恋のさじかげん
れのん



 足りない。

猛烈に、何かが足りないことだけは明白だった。
「猛烈に,何かが足りない。」その言葉が私を絡め取る。
一日中、その声は、責めつづけた。
だからといって、いまさら、この関係を解消できる?
いまさら、後戻りなんて出来るはずも無かった。
非人道的過ぎる、、、、、、。
「未来」との付き合いが始まった。
だけど、私の心は満たされない。
多分、「過去」の日記を読んだせいだ。
「過去」をあんな風に女の子と付き合えてしまえる人間にしたのは、
自分のせいだと思った。
私は、酷い。
私は、醜悪だ。
だけど、私は自分のプライベートが欲しかった。
携帯のメールも、PCメールも、着信履歴も、発信機も、、、、
私を全て丸裸にして、全てをしりたがった彼が、
単純に嫌だった。単純に重かった。
やましいからだけでは無かった。
付き合い始めに、同じことをされて怒ったこと、
「過去」は忘れている。。。。
ともかく、私は「未来」と付き合いはじめた。
「未来」は若い。
だから、余計、、、、不安になる。
ごみ箱に棄てるような恋愛なら、私はしたくない。
もう、26になったのだし、、、、、、、、、、。

2002年10月12日(土)
初日 最新 目次 MAIL


My追加