エレクトーンという機械的な音が大流行して 両手が追いつけないスピードで魔王も通り過ぎたりして ピアノを弾かない指を育てることに一生懸命だったりして それが、 白んでゆく渦をつくりだせると知らなかったから
これだけお金があれば あれを買えるのに あれを買えるのに
そうしてお金があって ここにはそれがない コードと格闘して 指をならして それでもここにはない どうしてだろう ほしいのに ほしいのに
いつまで生きられると思ってるんだろう
真っ直ぐに伸びた背中に 4本の命で それは下から (そうだ、それはまさに下から) うなりをあげる
うなり、? 力強くても 力強くならないでよいことを知らなかったから いつか、嗅ぎ分けたいと思っていた
リズム
リズム、
(わたしは)
想像だけでいつか 頼りない音楽を創るかもしれない
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