軽食ってもうきたんだろうか、って思うと、CAがつかつかよってきて、フリータイム制を採用しているので、お好きな時にお食べ頂けます、という。ただやっぱりメニューはショボイんです。場末のコンビニの棚に並んでるのを、大事そうに持ってくる感じ。私はその時はサンドイッチを食べたのですが。

 んでね、私のような貧困ラインで暮らす人は当然Cなんかのれるわけじゃなく、勿論、アップグレードしたからなんですが、ラウンジサービスも、ラゲージのプライオリティ札もつかないってどういうことですかね?ラガーディアからJFKでのトランジットが五時間もあるのはボーディングパスをみれば一目瞭然なのに、その程度「おまけ」してくれればいいのに、って思いました。私がラウンジの一席すわり、コーラを一本のみ、ノートブックの電源を数時間つかうことがどれだけ貴方にコストをかけるというのでしょう?にこやかに、どうぞ、っていってくれれば、ちょっと無理しても、乗ろうか?とかいつかは自腹でCクラス、とか思えるのにね。


 ここで、結論。バカは死ななきゃ直らない。しかし、死んだら直るのも真である。ところが、瀕死の企業のサービスを使うのはミートホープの商品を食わされるのと一緒で、客としてはたまったものじゃない。ベストな選択は、利用を拒み、早々と一度死んで頂いて生き返るのを待つのがベスト。



2007年06月28日(木)



 関西語を考える

 イサカもいよいよあつくなってきました。
 図書館で軽く勉強した後ゴルフへ、というローテーションしかしてないおかげで、日に焼けることがない私も結構黒くなってきました。

 変わったことと言えば、ちょっとある関西人と親しくなりまして、数日間話し込んだことです。彼は25年間東京に行った日数合計で一週間ない、という筋金入りの関西人です。おかげで関西にいる気分。私は西日本(関西、岡山、博多)がとても水があうので、とても心地が良い。ところが、彼が帰国してしまい、関西語がまた聞きたいなーと思っていて色々考えることがある。
 便利な表現がある。決して英語で説明できないが、便利極まりない。


(1)いうたら
 関東語でいえば「いってみれば」とかでしょうが、関西語だと「いうたら」がとてもメジャーな言葉ですよね。非常に便利。

・「かいつまんでいうと(=要するに)」
・「例えるならば」
・「なぜかといえば」
・「っていうか」
・「むしろ」

 等の用法を全て含むと考えられる。いうたら、この言葉は、便利っちゅーこっちゃな。


(2)「〜してはる」「〜はん」
 これがめちゃくちゃ便利。

「何してはるんですか?」
「kiyoはん、学食におったで」

 などが用例である。尊敬語や丁寧語に類するものだが、どれくらい丁寧か、というのがポイントだ。これを関東語で言ってみよう。

「何をしてらっしゃいますか?」or「何をしていますか?」
「kiyoさんは、学食にいらっしゃいました」or「学食にいました」

 となるわけだ。どうよ?どうも、堅苦しくはありませんか?kiyoが友達だけど、ちょっと年上で、まぁため口をめちゃくちゃ使うわけにもいかないが、体育会系のような厳しい上下関係もどうかなー、という微妙なラインをついてくるじゃありませんか。

 例えば、犬だとそれは顕著になる。(あえて比べるために前段だけ同じ言葉にしておく)

A:「社長、犬を探しているんですか?さっき、そこで犬はん、御飯たべはってました」
B:「社長、犬を探しているんですか?社長の犬さんは、御飯を食べていらっしゃいました」

 どうよ?Bは社畜感いっぱいじゃありませんか?ところが、Aは、それなりに犬にも「丁寧感」を出している。このそれなりに、というのがポイントですね。こんな微妙なラインは関西語しかつけない。


(3)「何しとんのや?」
 直訳すれば「何してるの?」ということになりますが、意味はこれだけでは済まない。

・「何してるの?」
・「元気?」
・「どういうことだろう」or「大変なことだ」
・「めちゃくちゃありがとう」

 等の意味が含まれていると考えられる。阪神が優勝したときに空港を降りてタクシーにのったのです。するとタクシー運転手は、
「阪神優勝したなぁ〜。何しとんのや〜!」
 というわけですよ。
 ま、いろいろ便利な表現ですね。

 なんか、こういう話をすると、「古来、日本語は曖昧だから全てコンテクストの中で意味が定まる」なんてことを聞きそうですがね。その前に勝手に言葉の定義を変えないで、辞書上の意味を話して欲しい、と、アホな奴と話すと思うわけですが。

 私もイサカくんだりでなにしとるとかいな。(博多語)


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【追伸】
写真は上から、サイクリング中に友達になった人、イサカの住宅街の家の一つ、関西語ネイティブスピーカー


2007年06月19日(火)



 ダイエットに朗報

 閑話休題中の閑話休題な話を一つ。

 ダイエットの目的はメタボな方やお姫様だっこされたい人以外は、体重を落とすと言うことよりも、体型を変化させることにあるわけですよね?着た衣服が着れるようにとか、水着を着たときに綺麗に見えるようにとか。正直、美しくみれれば体重が90キロだろうが関係ない。その点を忘れてる方がいらっしゃるかもしれません。なんか目的を忘れて手段に拘泥してる様を形容する良い例でしょうか。他にも例はいっぱいある・・・
・机に向かう事じゃなくて試験に受かることだとか
・夫婦は一緒に住むことが目的じゃなくて、一緒に生きることだとか
・会議をする事じゃなくて売り上げアップとか業務の円滑化だとか
・子供の学力アップが目的なのに、塾探しだけしか頭になくなってしまったりとか
 とまあ、枚挙にいとまがない。
 しかし、今日はそんな話じゃないのです。(十分した?)

 ダイエットしてる人に朗報です。

 ゴルフはいいよ

 あれは体を回してるからでしょうか?ウエストが締まるしまる。勿論、9ホールなり18ホール歩けば運動になりますが、なによりもゴルフのショットの動作が明らかに私たちの体型を変えます。特にお腹。


 私も最近、何カゴか打っていますが、起きるとウエストが締まるのが分かる。

 体重や健康に関係するかどうかは知りませんが、明らかに引き締まります。(ほら、ここでさっきの話になるのよ)お勧めです。




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2007年06月14日(木)



 卒業式と酒の関係

 なんか偏頭痛が止まらない。ずっと目を凝らしたような表情をしなければならない。シワとか増えなければいいが。なんか、夏休み企画として、創価学会に入って退会してくるのはどうだろう?なんて話で友達と盛り上がったが、彼らの呪いだろうか?いずれにしてもおかげでかなり早く寝ている。(一時頃にはもう寝ている)

 5月はアメリカの大学では卒業シーズン。旧友を訪ねてマンハッタンにいったりしたものです。(いやー試験中でかなりタイトなスケジュールでした)


 日本の大学と違って殆ど親がくるのが特徴でしょうか。みんな自分のガウンを着た息子や娘を誇らしげに見上げ、笑顔で会話をしている

 私が大学卒業した時なんて、サークルの打ち上げにも、ゼミのにも、なにも参加しないで、終わっても構内をうろうろして、tsutomuさんと写真を撮って遊んでいたことを覚えています。(ま、それもありかなって思った。そしてそれは結構正解だと思っている)

 どうやら中退っていうのは殆どアメリカでは価値がないらしく、めちゃくちゃ苦労して卒業するので、その喜びもひとしおなんでしょう。


 卒業した後は、もうみんなと一緒に何かを「終える」ということがないのが、高等教育の卒業の大切な意味の一つだと思います。

 入社式はみんなとするかもしれないけど、退社は、きっとひとりぼっち。もうこれからは、フィールドを変えても一緒に羽ばたいてくれる人はいないわけです。(ま、会社が潰れたり、解散したりするときは別か?)

 もっといえば、散らばったはいいけど二度と元には戻らない。

 そんな二つのことを考えると、卒業は、酒をぶちまける感じに似ていますね。同じ樽のなかで醸成された酒が床にぶちまけられる。二度と元には戻らない。したたり落ちるときはもう一滴一滴と。
 乾燥して消える奴もいれば、新たな水瓶を見つけそこで深い味わいを提供する一滴になる奴もいる。学校の特徴は、赤だったり白だったりはたまた熟成されたウィスキーだったりするわけか。

 学歴はワインのラベルか。

 本当は飲まれてみなければ分からない。飲んだって好き好みがある。飲まれず床にこぼれるだけかもしれない。でも、ラベルだけで値が高くなるのは本当のこと。


 来年私は卒業式を迎えるがすぐに蒸発して後に残らないそんな感じで良いよ、と思った。


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追伸:写真は上がニューヨーク大学、下がコロンビア大学の卒業式。自分の大学のは、イサカにいる誰もがアップロードすると思ったので止めた。


2007年06月08日(金)



 長閑な日々とイサカ

 学期が終わった瞬間にやることをなくし、こんなことなら忙しい間でも、学期が終わった後のことを考えておくんだった、と後悔したものですが、意外と毎日やることがあるのね。あんなに学校に行くのが憂鬱だったのに、それでもキャンパスに行こうとする自分理解不能。なんせ、美しいものですから、どうしても足がむいてしまう。こんな感じ↓


 といっても、課題や仕事とといった義務ではないんですが、それなりに、毎日いろんなイベントや出来事がある。

 なんかキャンパスでたまたま実験作業中の友達に声をかけて立ち話をしてると、おじいさんがいきなり転んで大けがして出欠。人生初、アメリカで救急車を呼んでみたり。

 することないなーって思っていると私の先生の一人から電話がかかってきて、どうやら二泊孫の顔を見に、マンハッタンにいくとかで、犬(×2)と猫(×3)の世話を頼まれたり。

 イタリア人のカップルの家に招かれて、めちゃくちゃうまいパスタを楽しみつつ、イタリア語が発音しやすいことを知ったり・・・。

 毎日ラケットボールをしたり、ゴルフの練習をしたり。

 ハウスメートと一緒にキッシュを作ってみたり。

 そんなイベント以外の時間はキャンパスにいって散歩をして、人気の少ない図書館でぼーっとして、本を読みます。いやー、やることないから勉強したってはじめての経験よ。あんまり足を踏み入れない図書館で過ごすとなんか大学の新たな一面を知ることが出来ます。こんな感じ。↓


 昼食の時間を長めにとって、普段は世界平和とか、途上国の未来についてとか、課題とかしか話すことはないのに、出身地や出身国の話を聞くのも一興です。


 そんな平和でゆったりとした時間もそろそろ終わりです。イサカを離れ、ちょっと毛色の違った勉強をしに行くのです。それまでになんとかゴルフは人並になりたいな・・・。

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2007年06月06日(水)
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