恋のさじかげん
れのん



 大晦日と元旦

不倫の恋愛において、日曜日だとか、クリスマス、年末年始、お盆は、
あえなくて当たり前の日。
我慢するのは毒だから、考えないように一日をやり過ごすという技を覚えてから、
あたしはずいぶんと、自分を救うことができていたように思う。
けど、この大晦日と、元旦は違っていた。
彼に、会えた。
彼の妻と、子供は、妻の親元に行ってしまったのだろうと思った。
前も、そうだったから。
彼にとっては、どんなお祭りも、どんなイベントも意味がない。
彼自身に関わってくることでなければ、
彼はその存在意義を見いだそうとしないから。
昨日の大晦日、いつものようにデートした。
いつものホテルに、当たり前のように入り、抱き合う。
そして、そのまま熟睡したり、映画を見たり、おしゃべりしたり。。。
今日の元旦、彼と岡山の温泉宿に出かける。
旅館の予約も、旅行のお誘いも彼から。
うれしくてたまらない。
いずれ無くしてしまう恋だとしても、
今が良ければ良いって思ってるわけじゃないけど、
彼を愛している今、彼と一緒にいられる今を大切にしたいって思う。。。

2001年01月01日(月)
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