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■ 春の鍋
仲の良い同期と、季節外れの鍋してきました。 一人暮らしの男子の部屋があんなに綺麗だとは。 やっぱりセンスと几帳面さは努力では身につかないと思うこの頃。 新築でけっこう広くて、かなり居心地がよかったし。 ゆず胡椒を入れた鍋は、シンプルだけどなかなかに美味しかった。
甘やかされるのは嫌いじゃない。 酒好きの男子なので、カルーア・パッシモなどの小瓶がディスプレイされていて、色々カクテルをつくってくれる。 久しぶりに会ったのに、私がビールが飲めないこと、フルーツ系のリキュールが好きだってことを覚えていて、買出しのときもオレンジジュースとか自分は飲まないのに買っているあたりが、ちょっと嬉しい。 「カルーアミルク作れるように、牛乳も買っといたから」って、うわーって感じ。(何が?)
さりげなく優しい気遣いのできる人は、素敵です。 ただ、友達として優しいというだけで、たぶんそれ以上だったら優しいだけではいられないわけで。 それでもきっと、穏やかな人はどこまでも穏やかなんだろうかと思いながら、そんなはずはないのかなあ、と信じきれない自分がいる。 まあ、そういう対象じゃないので、関係ないんだけど。
ほろり酔い加減で家に帰ってくれば、母が父のCDプレーヤーを無断でこっそり使っていたのがばれたらしく、血走った眼で怒鳴っていた。 自分のCDが埃のつくように無造作に置かれていて、母のCDが中に残っていたからばれたらしい。 代わりにそのCDを壊してやるとか、わめいていたさ。 私のコートとかかけてあったものが床にぶちまけられていて。 ああ、大切なマークのスプリングコートも、着る前から汚されたよ。
こういう夫婦を見て育てば、恋愛とか結婚とかに希望を持てるわけもなく、男という生き物を信じられないのも無理もないよ、と思ってしまう。 別に、女も、自分自身も、あまり信じてはいませんが。
絶対に怒鳴らない人。 優しい心遣いでほっとできる人。 自分を好きでいてくれる人。
どこの王子様ですか?それ。
ありえないから。
2005年04月10日(日)
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