unsteady diary
riko



 営業的呑みスタイル

新人歓迎会。
ま、それなりに和やかに。
下ネタも交えつつ。
同期で営業として同じ支社に入った男の子と二人、
色んな意味で洗礼を受けたというか…。

たった二人の新人だから、私と彼はそれなりに仲がいい。
助け合っている部分もあるし、それでなくとも普通に話せる相手は貴重なので。
彼にとっては、どこまでが営業スマイルなのかわからないのだけれど、
常に気遣ってくれて、穏やかで、礼儀正しくて、とにかく優しい人だ。
彼女がいるらしいのだけれど、きっとその恋人をとても大切にしていそうな気がする。


支社のほかの人は、彼に恋人がいることを知らなくて、
歓迎会の席で、なんとなくいい雰囲気だとか、悪ふざけでからかい始めて。
その場がちょうど結婚式みたいになってしまって、
なんかイロイロ言われたり。
それを否定したら私に失礼だと思ったのか、彼は否定しなくて。
むしろ悪乗りしているくらいで。
「幸せになります」くらいの、ただの言葉のあや。
過剰に思えるくらい、優しくするだとか。
それだけの、酔った席でのたわごとなのだけれど、
なんだかいやだった。
私は笑えなかった。
私が潔癖なんだろうか。
それとも、私にもっと自信があったなら、なんとも思わず、卑下することもなく、一緒に悪乗りできたんだろうか。


たいがいのことは笑って流せる大人にならないと、この先過ごしにくそうだ。

2002年05月09日(木)
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