恋のさじかげん
れのん



 恋愛ごっこ

あの喧嘩の後、彼とは2度ほど会った。
彼は毎回会いに来てはくれてる。それが彼の誠意ということになるのかな。
前よりも優しくなって、前よりも大切にしてくれてるのは、分かってる。
けど、前よりっていう比較の対象があるのがどうも、、、、。
同じ人なのに、こんなに違うのって不自然だし、信じがたい。。。

不倫をしながら、時々「恋愛ごっこ」をしてるように感じる。
そんな「ごっこ遊び」をしていられるほど、人生に余裕ないのに。
焦るような、急かされるような事が有るわけでもないけど、
女25は、揺れる年頃だと思う。
「誰かにとって一番大切な人になりたい」って思ってきた私は、
「許されるので有れば、ずっと恋人でいて欲しい人」に成り下がってる。
「恋愛のゴールは結婚ではない」とは、ずっと思っていたけど、
それと同時に分かったのは、
「恋愛は、積み重ねであって、結婚がゴールでない以上、
その積み重ねは、永遠に継続される」ということ。
私はいつまで積み重ねれば、飽きるのか?
癒されるのか?納得がいくのか?満足できるのか?
、、、、幸せになれるのか?
「一人でだって、幸せはつかめるような人間にならないと、
結局は誰かの人生に依存するような主体性のない人間になっちゃう。」
不倫は、女にとってリスクの大きな「恋愛」。
だからこそ、女は上等の女でなければいけない。
上等の女にならなければいけない。
「ごっこ」であっても、ついつい真剣になってる。ムキになってる。
現実に、何かが残ることも、何かを残すことも、無理なのに、
何かを望むことも、何かを成し遂げることも、難しいのに、
やっぱり、その「ごっこ」の魅力は尽きないようで、、。



2001年08月12日(日)
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