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■ 距離を置く練習
無駄な時間かもしれなかった。 そういう日曜日や祝日が、この3年間には何度もある。 時間は、常に待つためだけに存在し、待ちながら費やしていくものだった。 先週の日曜日もそう。前の日から、彼とは連絡が取れず、 前々から予定を明けていたのに、予定を明けたことを彼は知っていたのに、 なんの音沙汰もなく、それでも一日中携帯電話を握りしめて待った。 お風呂に入るときも、トイレに入るときも、バカみたいに、必携。 着信音もならない、メールも来ない。それでも何度も携帯を見る。 夜の8時を過ぎてようやく、ため息が漏れた。 何度も漏らしたため息に、一日の終わりを感じて、 自分のため息の重さに、気づいたのが夜の8時だったってことかな。 連絡は無かった。ネットに繋いでも、彼はいなかった。 そして、月曜日、 私は彼から来た「仕事の終わり」を告げるメールに返信していない。 彼がともかくも、生きていることだけははっきりして、 彼がともかくも、連絡をくれなかったことに失望して、 返信出来なかった。 メールを打つのが嫌なのではない。メールを送信しても、 返信が来ないことを思うと、怖くて堪らないだけ。。。。 返信の来ないメールほど、虚しいものはない。 連絡の取れない週末ほど、寂しい愛人もない。 少しずつ、距離をおく練習をしてる最中。。。
2001年12月12日(水)
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