unsteady diary
riko



 

感じたことがあって、言葉にしようと思っても、全然言葉にならなくて。
ぼやっとしている、漠然とした気持ち。
やっぱり、「書く」ことは大変だと思う。
そうして書かずに閉じこめてきたことがたくさんある。
そうするうちに、霧散してしまって。
忘れた頃にもう一度形をとりはじめる。



“仕事人間”というと、イメージするのは二つある。
ワーカーホリックと云う、本当に仕事が好きで、趣味イコール仕事である人。
そして、仕事が好きなわけではないが、生活の大半が仕事で占められていて、それ以外の自分の過ごし方を持たない人。


就職して以来、私は仕事が好きでもないのにそれをこなすためだけに24時間を使っている。
仕事をしていない時間は、次の仕事をするためのエネルギーを補給すべくひたすら休む。
不器用なので、普通の人が5割の力で出来ることが、全力でかからないといけないのだと思う。
だから、仕事以外に何をしているのかと問われれば。
何もない。
そんな気がしてしまう。


食事買い物その他、1人で楽しむことはある程度覚えたけれど、
ふと1人でいいのだろうか、と考える時がある。
かといって、他人と一緒にいても1人よりもっと寂しいなら、同じことだと思う。


ただ以前と違うのは、埋まらない寂しさを、仕事上の社交的コミュニケーションが上滑りしてゆくこと。


引きこもりがちだった学生時代に比べれば、表面的にはダメ人間ではなくなったのだろう。
毎日規則正しく起床して、夜遅くまで働いて。
自分には到底無理だと思われた電話応対も来店応対も、傍目には卒なくこなしているのだから。


それでも。
何かに飢えていることに変わりはない。
つながろうとしていないのだから、振り返って誰も傍にいなくてもしかたがない。
それはわかっている。
何をしたいのか。
何をすれば気持ちよくなれるのか。
答えはたぶんひとつなのだ。
触れ合いたいと、つながりたいと、強く願い行動に出なければ、叶わないことなのだろう。
でも、それはできない。
できそうにない。


仕事を離れたら、ろくに会話もできない、もとの自分に戻ってしまうのだろうか。
それでも、上滑りした会話をし続けるより、ましなのだろうか。

2005年03月26日(土)
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