スナックおのれ
毛。



 ガリガリ30

 昨日、宅の主人が買って来たスターウォーズエピソード1の特典DVDをだらだらと見ていたら、友人からメールが入りました。開けてみると、「誕生日おめでとう」。あら、忘れてた。忘れてアナキン・スカイウォーカー見ちゃってたよ、私。しかも、まわりには、うろうろうろうろと宅の動物たち。
 年々、年齢のありがたみがなくなり、むしろ物足りなさを感じるばかり。レベルがひとつあがったのだから、背中から鋭利な突起物が生えてくるとか、そういう変化があればいいのに。ともあれ、昔、思っていた30とはかけはなれすぎていて困惑します。
 自分の年齢だけで、堆積された時間の量をはかるのは難しい。でも、もう20代という言い訳が使えなくなったと思うと残念でなりません。
 あー。ガリガリ君のチョコうまいや。

2007年06月29日(金)



 きれいめOLスタイル

 「きれいめOLスタイル」が、好きな人とつきあったことがあります。身につけるものに統一感がないと言われる私ですが、「きれいめOLスタイル」だけはありません。Tシャツや古着はきますが、七分袖に開襟、小さなダイヤモンドネックレスというような「きれいめOLスタイル」だけは着ないのです。大変、こまりました。
 ある日、誕生日にブレスを買ってあげようと言われ、いきようようとでかけました。私は、アクセの類いもごてごてしているものの方が好きです。色も鮮やかな方が好きです。だのに、あたえられたのは「きれいめOLスタイル」なブレスでした。細身のチェーンに小さな四葉のクローバー。完全なる「きれいめOLスタイル」です。
 身につけました。身につけましたが、私が着るのはあいかわらず、Tシャツです。変だべ、と思いました。どだい、がさつな私なんかには「きれいめOLスタイル」は無理なのです。性格とファッションは一致しているはずなのです。そいつが私にもとめているものが、私とはかけはなれすぎている。ブタにシャム猫を求めてもだめなんです。大福にウェディングケーキの役割ははたせないのです。
 そして、やっぱりその人とは、長くは続きませんでした。でも、仕方ねえ。だって、「きれいめOLスタイル」だもん。

2007年06月27日(水)



 銀行強盗、とはいえ、平和。

 先日、いつものようにバスに乗ったときのこと。その日の運転手さんはめずらしく大変感じの良い方で、なおかつよくお話しされる方でした。私が乗り込んだ直後くらい、ちょうど通路をはさんで私の横。最前列に社会人1年目とおぼしき若者が乗り込み、運転手さんと話をはじめました。
どうやらふたりは、昔なじみの様子。運転手さんは「君が社会人ねえ」と感心しきり。1年目は、「まだまだですが、がんばります」と謙虚な態度。東京のど真ん中で、まさかこんな「この町全部が隣近所です」的な会話がきけるとは。
 すると、ちょうど歌舞伎座のあたりにさしかかったとき、運転手さんが「今、ここで宝石強盗が籠城してるんだって」と、左手を指さします。たしかにそこには、たくさんのパトカーと黄色のバリケード。どうやら話は本当っぽい。大事態じゃない!!もちろん、私は目がくぎづけです。だけれど1年目、「あ、そうなんですか」、運転手「さっき休憩所で聞いたんだよ」。
 そとは、なんだか大変だっていうのに。東京は治安が悪いって言うのに。このふたりのこの会話は平和そのもの。なんやかんやで、東京はものすごい平和なんだな、まだまだ大丈夫かも。銀行強盗さんも、こんなふたりのうちのひとりになれたらよかったのにね。


2007年06月17日(日)



 「よろしくおねがいします」

 最近、バスで帰ってます。今日は、一番前、右の席。ちょっと階段状になっていて、お年寄りにはやさしくない、いわば若者向けの席。バスはいいです。時間がのんびりしていて良い。職場から近いのが私の家の利点だけれども、10分または2分間隔で乗換えがあるのが腹ただしい。音楽もいいところで終わっちゃうし、本なんて、10分感覚の場合は3P、2分の場合は1Pも進みません。ところがバスだと、本を読むことも可能になります。すてきなひとりの時間の到来です。
 さて今日も本を読んでいたら、いきなり「よろしくおねがいします!」とかなり張り上げた声が聞こえて、びっくり。顔を上げて見ると、乗り込んできたおばあさんが運転手に真剣な表情で言っている様子。運転手もびっくりです。その声は、小学校や中学校の国語または美術の先生にいがちな、はりきりウーマンリブ。むしろ、そこまで声を張るのであれば、「出発進行!」ならびに「発車オーライ」等と言って欲しい。
 おばあさん、一体どこで降りたのやら・・・。

2007年06月13日(水)



 コクホを取り返したい。

 やっと離職票がでたので、国保の手続きに行ってきました。もちろん、軽い気持ちで行ってきました。だって、健康保険は安くつみたてて、いざ病院に行くときに保障してもらえる、そんなもの。むしろ保健なし診療に比べれば、小さい投資で大きな見返り。前に国保に入っていたときは、月4千円だったし、さっさと手続き終わらせて安泰に過ごしたい、そんな風に思ってました。
 ところがどっこい、保険証をもらう算段になって、ふと「月の請求額はいくらになりますか?」と気軽にきいたところ、不思議な票がでてきました。
ずらりとならんだ数字。最初、月2200円かと思いましたが、今一度、よく見てみると月22000円。「22000っすか?」と聞くと、先ほど、年金の免除などをやさしく教えてくれていた青年が、笑いながら「2万2千円っすね」と言いました。「あ〜」っと苦渋の表情を浮かべると、もう一度、青年「二万二千円っすね」。
 どうやら前年の「世帯」年収で計算されたもんだから、高くなった様子。前のときは、一人暮らしだったし、初任給でしたから・・・。免除申請をだそうにも、その場合、世帯月収が7万円とかおかしなことにならないと無理です。そのくせ、保険料は只今のわが家の月収の1/10と来てる・・・。
 小さく投資して大きな見返り、と思っていたのに。これじゃあ、ものすごい大病にかからないと元がさっぱりとれません。離職票が遅れて出たおかげで、江東区の市民ドッグの受付も終了しているようだし。
 これじゃあ、自分の健康体を考え見ても、保健なし診療の方がよっぽど安くつく可能性が出てきています。たけーよ、コクホ!


2007年06月04日(月)
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