スナックおのれ
毛。



 パンツの穴、よろしく、靴の穴。

長いこと、付き合ったせいか、よくよく見たことがありませんでした。
今日、別に何ともなしに靴底を見ていたら、
既に存在していた靴の穴。
どうりで、雨の日に靴の中が道路と変わらないと思った。
左足だけで、ずっとぐずぐずぐずぐずしているんだから、
不思議に思ってた。
どうりで。

でも、いつぐらいに空いたんでしょう。
いつぐらいにほころんじゃったんでしょう。
そんな小さな珍事を見逃したのが、惜しい。

就職活動して、丸1年働いて、空いた穴。
ごめんなさいね。見逃してた。
娘が、いつの間にか成長していた気分です。
ああ、もう、母さんと同じ身長ね、みたいな感じです。

ちょっとした勲章かな、と思って、思って、
よく考えたら。

あの汚いトイレも入ってたんだったんだと気づいて、

ヘコんだ。

2002年02月25日(月)



 怠け者の自分。

天才の存在を信じます。
天才の想像力と瞬発力を尊敬します。
けれど、それは天才だからできることで、
並の人間が真似できることではありません。
それでも、並の人間は努力をします。
ある場所に、天才と努力家が立っていたとして、
そこで、天才に必ず負ける瞬間がわかっていても努力します。
そこには、勝ち負けではなく、
本人の内面的な問題が関わっているのでしょう。

でも、やっぱり、
負けるのがわかってた勝負ほどくやしいことはありません。
天才と努力家の違いをまざまざと見せつけられた瞬間です。
どんなに努力しても報われない事実こそ、
努力家の自尊心をもっとも傷つけるのかもしれない。
けれど、
そんな勝負ですら努力をしようとする努力家の意地も、
天才と呼ぶに相応しいと思っています。


2002年02月19日(火)



 とりあえず、ビールな日本人。

 とりあえず、ビール?
 とりあえず、枝豆?

 とりあえず、とりあえずって、それで逃しているのではないですか?
 とりあえず、コイズミとか、とりあえず、ユキのマーク、とか。

 知ろうとしなかったのは、あなたと私で。
 知っていたのは、発信者たちで。

 利用されていたんですよ。 
 私たちが、とりあえずだってのを知っていたんですよ。

 あーあ、泣きごといったってはじまんないよ。
 あーあ、今更、書き立てたって駄目だよ。

 もうそろそろ、とりあえずから卒業しません?

                  そうしません?

2002年02月18日(月)
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