恋のさじかげん
れのん



 苦悶の日々

日記を書こうと思うと、手が止まる。
饒舌に語る心と、速度を誇る指先からは、
いくらでも言葉を紡ぎ出せるはずなのに。
言葉を文字にしてしまえば、嘘っぽさが拭えない。
かといって、何も考えていないわけでもなくて。。。
何を求めて恋愛をしてきたのだろうかとか、
結婚のない未来は、孤独でしかないのだろうか、とか、
距離が隔たれば、仕事が忙しくなれば、
恋愛なんて、寂しさなんて、感じなくなるのだろうか、とか、
会えなくても平気な自分になることと、
会えない人を思い続ける自分でいることとは、
どちらが辛いのだろうか、とか、、。
考えることははかばかしく答えのでないことばかりで、
くだらないことばかりとも言える。
毎日答えを出して、毎日納得するのに、
毎日考えてしまって、毎日自問自答しているような日々。
私の選択は正しかったのだろうか?
男運を捨ててでも、仕事運が欲しかった。
その気持ちに偽りはないけれど、
人生に潤いを持たせるものが一体何なのか、
まだ、分からないでいる。

2001年12月08日(土)
初日 最新 目次 MAIL


My追加