unsteady diary
riko



 安売り。

…といっても、バーゲンに行ったという話ではなく。

最近、私は言葉をすなおに出してる分、大切につかってないのかもしれないと思い始めた。「ありがとう」は、思った分だけ出そうと思っているので、だから安売りに思われちゃうのは嫌だけど、このままでいくと思う。
でも、もうちょっといろいろ含みのある大切な言葉もあるんだよね。
「大切」とか「ごめんなさい」とか、「好き」とか「理想」とか…。
その言葉を相手に送ることで、私は別に問題ないんだけど。
相手を居心地悪くしちゃうかなって、ちょっと前から考えてた。
ここ数日、特に思うところがあって
今日の日記になりました。

昨日、meeさんに私の日記は「直球」だと言われたの。
どんなところが?という質問をする前に、チャットが終わってしまったので、
それ以上は訊けなかったのだけど、最近、言葉がストレートだからかもしれない、と思った。
ストレートに物言いをすることじたいは、別に問題ないんだけど、
言葉が上滑りしちゃったら、いやだよね。

曲がりなりにも、言葉が好きだと言ってる自分。
だけど、はたして言葉を選んでるかなあ?
それは、使うだけの大きさのある感情をあらわすのに、ふさわしい言葉なんだろうか。

考えてみる。

実際、大きいと思って、私自身は使ってるような気もするの。
若さゆえの気障さもあるだろうから、未来の自分が今の自分を見たら、
きっと恥ずかしくて笑っちゃうだろうけど。
でも、いまの私には、それなりに考えた言葉であるような気がする。
でも、もしかしたら相手にはちょっと押し付けなのかもしれない。
同じだけの気持ちの大きさで、やりとりできるはずはないので。

軽く流すのはいや。
そもそも、わりと物事を重く考え、突き詰める性格なので、やっぱり言葉がおおげさになっちゃう。
そうしたら、重たいとけむたがられちゃうかなあ。
でも、それを怖がって、言葉を控えるのはきっと違う。
方便としての言葉を安売りするのは論外だけど、
ほんとうに自分の中でそのくらい大きい意味のある言葉なら、
使うのはたぶんやめないでいると思う。

2000年11月28日(火)
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