スナックおのれ
毛。



 疾走。

いくつになっても人は弱くって、経験値で補っても、本質は変わらず、乾いた感情で流すことになれている。
気持ちは言葉を運んできて、感情で文字はにじみながら匂いを発する。
それでも、言葉は湧出されっぱなしで流れる場所に迷って支流をつくり、蛇行しながら感情という感情の隙間をぬって流れていく。
内包された、言葉の源泉。
伝えきれない思い、気持ち、心。
今日、私は相手に伝えきれたのか。
このまま伝えられないままなんだろうか。
伝えきったところで、なんだというのか。
言葉は溢れ続ける。心も膨張を続ける。
疾走を続ける感情に乗りながら、目では追いきれない景色をみている。





2019年12月23日(月)
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