HOME*お天気猫や > 夢の図書館本館 > 夢の図書館新館
孤独な大人や子どもを主人公に、ふしぎの混じりあった世界を
のぞかせてくれる短編集。
安房直子の透明な絵の具は、
『寂しさ』を、よく描く。
「カスタネット」
「緑のスキップ」
「夏の夢」
「天窓のある家」
「声の森」etc.
これらの短編は、安房直子の樹木に寄せる
複雑な思いをうかがわせる。
ひそやかに息づく、
うすみどりにいろどられた物語。
あるときはやさしい母、あるときは冷たい聖霊、
人をうつす鏡でもある樹木たち。
ときには敵、ときには味方となって。
そして、海。
安房直子の物語の主人公たちは、
海と森をつなぐ光の道を、往き来する。
あるときは逃げながら、
裏切りの苦悩に息を詰め、
またあるときは情に駆られて。
(マーズ)
2002年04月23日(火) ☆ロード・オブ・ザ・予備知識
2001年04月23日(月) 『シャルトル公爵シリーズ』
>> 前の本 | 蔵書一覧 (TOP Page) | 次の本 <<
管理者:お天気猫や
夢図書[ブックトーク] メルマガ[Tea Rose Cafe] 季節[ハロウィーン] [クリスマス]