|
|
■■■
■■
■ 「絶望」
「絶望」が背中合わせに この世の終りについて語る
あまりにも酷似している 今の状況とダブって見えて 「絶望」の皮肉にむかっ腹を覚えつつ 下を向いて苦笑いした。
俺の人生の中で 欲しいと思っている言葉は 絶対に手に入らないことを 薄々感じている たとえその言葉が発せられたとしても その中の優しい嘘を知りながら 進んで行ける程強くも無い。
最初から投げている人生では どう足掻いても 欲しいものなど手に入るわけがない
後悔しているとか言いながら 本当は別に悔しくもないのだろう 心が揺れることはない
優しい嘘が欲しい。
現実を突きつけては 遠まわしに締め付けるその縄を 緩めてくれ これ以上吐露されることの無い 言葉を失った俺を コロサナイデ 奪わないで
「夢も希望も無い世界は幸せだ」 夢も希望もなにも望まなければ 人はそれを知らないまま平穏に生きていける 「絶望」の語る言葉は 静かでそして甘かった。
2001年07月02日(月)
|
|
|