unsteady diary
riko



 お食事

ゼミののち、「お腹すいたよ〜っ」とごねて、友人とイタリアンレストランに行く。
安くて量が多くて、いつも混んでるのがたまに傷だが、学生の味方なのだ。
夜になると、ろうそくが各テーブルに灯されるのだけど、今日はもうクリスマスバージョンだった。サンタクロースのイラストが描かれたグラスに蝋燭。
うちでもたまにやりたくなる。アロマキャンドル流行りだから、真似るのはいやなんだけど、昔から蝋燭は好きだから。炎がゆれるのをじっと見ていると、なんだか、心が凪いでゆく気がする。

注文したのは、ツナとトマトソースのスパゲッティ。
さらに、ちょっとだけ贅沢して、カシスオレンジを。
最近カシスオレンジにはまっている。
だって、のみやすいんだもん。
甘めのカクテルしか飲めないんだよねえ、わたし。
ちなみに、白木屋が缶のカクテルを出してるの〜。
これのカシスオレンジは、ほんとにオレンジジュースのようです。
いくらでも呑めそうで、油断してるとあとから効くので、こわいっす。

それだけ頼んでも、1000円でおつりがちゃんとくるので、うれしくなる。
いつもわりと帰宅が遅いので、どうしても外食が多くなるから。
けっきょくは、ひとりでハンバーガー屋にはいるしかないんだよねえ。
それがちょっと虚しい。
ああ、和食でやすくて、女の子ひとりでも入れるところ、ないかなあ。
噂ではあると聞くのですが、渋谷とかにしかないみたいね。

食事しながら、ゼミのことを話す。
わたし、今日も犬猿の仲の男子に、討論でケンカ売ったのよねえ。
最近、気が強くて、どうしようという感じ。
はっきりいって、大学入ってからは、まわりに押されて、こんなに気の弱い人間もいないぞ、というくらい、おとなしかったのに。(笑)

わたしは基本的に、人を嫌うことはあまりない。
別に博愛主義者というわけじゃないけど、
相手の悪いところが、あまり見えないんだよね。
それに、相手の悪いところを指摘することは、そのまま自分に対する批判につながるから、下手なこと言えないせいもある。

でも、ひとりだけ、ゼミでほんとに性格が苦手な男の子がいて。
他の女子は、口もききたくないから、討論もしたくないというのだけど、
わたしは、ついつい反論したくなるんだよう。
ここらへんが、ガキなんだよね。
黙ってればよいものを、あまりに相手が横暴なことを言うと、
どうしても、それに反論したくなる。
今日も、それだったのさ。
まあ、そういう気の強さも、わたしの一部なので、否定しようがないのだけど。

彼は、父に似てるんです。
父より、もっとある意味怖いけど。
大きな声で、どす聞かせて、押し捲って、相手を萎縮させて、
ギブアップさせるまで、痛めつけるの。
それも、笑いながら。
相手の言い分を、まるで聞こうとしない。
聞いているふりをして、でもはなから相手にしていないのがわかる。

先生にたいしてさえも批判する姿勢は、たしかにすごいと思う。
必要なことだと思う。だが、重箱の隅をつついて、鬼の首を取ったかのように喜んでるのって、ちがうと思うんだなあ。
彼の根本には、女性とか、弱いものへの蔑視がすごくあって、
権威主義的で、効率至上主義的で、なんというか
感情以外のもので、すべてが判断されてしまう感じがするの。
でもわたしは、「だからオンナはイヤなんだ」と言われても、
感情は無視できないし、理想論だとしても、捨てたくないほうだから。

とにかく、人を馬鹿にした態度をとる人だけは、嫌いです。
わたしも、そうならないように、気をつけたい。
もしかしたら、わたしがそういうタイプに過剰反応するのは、
実は自分がその気があるからかもしれないからねー。
気をつけないと。

2000年12月12日(火)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加