unsteady diary
riko



 弱音

今週の残業記録。

(月)21時半
(火)21時
(水)20時半
(木)20時半
(金)20時(待ち合わせのため、仕事を残して逃げるように退社)


それでも来週にやり残した仕事、多数。
ちなみに、退社してから家に着くまで、さらに2時間かかる。


〆が近いわけでもなく、比較的暇なはずなのに、この調子だ。
これまで派遣さん2人がやってくれていた雑務と電話応対のほとんどが私に振られてきたので、それに時間をとられて、本来の仕事が全然まわせてない。
だから結局、自分ではフルに働いているつもりでも、
事務のほかの方たちから見ると、全然こなせていなくて。
イライラさせっぱなし。
視線が矢の様に突き刺さる。
ご指導の言葉も、きつく刺さる。


電話にしても、切った瞬間に次のがかかってきても、他の人が出ないから、
新人が結局取るしかなくて、電話を取り続けているのに。
電話は仕事にカウントされないのだ。
電話がいかに多くても、仕事は仕事でまわしていかないといけない、とのこと。
解っている、解っているけれども。


私への苛立ちが頂点に達したのか、
先日、事務ミーティングという名の集中ご指導を頂き、
泣きそうになりながら、泣くことだけはしないと我慢していた。
ここ以外に、行く場所なんてないから。
ここで辞めたら、もっと堕ちるだけだ。
際限なく堕ちそうな気がする。
それでも。
咽喉もとまで熱いものがせりあがってきて。




ごめんなさい。
最近、妊婦さんが嫌いです。
自分もそうやって生まれたくせに。
当たり前のように仕事を押し付けてくる無敵さに、
忙しい時期にでも、休みまくられると、
憎しみすら覚えてしまう。
具合が悪いならともかく、その他の理由だったりすると。
なんかもう、だめかも。
仕事場での軽口にも、反応する余裕すらなくて。
笑えない。
笑える内容だってことにも、気づけない。
トイレに行ったり、お茶を飲んだり、そういう休息すら、
今の自分にはしている暇がなくて。
それもただ、自分で自分の暇をなくしているだけで。
仕事が速くて、時間の使い方が上手くて、精神的にタフであれば、
きっとこんな風にはならないんだろうと思うと、
苦しくても体調が悪くても、言えないし、言う資格もない。
だからって、妊婦さんに優しくできないなんて、
最低だ。







最近の私のハードワークぶりを、祖父が心配している。
何十年も前の設立当時を知っていて、今の会社がいい会社だと勧めてくれたのは確かに祖父だが。
別に、彼のせいではないと私は言っているのに、
責任を感じているのか、心配してくれているみたい。
事務の女性たちに集中的にご指導を受けた日、
家に帰ってきて、悔しさと情けなさに号泣していた私を見て、
翌日、母が祖父に電話をして相談したらしい。
それまでも何度か話していて、身体を壊しそうになっている私を心配していた祖父は、私に何も相談せず、はるか昔に付き合いのあったそうな某役員に電話をしてしまったのだ。
別に、苦情とかじゃないのだけれど。
祖父の、交渉能力というか、人付き合いの上手さは私も信頼しているので、
私の立場を不味くするようなことはしていないと思うのだけれども、
正直ショックだった。



ある意味では、自分の力不足以外の何物でもない。
求められているレベルが、スピードが、高すぎるとしても、
できる人はできて。
たとえそれが中途採用のツワモノぞろいで、
そんな人たちに「自分たちだって入ったばかりで何も判らなくても、すぐここまで仕事をやった」とか、「それくらい当たり前の仕事量」だとか言われても、そこで私が厄介者になっていることは確かで。
それなのに、弱音を吐いて、泣いて。
自分で自分に「できない」と判を押した。
確かに、できないんだけど。
本当に、負けたんだって認めたみたいで。
あたしという人間はこのくらい馬鹿なので、
厄介者でも大目に見てくださいって言ったようなもので。


脱力感。


2002年07月14日(日)
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