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■ 裏切りの記憶と戦い続ける。
涙をぼたぼたこぼして、泣いた。 どうしてこうなってしまうのだろうと思う。 辛い記憶がよみがえっても、その思い出に私は埋め尽くされて、 ただ、泣くことしか出来なくなってしまう。 彼になんて、慰められるわけないと思うし、彼に言っても分からないと思う。 そうやってどんどん自分の殻にこもって、 躰を堅くして、周りからの一切の音を遮断して、 悲しみに打ちひしがれているしかない。。。 今日、悲しみがやってきたキーワードは、「花火」だった。
二年前の夏、それは私と彼がつきあい始めてから半年ぐらいだっただろうか。 そのころから亀裂が生まれていたのか、慣れが悪い方向へ出始めた頃だったのか。 彼と私の共通の友達(二人は当時恋人同士だった)を招いて、 彼の自宅で、彼の家族(妻と男児)とで、 花火を見ながら焼き肉をしたとか、、。 そのことを知ったのは、次の日の夜で、友達が何気なしに教えてくれた。 もちろん、友達は、私と彼が不倫していることなど知らなかった。(今も) 彼は、私が知っていることを知っても、何も言ってくれなかった。 家族で友達を交えて食事をするのは当たり前のこと。 でも、その事実を黙っていた彼にも、その後の対応にも、失望してしまって、 私は彼に対して、誠実であることをすこしずつ歪んだものとして 捕らえ始めていた。 それからも私は、彼に裏切られ続ける。 私は彼を裏切らなかった。つき合っている期間においては。 一度中断した(今となっては中断となってしまうのだけれど)時、 私は3人の人に告白されたし、そのうちの一人とは幼い恋をした。 彼は外国人だったから、今は会うことも出来ないのだけれど。。。
彼とつき合うと言うことは、そういった過去の痛みを引きずること。 忘れようにも、忘れられない、それぐらいの深手。 その痛みに耐えながら、その痛みを恐れながら、 私は彼と、これから、つき合っていけるのだろうか。。。。 傷つけられることになれる事なんてない。 そして、裏切りは死に値するぐらい、重要な問題。。。。
2001年07月24日(火)
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