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■ セックスの後で。
「未来」と、セックスした。 あんなに感激されたのは、初めてだった。 自分に、そんな価値があるのか、 そう錯覚してしまいそうだった。 「未来」の肌はとても滑らかで、肩幅は広く、 筋肉質、そして、 生命に満ちている、若さだと思った。 私は包まれている、そう感じた。 自分をこんなに小さいと感じたことは無かった。 「未来」は泣き出しそうになる私に、 「ちゃんと愛してるから大丈夫。」そう言って、 数え切れないぐらいのキスの雨を降らせた。
ぎこちないセックスのあとで、 私は心に強く思った。 この人を大切にしよう、 この人と生きてみよう、 そう思った。 幸せになれるのかどうか、わからない。 女26は焦りが見える。 でも、いい。 私は自分を幸せにするためには、 この人が必要なのだと分かった。 踏み込まずに、満たされることは無いのだ。 そして、 傷付かずに、愛することもできない。 傷付いても、許すことができれば、 きっと私は、大丈夫。
2002年10月15日(火)
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