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■ ちょっといい出会い。
何日か、少々暗めの内容が続いたので、(あっ、でも「波」と云うほどのみこまれてはなくて、自分のなかのぐちゃぐちゃ具合を少しほどこうと頑張ってるかんじなの)ふつうの日記らしいことを書こうっと。
ほのぼのする日記って、自分には到底書けないけど、(性格的に無理だろう) 読むのは好き。 いろんなことを気づかせてくれるからね。 けんとさんの日記も、だいすき。 ほのぼのじゃなくても、meeさんの日記もすごい。 影響が大きいので、あまり飲み込まれないように踏ん張ってるよう。
…こんなところで云ってるなんてね、ご本人たちにくしゃみされちゃいそうだ。(笑)
昨日、コンタクトを買いに行った。 いままでは「フォーカスデイリーズ」を使っていて、知ってる人は知ってるだろうと思うけど、破れたのがはいってたとかで企業側が回収してるのね。 で、当然買えなかった。 以前、「ワンデーアキビュー」を目医者で処方されたことがあったんだけど、これがとてつもなく異物感がすごくて、まず30分くらい格闘しないとレンズが入らないし、そのうえ、何時間ももたなかった。涙ぼろぼろだったし。でも、医者はまったく異常はないから、それで痛いなんておかしい、と苦情を言ってもとりあってくれなかった。しまいには、私も、自分が痛さを我慢できない性質だから、こうやって迷惑かけるんだと思って、けっきょくは自分が折れて、それを使い始めたんだけど、やっぱりだめで、途中でめげたの。 ああ、やっぱり私は最後まで意志を貫けないだらしない人間だなあ、と思いつつ。
それで、しばらくして、車の免許をとるために、やっぱりコンタクトが絶対必要になって、今度は昨日も行った眼鏡屋さんに直接駆け込んだ。そしたら別の(つまりフォーカス〜)を試させてもらって、あっけないほど、大丈夫だったのさ。 「おおっ!」 って、感動して即使い始めて、もう半年はたつ。 ほんとうに、世界が変わった。 0,06とか、そのくらいしかないものだから、裸眼では世界はいつだってぼやけてるの。つねに眠いような。そうやって過ごしてきたから、(めがねも頭痛の種で、勉強のとき以外はしなかったから)人の顔が、街が、すべてが見えることに、びっくりした。新鮮で、少し怖かった。人の表情が見えることって素敵で、でも怖いこと。 もっとも、いまはすっかり馴れたけど。(笑)
(ちなみに、そのようにずっと目が悪いまま過ごしてきたので、声フェチなんだと思う。人の顔を覚えるのはすごく苦手なんだけど、声はたいがい当てられる。テレビでも、声で誰だかわかることが多いし、声の演技をする人を尊敬してる。そして、ラジオも好き。←余談ですね。)
今回、自分にはとても合ってたフォーカスが、使えなくなってどうしようというとき、その眼鏡屋さんでは他には、彼の「ワンデーアキビュー」しか扱ってなくて、しょうがなく試したの。再挑戦。 そこで、思いがけないことがわかりました。 なんと、医者の処方がいい加減だったのさー。 一般的なカーブのレンズと、ちょっときつめのカーブのレンズがあって、 きつめのほうは、取り寄せになるくらいあまり普通の人は使わずに、一般用のやつで問題なく合うらしいんです。 ただ、私は今日もそれを最初に試したら、いったん入れても、すぐ外れる。まばたきするたびに、目のなかでレンズも一緒に動くありさま。 レンズじたいが大きいから、まつげもまきこんじゃうし、とにかく痛くて涙ボロボロ。 で、機械で見てもらっても、やっぱり動きまくってて、NGだったの。 「やっぱりだめですかねえ」って諦めかけたんだけど。 もうひとつのカーブのきついほうを試したら、あっさり入って、しかもフォーカスよりは異物感があるものの、まあ、つけてられないほどじゃあない。
けっきょく、そちらを買うことにしました。
家に帰って、残ってた医者から処方されたものを見てみた。 びっくりです。 そう、全然合わなかったカーブのないほうのレンズを処方されてたの。 医者だよ?ちゃんと目のカーブくらいわかってるでしょうがっ! それなのに、あんなに訴えたのに、それでもちょっとでもそっちを試すことすらしなかったのね。 ひどすぎるっ。
それと対照的に。 眼鏡屋さんは、ほんとうにほんとうに、親切なおじさまが応対してくれました。 お客だから丁寧っていう域を越えて。
たとえば、「一般用じゃ合わなくって…」と母に私が言ったところ、 「別に『異常』ということじゃなくて、ただたんにそちらのほうが合うひともいるってことですよー」って。 他にもいろんな言葉をもらった。 視力の調整だって、ちょっとでも私が首を傾げたら、何度でも確かめてくれた。 ほんのちょっとの見えにくさの違いとかなので、私も自信なく応えてしまうの。そういうたびに、何度でも根気よく繰り返してくれた。 申し訳ながってしまう私に、ずっとほんとうの(と私には見えた…)笑顔で接してくれた気がする。 おめでたい人間かなあ? でも、私はそう思ったの。 人間性って出るものだなあって。 彼にはちいさな日々の仕事かもしれないけど、私にはとても大きなこと。 目のことは、日常においてすごーく大きな問題だもの。 そういうふうに、相手を思いやれる人はすごい。
こういう人になりたいと思った。 応対がマニュアルで決まってるから丁寧、ということじゃなく、 ほんとうに相手が心地よく生活できるために、心を砕けるひとに。
珍しくちょっと前向き?
2000年11月18日(土)
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