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夢の図書館新館

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-- 2002年02月28日(木) --

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『100文字レシピ』(その2)

私の極度に少ない料理体験のなかでも、 これだけ使って使える(ちゃんとできる)本は 初めてなので、再び登場。

数えてみると、まだ7品しか実践していないけど、 いくつかは複数回作って、 それなりに成功しているから、 レパートリーも増えたことになる。 (いや、そもそも自分の総レパートリー数なんて知らないのだが)

100文字というきりつめたレシピゆえ、 分量と手順をきちっと守ることが大事で、 最初作るときは、あまりアレンジを加えないほうが 良いようにも思う。 あと、鍋を使う料理なら、鍋の形や素材にも 大きく出来が影響されることがわかった。 たとえば、パエリア風の「たこピラフ」は、 最初作ったときには平たいフッ素加工のお鍋だったので 水分がうまく飛んでおいしくできたけれど、 次にやや深めのホーロー鍋で作ったときは 焦げやすくて水加減などが難しかった。

紹興酒とか、オイスターソースとか、バルサミコ酢とか。 豆板醤ですらも私はこれまで使ったことが なかったので、この1年、単純にもずいぶん 世界が開けたように感じる。 この本で使われる外国の調味料は無印良品などでも 少量ずつそろっているので、手軽でもある。 ただし、川津さんも言うように、こだわった調味料を 自分だけのとっておきにするのも手だ。 料理用ワインは、やはり良いものを使いたいな、 などと思えるようになったのも収穫。

なんといっても、この本と付き合っているうちに、 料理することへの心意気とでもいうのか、 気合が入ったといおうか、 台所に立つ姿勢が変わってきたのは、 すごいことだと思う。

もう少しこの本で手ほどきを受けてから、 川津さんの他の本にも手をのばそうと思って、 あえて書店で見かけても先のお楽しみにしている。 (マーズ)


『100文字レシピ』 著者:川津幸子 / 出版社:オレンジページ

2001年02月28日(水) 『とっておきのリラックス』

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