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■ 母と娘。
床上げが過ぎ、家へと帰る前日の晩、薄暗い茶の間で母が「私は孫はいいの。あなたが心配」という。隣の和室とをしきる襖の少し開いたところから、熟睡した私の娘の手が少し動くのが見える。 私は、私の娘の心配をし、母は、母の娘である私の心配をする。そうして母と娘の関係は深まっていく、つながっていくのだと思うと、ほっとしたような気持ちになった。でも、その一方で、寂しいような気持ちがわき上がる。それがいつか来る「死」にまわりまわってつながることもわかっている。
2011年04月24日(日)
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