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どうやら、殆ど梅雨らしいこともなく 梅雨が明けてしまったようだ。 このままでは、水不足になるという。 「梅雨明けたっていうと、翌日から雨なのよ」 MILETはニュースを見ながら呟いた。 たしかに、これから台風のシーズンである。 水不足だと声高に叫んでいると、 まるで天から「これでもか」と言うほどに、 豪雨が降り注ぐものだという。 まぁ、それが真実かどうかは分からないが、 確かにこのままでは、干上がってしまいそうだ。 拙宅の近辺も乾ききっている。 だが、夕方になると海からしめった風が 吹き込んでくる。 その風は潮の匂いだ。 けっして、雨の降る前兆の「水の匂い」がする 風ではない。 雨が降らなければ、俺様の薔薇も しなびてしまうのではないだろうか。 それが、気がかりだ。
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