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■ ダンスパーティでの妄想
バレンタインデーでしたね。なんか、スーパーマーケットに行ってもラブラブな(←ところでこの言葉はまだ死語じゃないでしょうか?)雰囲気が醸し出されていて、こんな田舎町ですらそうなのだから、マンハッタンはさぞかし、すごいことになっているんだろうな、などと想像してしまいます。もう住んでいた頃の記憶も薄れてきているくらい山暮らしにそまってしまいました。
アメリカにきて思ったのですが、カップル数は日本の方が多いんじゃないかと思う。あと、恋人(彼氏)の前だとはずかしそうにしてる女の子が多い。いつもは、あんなに勝ち気な若者なのに・・・。私の錯覚でしょうか?
ま、それはともあれ、バレンタインということもあって、その週の土曜日は、ジャズバンドが呼ばれるイベントがありました。大々的に宣伝しているわけじゃないし、そんな小さなイベントは無数にあるので、めちゃくちゃ多くの人が来てる訳じゃありませんでしたが、とてもみんな幸せそうでした。(ドレスの女の子がそれはもう綺麗なことも喜ばしい)
まるで映画のようですね。
「お父さんはね、寒い雪の夜に、私のアパートのドアをたたくから何かと思えば、急に『ダンスに行きませんか?』なんてあの生真面目な顔でいうのよ。笑っちゃうわね。思えば、それからかしら。お父さんのことを意識したのは。でも、当日に、それもいきなりダンスだなんて・・・。せっかちなところはあなたそっくりね」
とか。そんな台詞を、何十年後にあの女の子は自分の息子がいざ、高校のプロムに行く前に、息子の背中をたたきながらしながらしゃべってたりして・・・。妄想はふくらみます。
90歳近いおじいさんも参加していました。奥さんらしきおばあさんとダンスを終えた後に、他の女の子が「是非私と」と、手を引いていったのが印象的です。
「なんですか。うちの孫よりも若い女の子にちょっと優しくされたからって、ニコニコしちゃって!・・・でも、良かったわ。私の夫がまだまだ人気者でいてくれて。じゃなかったら、50年前に私の両親の反対を押し切ってこんな山奥まで嫁いできたかいがありませんものね」
ダンスは夜9時から12時まで。人気の全くない週末のキャンパスの一角で行われました。自分の彼女にコートを着せて上げながら、思い出は一つ増えます。こういうイベントがアメリカのカップルには多いんじゃないかとも観察されますね。
「ほ、本当はあなたなんか誘ってくれなくたって、一杯私にはボーイフレンドいるんだからね」
って、目鼻立ちのはっきりした背の高いヨーロッパ風の女の子が、英語で言ってたらおもしろいなー、と思った。(英語でなんて言うんだろう?)私は変態だろうか・・・。
2008年02月18日(月)
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