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■ 辞めません
2年前に揉めに揉め、周囲に散々な傷をつけて異動していった某女性は、 今年から遠隔地に異動になり、そのうち辞めるんじゃないかと思っていたら、いつの間にか「休職中」になっていた。
当時、引っ掻き回され会社を辞める覚悟までしていた後輩さんは、「我儘が通るひとはとことん通るんですね。よく辞めないでいられるもんですね。」と吐き棄てた。 私も昨年から片道2時間弱をかけて通い、超低空飛行の体調でも病院に通う暇さえあまりなく、後輩さんも今年から意に染まぬ営業職にされ全国を飛び回り、心身ともに病んで、それでも仕事は続けている。
正面切って文句を言わなければ、何も気づかれない。 たとえ文句を言っても、当時のように「四の五の言わずに我慢しろ」と言われるだけ。 彼女のように「会社を訴える」とか、クレージーなことを言わなければ。 もしくは、クリニックの診断書でも突きつけるか。 そう、我慢できるひとには限界まで冷たいのが会社だと思う。 少なくとも私の知る会社はそうだ。
心を病む、その境界線はどこだろう。
本人が難病を患い、家族に心を病む人があり、たくさん恋をして、不倫をして、結婚して離婚して、それでも恋をやめず、今も実家を抜け出して恋人のところにいる、どこまでも幸せそうに笑う友人。
それだけつらい身体で、どうして笑えるの。
すごく尊敬する。 尊敬するけど、私はそうはなれない。
私は、何も言えなくなる。 苦しいとも言ってはいけないのだろうと、ひとりごちて黙る。
不幸自慢をしたいわけじゃない。
でもそれならば、黙るしかない。
いろいろと心配してくれてありがとう。
でも会えない。
2009年09月19日(土)
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