unsteady diary
riko



 radio

ラジオから流れてきた言葉に直撃される。


「心のやわらかいところを守るために、
 鍵をかけることは全然かまわない。
 ちっとも悪いことじゃない。
 鍵あけることも、あけないことも、どっちだっていい。
 あけようと思えば、いつかは自分であけることが出来るから。
 いまは鍵かけたままでもいいから、
 生き抜いてほしい。
 
 勇気を出して鍵をあけたひと。
 がんばったね。
 怖かったのにね。」


「鍵のありかは、いつかわかる時が来る。
 最後に俺の大っ嫌いなことばを言います。
 一緒にがんばろう。俺と一緒にがんばってください。」


たぶんこの瞬間、あっちこっちで同じように泣いているひとがいるだろう。


聴こうと思って聴いたわけじゃない。
私はあなたのファンでもない。
たまたま周波数と時間が合っただけで。


でも、ぼろぼろ泣いたよ。
思春期のこどもみたいに、なぜか泣けた。
確かに届いた。
そういうの恥ずかしいとか、おこがましいとか、思うひともいるのだろうけど、
私には、確かに響いた。


がんばってるよ。
ちゃんと毎日がんばってる。
積極的に死にたいわけじゃなく、手首に傷があるわけでもなく、ストレスで身体ぼろぼろっていうわけでもなくて。
でもけっこうギリギリまで張り詰めて。
誰にも伝わらなくても、がんばってるから。
「がんばったね」って自分が自分に言わなくちゃ誰も言ってはくれない。
それがオトナという生き方だろう。


だから。久しぶりに耳にした気がする。


「がんばったね。
 えらかったね。
 がんばろう。
 がんばってください。
 生きるということは恥をさらすっていうこと。
 恥さらしても、生き抜いてください。」



沁みこむ言葉とつながる心とその歌声に。
ありがとう。




ちなみにBUMP OF CHICKENのラジオでした。
はじめて聴いたら最終回とは…。
ぼろぼろと、よく泣いたな。
ちょっとすっきりした。
少し元気が出た気がする。
ああ、言葉って凄い。

2005年12月28日(水)
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