|
|
■■■
■■
■ 願い。
国の公害等調整委員会で、杉並病の原因が杉並中継所であると裁定が下されたそうです。原因物質不明のまま原因が特定されるのは初めてとのこと。 自分自身もいつも目に見えない恐怖に怯えているだけに、かなり見逃せません。
こういう大気汚染とか水質汚染とかって、目に見えないだけにすごい精神的に怖い。どんなに自分で体に取り込まないように努力したところで、本当に排除できているのかどうなのかちっともわからないのです。だから、体調が良くならない限りあれが悪いんじゃないか、これが悪かったんじゃないかって、日常生活の全てにおいて気を張り詰めていなければいけない。これって、本当にものすごいストレスです。 おまけに、人からわかってもらえないことが多い。不摂生しているせいじゃないのかとか、ただ怠惰なだけなんじゃないかとか、心無い人に言われる悲しさときたらありません。・・・と、ここで過去の私の愚痴を言っても仕方ないのですが。
ちなみに区側は、不燃物を圧縮処理するだけで有害物質が発生することは考えられない、と反論しているらしいですが、私からすれば考えられるとか考えられないとかそんなことはどうでもいいのです。ほんの少しの可能性だけでもあるのであれば、対処するべきなのが当然。グレーはすでに真っ黒です、こういうことに関しては。健康や生命に変わるものなんて何にもないもん。失われた時間や命はたとえいくらお金を積まれたところで取り戻せるものじゃない。原因がはっきりしない限り対処しないという行政のやり方(例えばそれは薬害や食品衛生に関しても同じだけど)には、本当にやり切れない思いがします。 っていうか、圧縮すれば熱が発生して、そこから有害物質が発生するって言う可能性はけっこう普通に考えられるような気がするのは私だけ??
ありがたいことに空気も水も、わりときれいなところで生まれ育って、だから都会の空気は恐怖です。ダイオキシン大国と言われる日本で、いったいどうやって自分の身を守れって言うんだろう。暮らす土地を選ばなければ生きていけない人もたくさんいる。 塩化ビニール製品は買わない、石油製品も出来るだけ選ばない、塩素系の漂白剤も使わない。私一人の努力が何なんだろうって思ったりもするくらい巷には土に還らない物が溢れているけど、諦めたりしない。杉並区では区長が対応策をとろうとするのを役所の職員が区のイメージが悪くなるからやめて欲しいと言うんだそうです。しっかり対処して、これから人にも環境にも優しい行政をしていくことをアピールしたほうが絶対にイメージだってよくなるって私は思うんだけどな。
ちっちゃな何かを守ろうとして躍起になる人がいるんだったら、もっと大きなものを守るために力を持てたらいいな、と思う。下からの小さな小さな声がいつか大きな力になりますように。
2002年06月27日(木)
|
|
|