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■ 安売り。
…といっても、バーゲンに行ったという話ではなく。
最近、私は言葉をすなおに出してる分、大切につかってないのかもしれないと思い始めた。「ありがとう」は、思った分だけ出そうと思っているので、だから安売りに思われちゃうのは嫌だけど、このままでいくと思う。 でも、もうちょっといろいろ含みのある大切な言葉もあるんだよね。 「大切」とか「ごめんなさい」とか、「好き」とか「理想」とか…。 その言葉を相手に送ることで、私は別に問題ないんだけど。 相手を居心地悪くしちゃうかなって、ちょっと前から考えてた。 ここ数日、特に思うところがあって 今日の日記になりました。
昨日、meeさんに私の日記は「直球」だと言われたの。 どんなところが?という質問をする前に、チャットが終わってしまったので、 それ以上は訊けなかったのだけど、最近、言葉がストレートだからかもしれない、と思った。 ストレートに物言いをすることじたいは、別に問題ないんだけど、 言葉が上滑りしちゃったら、いやだよね。
曲がりなりにも、言葉が好きだと言ってる自分。 だけど、はたして言葉を選んでるかなあ? それは、使うだけの大きさのある感情をあらわすのに、ふさわしい言葉なんだろうか。
考えてみる。
実際、大きいと思って、私自身は使ってるような気もするの。 若さゆえの気障さもあるだろうから、未来の自分が今の自分を見たら、 きっと恥ずかしくて笑っちゃうだろうけど。 でも、いまの私には、それなりに考えた言葉であるような気がする。 でも、もしかしたら相手にはちょっと押し付けなのかもしれない。 同じだけの気持ちの大きさで、やりとりできるはずはないので。
軽く流すのはいや。 そもそも、わりと物事を重く考え、突き詰める性格なので、やっぱり言葉がおおげさになっちゃう。 そうしたら、重たいとけむたがられちゃうかなあ。 でも、それを怖がって、言葉を控えるのはきっと違う。 方便としての言葉を安売りするのは論外だけど、 ほんとうに自分の中でそのくらい大きい意味のある言葉なら、 使うのはたぶんやめないでいると思う。
2000年11月28日(火)
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