unsteady diary
riko



 癒しな3日間

危うく土曜日出勤か?というところだったのだけれど、
なんとか無事3連休に突入した。


金曜日。
どうにか20時前に退社できたので、突然思い立ってマッサージに行く。
以前R嬢と一緒に行ったきりだったのだけど、あまりに首と肩が凝って痛くて回らなくなってきたので、恐る恐る1人で行ってみた。
30分で3150円也。
普段電話を左の肩と首で挟みながら、パソコンを叩いているために、短時間では完全にはほぐれないけれど、少しは軽くなった気もする。
安くはないけれど、真面目に身体が動かなくなってきている気がするので、少しはまめに通おう。


土曜日は新宿へ。
相変わらず新宿伊勢丹は誘惑が多い。
地下にアロマ系のお店が入っているので、いつも素敵な香りが漂っていて、思わずふらふら誘われたくなる。
「癒し」のためだけに万単位の資金投入ができるような身分じゃないが、アロマセラピーアソシエイツのバスオイルとか普通に使える生活をしてみたいものだ。
ダイアナ妃にでもならないと無理だろうけど。
とりあえず、地元にショップのある「生活の木」で地味にアロマオイルを手作りする日々。
それはそれで楽しい。

春服も購入し、気持ちも春めく。
ピンク、ミントグリーンなど、最近の私はパステルづいている。
自分史上最も酷い状況なのに、ある意味開き直ったか。
まあいいや、これも自分のための癒しだから。
最近ようやく黒が自分には似合わない色だということを分かってきたので、
周りの声に耳を傾けて、似合う色を探しているところ。



日曜日は久しぶりに上野へ。
目的のミュシャ展は入場制限するほど混雑していて、ゆっくり自分のペースで鑑賞することはできなかったが、有名な作品がずらり並んでいて、やっぱり綺麗だなあ、と感激しきり。

「花」4部作などの華やかな図柄が特に有名だけど、今回は、空気にそのまま色がついたような曖昧模糊としたパステル画などもあって、それはそれは幻想的で、初めて触れるミュシャの世界だった。
あとは、色彩を抑えた「月」という作品も、息を呑むほど幻想的。
人物画ではなくいたって地味な作品だったけど、「冬景色」っていうのも印象的だった。童話の挿絵にぴったりな、隙間から物語がいくつも見えてきそうな作品。勝手に空想してしばらく見入ってしまった。

香水やタバコなどのポスターも、退廃的なムードが漂っていて時代を切り取っているかのよう。
アクセサリーデザインでも有名なミュシャなのだが、今回出品が少なくて少し残念。
ともあれ、展示数が多くて有名な連作が一挙に見られるので、平日にゆっくりできる人なら、非常におすすめです。




そういえば、ゴスロリな女の子たちが出口付近でたむろっていたのには驚いた。
ゴスロリもひとつの自己表現ではあると思う。
ただ、同じ格好をした人同士が大勢集って騒ぐだけなら、ミュシャ展でなくてもいいのでは?
少しでも周りに眼を向ければ、自分たちが通路を塞いでいることは分かるでしょう。
作品を楽しむために美術館はあるわけで、待ち合わせや友人とおしゃべりするためにあるわけではないと思うのよ。
もともとミュシャが好きだというのならいいけれど、私が見かけたゴスロリな女の子は全然興味がない様子で、ろくに見もせず出口まで行ってしまった。
見る見ないは個人の自由だけど、勿体ないなーと思ってしまうよ。


ここでこっそり云っても仕方がないけど。

2005年03月21日(月)
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