unsteady diary
riko



 過去が生きている

好き嫌いの激しい私ばかりが苛々するのかと自己嫌悪に陥っていたのだが、
温厚そのものの先輩後輩にも、それぞれに不満と苛々は募っているらしい。
堪忍袋という袋があるなら、あと数滴で満タンになりそうな予感。

派遣社員さんの件は、今週様子を見て変化が見られなかったらほかの人を探そうということになった。
支社長から、本人に厳しい状況であることを伝えているはずなのだが、本人は「もっと自己アピールして、実力発揮していいよ」と励まされていると勘違いしているらしく、もう周りは何もコメントできない、というよりその気力もない。
彼女が「気づく」のを待ち疲れ、苛々しすぎて、もうどうでもよくなりつつある。
もう無理だってば。


言葉の通じない人に、なんて云えばいいんだろうね。
こちらの想いが届かない、どんな言葉も響いてくれない、自分だけ楽が出来ればそれでいい、という人には。


とりあえずひとつ収穫があるとすれば、事務3人の結束が強まったこと。
それぞれに自分の出来ることを精一杯やることは勿論、その上で出来る限り周りをみて、声をかけ、率先してより大変な状態の人をサポートする。
これまで自然としてきたことだけど、そういう気持ちを持たない人が入ってきて、改めて思いやることの大切さに気づかされた。
確かに眼が回る忙しさではあるけど、その中で、自分だけじゃなく、皆が少しでも楽になれるように、それぞれが思いやって行動する。
だからこそ、ぎりぎりのところでもなんとか頑張れるのだと思う。


後輩さんと色々話した。
自分が入った当時の辛さと、それを踏まえて、何でも下っ端に押し付ける先輩にはなりたくないと思っていること、それぞれに責任を負って辛い仕事をしているのだから、後輩さんだけがやらなくちゃいけない仕事なんてないわけで、出来そうにないときはちゃんとヘルプを出して欲しい、それをこちらも受け止めるよう努力するよ、と。
ほんとうに真面目な人なので、このぎりぎりの忙しさと精神状態とで、つぶれてしまわないように。
とりとめなく話しながら、自分自身少し大人になったな、と思った。
以前は自分自身が早く仕事を出来るようになりたいという気持ちが強かった。今は、もちろん自分も未熟だけれども、後輩さんに健全に育って欲しいという気持ちがある。思いつめないようにしてあげたいという気持ちがある。
この気持ちが、入社当時のいじめに近い状況への反発から来るものであるなら、毎日毎日線路を覗き込んで衝動的に死にたくなっていた日々も、無駄じゃなかったのかもしれない。


ただ、事務の中ではこの辛さと危機感を共有しているけれども、支社長はじめ、営業社員には何も見えていない。
どうすれば、このピリピリ感、ぎりぎりな感じを伝えることが出来るだろうか。

2005年03月02日(水)
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