ヒトリゴト partIII
 Moritty



苦しい・・・でも嬉しいこともあった

2004年08月25日(水)



今週に入って酷い胃痛に悩まされている。頭痛がなくなってきたと思ったら胃痛…。辛い。ニューヨークで買ったZantac(H2ブロッカーと呼ばれる胃酸分泌の抑制作用をもつ胃薬で、胃十二指腸潰瘍や胃炎に効果があるそう。軽い胃潰瘍なんて治ってしまうんだって)を飲んだら少し良くなった。こんな日に限ってビジネスランチだから、また胃が痛くなるかも。

ところで、今日の日経新聞の社説に『排出権取引の制度整備を急げ』というコラムがあったが、やっとここまで盛り上がってくれたか、と感無量だ。数ヶ月前に某金融専門誌に論文を公表したのだが、その中で「日本が非常に厳しい排出削減目標を達成するためには市場メカニズムを活用するしかないのだよ」、と訴えた。そして、それと全く同じ内容の社説が日経に掲載されたのだ。一方で、当局サイドではいまだコンセンサスは得られていないようだ(環境省と経済産業省の意見の不一致)。世論に訴えて動かすことはできても、こればかりはどうしてよいものか全くわからない。

【写真:湘南ねぶた】



送り盆

2004年08月16日(月)



今日がお盆の最後なのだけど、昨日の晩、送り火を炊いて先祖様を送り出した。門のところで、麻がらに火をつけた。気のせいか、先祖たちで賑やかだった家が、気配がなくなってひんやりとしたように思った。一人で家にいるととても心細いけれど、みんなもいるし一人じゃないと思うと(ある意味ちょっと怖いけど)とても安心する。まあ、たまには遊びに来てください。

【写真:遊行寺(清浄光寺)いろは坂】



当たり!

2004年08月12日(木)



今日、良いことがあった。ガリガリ君のコーラ味が結構好きではまっているのだけど、「一本当たり」棒が出た。こんなに喜んでいる自分がちょっと寂しいけど、やっぱり嬉しいものは嬉しい。





2004年08月09日(月)



今日の空を見ていて、きのこ雲みたいだと思った。今日は長崎に原爆が落とされてから59年目の日だ。

生まれながらにして聴覚障害を持つ山崎栄子さんは、長崎での被爆体験を体いっぱいの手話で、声なき声で語る*。そのとき、山崎さんは被爆地から6キロの疎開地にいた。「突然目の前が明るくなり、オレンジ色の光を放って広がるものが見え、直後に物凄い勢いで床にたたきつけられました。耳の聞こえない私には、恐怖よりも驚きのほうが大きかったです。それから、数時間して、病気で寝ている姉のいる長崎市内の家に向かうため、被爆地方面に向かいました。両親と三人で歩いているとその道すがら、顔や首の皮がはがれ、足をガクガク震わせながらたたずんでいる人がいて、水が飲みたかったのでしょうが、焼け爛れた腕は伸ばすことができません。何かしてあげたいけれど、体が動かない。体が大きくふくらんで、内臓が飛び出ている死体を、まるで現実ではないような気持ちでまたいで進みました。音が聞こえない私には、うめき声や、イタイイタイといっている人の声は聞くことができません。私には、何が起こったのか分かりませんでした。そして、さらに市内に近づいていくと、突然建物も全てない綺麗な赤い平地にでました。全ては爆風で吹き飛ばされていたのです。」
「その時は大量の爆撃かなにかが起きたのだろうと思っていたのですが、その一年後、それがたくさんの爆撃でもなんでもなく、たった一発の爆弾によって起きたことを知り、新たな怒りがこみ上げてきました。」

人間は、本当の苦しみを経験しないと苦しみというものがわからないのだろうか。それを経験すれば、普通は二度と繰り返したくないと思うのだろうけれど、また、苦しみを知らず憎しみだけを知っている誰かが、苦しみを引き起こすようなことをするのかもしれない。それでも、どうか、このまま平和が続きますように、と山崎さんの渾身のメッセージを聞きながら思った。

*8月9日(月)21:00〜21:49 NHK総合「体いっぱいで原爆を語りつぐ」長崎・ろうあ被爆者の記憶



Moon over a ruined castle

2004年08月01日(日)



今日から8月。もう8月かと思う反面、今年は暑いせいかまだ8月なんだとちょっとうんざりする。暑いからなのかよくわからないけれど、ここのところ頭痛が続いている。ズキズキ痛む偏頭痛じゃなくて、頭の後ろの方が重たい感じ。ぎゅうっと頭を抑えつけられているような感覚だ。薬を飲めば楽になるので、今のところ特に困っていないけれどあまり続くようなら医者に行ってみよう。

今日はとてもきれいな月が出ていたので写真を撮ってみたのだけど、いまいちだったかな。月は難しい。

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