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■ 水。
結構いい加減な自分が 嫌になるときがある。 日常は合理的で 利己的で 非生産的だから 何も俺が何かしなくても と 俺の欲望と渇望が 赴くままの今の生き方 無意味な消費を世間は許している。
一瞬がまたたくまに過ぎていくと知っていても 人間はその瞬間を逃さないほど王され 賢くは生きられない だからチャンスは何度でも 形を変えては目の前に転がっては 蹴飛ばされている
気負いしながら 生きるのは疲れてしまうから たまに生き抜きをしながら 優しさをただ得たいと思う 肉体に翻弄されながら 醜さに苦しみながら
このごろは 背に羽を見ない 自らの力で羽ばたくことを夢見た あの思いだけが空高くに舞う。
代わりに 「眠る」と水に溶けて 消えてなくなる感覚が身を包む。
「楽になりたいのだ」と
耳元で囁くのは地に足をつけ 黒く伸びる影だろうか
2001年07月07日(土)
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