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■ いろいろな想い
向こう側とこちら側、その境目はいつだって曖昧だ。 きっと、ほんの少しの段差で、踏み越えられる。 その決断は、その瞬間、その人にしか解らない。 永遠に、ほかの人と分かち合うことはない。 できることは、こちら側でずっと想い続けることだけ。
ひとは、ひとりひとり透明な膜で覆われているように、触れることはできても、永遠に交わらない。 同じにはなれない。 膜の内側では、自分だけの想いが流れている。 いっそ透明に、すべてが可視化されたら幸せなのだろうか。 そんなはずはないのだけれど。
そばにいても。 触れあっていても。 同じ時間を過ごしていても。 内側は決して見えないし、見せることもできない。 だからせめて、想像するしかない。 それが確かなものか、正解はだれにも解らないけれど。
今はもう、同じ時間を過ごすこともなく。 記憶は薄れていくだろう。 明日も世界はきっと変わらない。 それでも生きていく。
2020年07月18日(土)
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