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■ 息をつく間も…
怒涛の上期の〆が終わって、 一気に二人抜けて、これまで派遣の人たちがやってくれていた さまざまな雑務がいっぺんに私に降りかかってくる憂鬱な7月の始まり。 それでもまだ、もう1人抜ける予定があるのだから、助走段階というもの。
そのせいで昨夜は、あたりかまわず不穏な空気を撒き散らしていた。 猫に当たるなんて、最低だけど 足でげりげりやられても、ぐるぐる咽喉を鳴らしているうちの猫も変。
雑務って底なし沼だなと思う。 今日は、けっきょく肝心の申込書処理にたどりつけなかった。 明日は容赦なく私しかやる人のいない申込書の山が届くはず。 優先順位をつけて片付けてゆくしかないとはいえ、 絶対的な時間と能力の足りなさに、途方に暮れてしまう。
これまで、1コールが鳴り終わる前に電話を取ってくれていた、 すばらしくプロな派遣さんがいなくなり、 2コール目には下っ端の私が取らざるを得ない。 取らなくて良い時は、つまり自分が電話中のときだけ。 つまりは、電話を取っていないときが、ほとんどない。 ここはコールセンターだろうかと、ふと思うほど。 違うのに。 あくまで電話応対は、仕事の一部で。 電話だけ受けていても、ルーティンは一切減らないのに。 残業なんてどこの会社でも当たり前だってわかってるけれど、 昼間の目が回る状態じたい、正直いっぱいいっぱいで、 その上に残る気力も湧いてこなくて。 5人が実質上3人になると、思った以上にきつい。 通勤時間も、これまで以上に重く感じる。
要領がよければ、と思う。 そうしたら、たぶんこんなにきつく感じないで済むのかも。 もしくは、やりきれない仕事を少しでも断れたら。 そんな身分じゃないけれど。
半ば呆然としながら、表面上はとりあえず動いていて。 ぜんまい仕掛けみたいに。 なんだか一日、変な気分だった。 息をしている気がしなかった。 人手不足で、事実上昼休み返上だったから、 実際休憩なんてほとんどしていないのだけれど。
仕事を全部片付けたわけではないけれど、このまま残っていたら叫びだしそうになったので、のそのそと会社を出た。
仕事場の近くの、大学の前の大通りを歩いていた。 青信号で、渡りだしたら、なぜかこっちに車が向かってきて、 あれっと思った。 よくわからなくて、車体がかなり近づいてきて 音が大きくなって、 やっと、自分の見ていた青信号が車にとっての青信号で、 つまり自分の横断する方向は、赤信号だっったと判った。 遅すぎ。 轢かれそうになっても、実感がなかった。 まわりはあまりにのそっと歩いているから、びっくりしていたみたいだけど。 もし自殺なら、もっと痛くなくて、確実に死ぬ方法でなきゃ意味がない。 運転していた人、ごめんなさい。 混乱させてしまって。
駅では寝過ごすし。 絶不調の月曜日。 ただのはじまりでしかない。
明日はもう少しスムーズにやれるといいけれど。 もっと先へ、というよりも この状況をどうやって耐え抜くか、という感じ。
自分がやわらかくふやけられる時間をつくれたら。 といっても、それも自分で努力してひねり出すしかないのだろうな。
2002年07月01日(月)
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