ひとりごと〜リターンズ〜
不知火
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2001年01月23日(火) ■ |
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<連載> 決戦!中国語応用!!(その3) 〜補講編〜 |
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朝7時30分。 アラームが3方向から鳴る、鳴る、鳴る。 大学の近くに住んでいるにしては必要無いほどの早起きである。 とりあえず起きて朝食をとったらボーっとする。
嗚呼、このアイドリングタイムのために生きているんだね。
やはり寝惚けてるときの思考は意味不明だ。 ともかくちょっと早めに起きた割りに結局ぎりぎりに大学へ向かう。
今日は満田先生の開いてくれる中国語の補講がある。
自転車で大学へ向かう途中、鎌倉君と千里さんを発見。 彼らも補講に出席するらしい。 同様に田守君と話している満田先生を発見。
「おはようございます。 今日なんか、大学に来る人って先生の補講に出る人ぐらんじゃないんですか?」
などと、軽口を聞けるこの先生は実に人気がある。 決して美人ではないし、時々年齢に似合わないファッションで驚かせてくれるが、 授業全体から伝わってくる熱意、学生に対する優しさ、 そこはかとなく醸し出している妙な愛嬌などが原因だろうか?
今度の補講も決して先生が休講したための穴埋めではない。 出席が足りない学生、出席はしているけど自信がない学生を対象にしている。 かといって、それに出れば単位をもらえると言うわけでもない。
「これやったら試験で7〜8割はとれるようになるよ。」
といいつつプリントを配る。 因みに朝から夕方までかかるぐらいの分量はある。
実はこの先生から中国語を習うのは3回目で、補講にも毎回出ている。 そして補講では確かに出席点による水増しではなく、実力を伸ばしてくれるのだ。
というわけで、私はこの先生を、 うちの大学において数少ない 学生の味方 と認識している。
それはさておき。
今日は今日とて昨日の試験と同じくいつものメンバーが近くに集まる。 この妙にアットホームな雰囲気を作り出しているのは、 先に説明した先生のお陰でもあるのかもしれないが、そこはもう一人、 昨日も少しふれた千里さん(くどいようだが仮名)の力も作用しているのだ。
補講の話はおいといて今日はこの千里さんについて語りたい。
真に不思議な娘である。 ・いつも着ているのはGパンとトレーナー。 ・鞄には何種類かの新聞が見え隠れしている。 ・教室で見知らぬ学生にいきなり平気で話し掛ける。 (私と大東君に影で「大将」と呼ばれている、 ごつい応援団元副団長に対してもそれは変わらなかった。 ・大将の方もちとひるんでいたのを私は見逃さなかった。) ・どうやら1年のとき私と同じ中国語入門の教室に居た。(確認済み) ・その時すごく勉強してて先生にも注目されてたのに、 なぜか今同じ再履の教室にいる。(どうやら留学してたらしい) ・いきなり中日、日中辞書をそれぞれ買ってきて机の上に置き、 「見て見て〜昨日奮発して買ってもーてん。 調べたいことあったらどんどん使ってな〜」 ・私の後ろの席で隣の人と話してるのが聞こえてきた時の事。 「それも全部中国語のノート?」 「ん〜ん〜。これは新聞の切抜きとか〜」 とのこと。 ・今日補講中にいきなり、 「うちの猫の写真見て〜」 写真を見せられた。 「むっちゃ可愛いやろ〜」 (これに良く似た状況はどこぞで経験しことがなくはないが・・・ それはもっと仲良くなってからだっけ。うらん・・・。:謎) 「まさか補講受けに来て猫の写真見せられるとは思わんかったわ」 「よかったやん、えーもん見られて〜」
細かく書くと冗長になってしまうので箇条書きで失礼いたしました。 どうです・・・面白いでしょう。
いやぁ〜、大学生活こういう人らと友達になっとかんといけませんな。 きっと私なんざ授業中は普通の人に見えるんでしょうて。
とまぁ、こんな面白い人らがたくさん(?)いる中国語応用。 こういう形で彼らに会うのも次の試験が最後なんだなぁと思うと、 ちょっと残念だったりもします。
★次回予告★ ついに私の4年間にわたる中国語との戦いに終止符が打たれる。 今度も対策は万全か?答案に書く作文は完成したか? スヌーピーはいったいどんな姿で現れるのか? そして、同日に行われる経済史の試験は・・・
次回(1月31日放送予定) <連載> 決戦!中国語応用!!(その4) 君は刻(とき)の涙を見る。
*当日は特別番組「21世紀の経済史(乙)〜職人論〜」の放送で 予定が変更になる可能性がございます。ご了承ください。
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