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メアリー・ポピンズのシリーズ第4作、 『公園のメアリー・ポピンズ』には 楽しくってうきうきする、ハロウィーンのエピソードが 登場しています。
バンクス家の子どもたち、ジェインとマイケルは、 ハロウィーンの夜、影たちの、そう、自分たちの見慣れた影が 逃げていくのを追いかけて、公園の門をくぐります。
「なんのパーティー?」と、マイケルがききました。 「きょうは、ハロウィーンだろ。」マイケルの影がいいました。 「影が、みんな、自由になる晩なんだ。それに、こんやは、 また特別なんだよ。だいいち、満月だろ─そして、 ちょうど、お誕生日のまえの晩なんだ。だけど、さあいこう、 おくれないほうがいいよ!」(引用)
公園のなかでは、『マザー・グース』の楽しい世界が しゃべりだして踊りだして、大にぎわい。
いったい、だれのお誕生日の前夜祭だったでしょう? それは、ここだけのお話ですが、あの、 メアリー・ポピンズそのひとのお誕生日の、イヴだったのです。 しかも、メアリーの影だけは、かかとにピッタリくっついているのです。
なるほど、彼女なら、ありそうなことですよね。 (マーズ)
『公園のメアリー・ポピンズ』P・L・トラヴァース / 訳:林容吉 / 出版社:岩波少年文庫
2002年10月01日(火) 『DIVE!!(4)−コンクリート・ドラゴン』
2001年10月01日(月) 『老人力』
2000年10月01日(日) 『クロスファイア』
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