恋のさじかげん
れのん



 何を喜べばいい?

会いにきてくれること?
抱かれること?
一つづつ新しい瞬間を重ねていくこと?
思い出を作ること?
出会えたこと?
愛されていること?
大切に扱われるということ?

時々、自分が何を求めているのか分からなくなる。
愛されていたとしても、今は大切に思われているとしても、
結局の所、私は一人になる選択肢を選ぶしかない。
彼の苦悩ぶりを見れば、何も言えなくなる。
もし、私が彼を好きではなく、単なる遊びで会っているのだとしたら、
彼の家庭を壊す事なんて、ゲーム感覚になったかもしれない。
「棄てられるぐらいなら、棄ててやるし、
これまでの時間を、貴方の崩壊で片を付けてあげる。」
とも、言えたのかもしれない。
不倫をしていて責められるのは、いつも独身の女のような気がする。
どうして、結婚しているのに、他の女に好意を持った男は責められないのだろう。
私は罪の意識について考える。
そして、罰についても。
神様は、私をいつか罰するだろうし、今、その罰の最中かもしれない。
関係は作り上げるものだとしても、
夫婦間に割って入った私を、不貞と見なされても仕方ない。
罪も認めるし、罰も受ける。
けど、そこまで腹をくくってでも、しなければいけないモチベーションって何?
恋は盲目で、そして恋は、限りなく不可解な代物。。。

2001年07月23日(月)
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