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■ 無題
…本当にこのままだったんだ。
サイトごと、漂って、きっともう、なにもないだろうって思ってた。
消すことはできそうになかったけれど、
ただ消えるなら、それもいいかもしれない、なんて。
このあいだ、本当に久しぶりに、りょうかさんと話して。
仕事関係以外で友人と話したのなんか何ヶ月ぶりだか。
そのとき、まだここが残っているよと言われて。
もう一度、せめてもう一度くらいは見てみようと思った。
で、長いことオフラインだった回線をやっとつないで。
この場所へ。
残されたことばについては、触れません。
ことばにならない。
遠かった感情がよみがえりかけたけれども。
「ありがとう」とさえ、いまの私には言う権利がないような気がする。
私は、過去の自分を否定はしない。
忘れ去ることなんてできないし、そのつもりもない。
ひたすらまっすぐに歪んでいただろう頃を。
けれども。
自分の底をひっかきまわすような作業は、昼間の自分とあまりに違って
一緒には抱いていけそうになかった。
だからといって、生まれ変わったわけでもなく、
ちょっとしたことで動きすぎるしっぽを切り離そうとしてみた。
しっぽなんて、はじめから持たなくても生きてゆける。
だから、痛くなんてない。
そう思って。
半分は成功した。
おおむね、凪いでいる。
まぼろしのしっぽが
ときどきひっそりと、こうして本体に逆らおうとする以外は。
それでもやっぱり、去年とも一昨年とも違う揺れ方をする。
時間が流れるというのは、こういうことなのかもしれない。
2003年09月21日(日)
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