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■ 伝えたい人はしばらく見ることはないと思いつつ
本当はずっとなんだか泣きたかった。 でも泣く理由がないし、塞ぐ理由もないから、 泣くことも出来ないのでした。 今の訳の分からなさは、 もう誰にも話せなくなっていました。 1年前まで話せた部分が、話せなくなって。 もちろん誰のせいでもなくて。 友人たちはあたたかかったし、優しかったし。 遊びに行って楽しかった。 ただ、私の側に、問題ができてしまったのだと思う。
最後のお別れ(でもないのか…)を言うために、 顔を見るのが少し怖かった。 どうせ顔を見て話しても、ちゃんと寂しいとか言えないくらいなら、 いつものように明るく軽口をたたくだけで、 自分が自分でない明るさで接するくらいなら、 会うほうが辛いと思った。 これまでどれだけ支えられてきたか、再認識する前に、 今だってほとんど連絡をとらないでいたように、そのままの遠さで引っ越していくほうがいいと思った。
中途半端に「またすぐ会えるよね」とか「ずっと友達でいようね」とか 簡単に言ってしまえる私ではなかった。 そんな風に言えるほど、薄い付き合いをしていたとは思わない。 でも、なにをしても絶対に会いたいと言えるほど、 私は素直になれず、気持ちの強い状態でもなかった。
私は、距離や時間を越えられる付き合いをしたことがありません。 近かったから、仲が良かった。 学校が一緒だったから、仲が良かった。 でも長いあいだ会わなければ、ぎこちなくなる。 私がもっとぼろぼろで、いろんなものを見失っていくとき、 全部分かっている人がいたら、虚勢さえ張れなくなる。 誰にも言わないことでだけ、虚勢が、本当の私の明るさになる。 そうやって、しばらくずっと通してきたし、 弱みを見せたくなければ、これからもそうする。
相手が未来に向かって前向きに必死に頑張ろうとしているとき。 後ろ向きな人間が、そばで泣いていたくはなかった。 自分が頑張れない気持ちでいるときに、 頑張ってと笑顔で言うほど、白々しいものはない気がした。 でも、そんな白々しいメールを書いてしまった。 メールですら、感じていることを書き出したら止められなくなるから。 そんな風にしか書けなかった。
さようならメールを書いたのち、返されたメールを読んで、久々に泣きました。 悔しいとか腹が立つとか。 全部、どうしようもなく、自分に対して。 鈍くなって、図太くなるしか、切り抜けられる方法がないと思ってた。 たぶん実際そうせざるをえないと思うし、 だからしばらくは泣くのを封じるけれど、 よくわからないけれど、こんなに涙が出てくるんだ、と思った。 地団太踏んで、子供みたいにわーわー泣きたかった。 でも、もうしてはいけないと思ったから、 他人行儀になるしかなかったのだと思う。 本当はどうでもよくない相手だったからこそ、 いなくても大丈夫なはずだと自分に言い聞かせたのだと思う。
意味が通じなくてごめんなさい。 いつ私が落ち着くかわからないけれど、 落ち着いたら、会いに行くと思う。 新幹線に乗れば、すぐだもんね。 そのときはプー太郎になっているかもしれないけれど、 酒でも飲みましょう。
2002年03月27日(水)
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