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 永遠よりも遠い。

抱きしめてくれたこともないくせに。

悲しみの叫びは
鋼鉄で覆われたあなたの心に届かなかった。
あたしの慟哭は
いったいどこへ消えてしまったのだろう。

ただそこに居ていいと
たったひとこと、言って欲しかっただけ。

きっとひとりでも、生きては行けるよ。
せめて愛される価値くらいは、
ちゃんとあればよかったと思うけど。

2003年03月28日(金)



 慟哭。

この胸に去来するさまざまな想いを
いったいどうしたら君に伝えられるのだろう。
あなたが必要、それだけじゃいけませんか。

あなたに必要としてもらえるのなら
私はただそれだけで
永遠にだってそこにいられたのに。

2003年03月26日(水)



 inside of confusion

とてもくだらない馬鹿ばかしいこの刹那に
あたしたちは命がけで生きる。
一寸先に何が待つのかなんてわからなくても
この胸は希望を抱いて生きる。

あたしたちはただ、笑顔で食卓を囲んで
そうして愛する人と抱き合って眠りたいだけ。
未来に夢を抱いていたいだけ。

黙って物分りのいいふりをしているのがいい人なら
私はそんな卑怯な人間にはなりたくない。
聞こえのいい一般論なんて別に誰だって言えるんだ。
うそつきなんて大っ嫌い。

世の中には正当化されていいことと
決して正当化なんてされてはいけないことがある。
そう思わない?

誰よりもいちばん、
自分のことが嫌いになりそうだよ。

2003年03月25日(火)



 おくびょうもの。

むかしむかしに読んだ
あの物語のように
赤い小さなふうせんになって
風に乗って
飛んで行けたらよかったのに。

でもきっと、憶病すぎて
飛び立つ勇気さえもなかったね。

鳥のくちばしに割れて
そうして海に落ちたとしても
それでも、よかったのに。

もしもあなたのところまで
たどり着けなくたって
きっと後悔なんてしなかった。
ただ空を飛べたら
きっとそれだけでよかったのに。

2003年03月06日(木)



 reason

あのころ
ただ泣くことしかできなかった
小さなあたしから
何かがほんの少しくらいは
変わったのでしょうか。

気がつけばいつしか
涙を流すことはなくなっていたけれど
それでよかったのかどうかも
今はわからずにいます。

あたしが誰かを愛するために
ここに生まれてきたのなら
ただ、それだけでいいのかもしれない。
あなたを愛することだけで
ここにいる意味があるのなら
それだけで、きっと生きていける。

やさしくなりたくて
強くなりたくて
だけど本当のやさしさは
そんなものではないことも
ずっと昔から知っていた。

それでも前に進む意味があるのなら
歩みを進めることくらいは私にもできるから
あきらめないで歩こう。
はるか彼方で出会う、君のために。

2003年03月05日(水)
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