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引出しの多い人は、ゆたかな人だ。 たくさんの引出しのそれぞれに、 さまざまな発見と可能性をしまっている。 いつでも、必要さえあれば、 その気にさえなれば、 すーっと、その引出しを開ければいいのだ。 今日までに培ってきたものが、 有形無形のエネルギーとなって、 やがて一つの意志のもと、しっかりとした形を作りはじめる。
さて、その引出しだが。 引出しの数は、その人の生き方だ。 どんな風に生きてきたのか、 どんな風に生きていきたいのか。 私は、できれば、ゆっくりと時間を刻みたい。 回り道をしたり、迷子になったり、 時には、大きな失敗だってするだろう。 そんな一見、無駄で避けられることなら、 避けていきたいと思うことが、 やがては、多くの引出しを作り、 自分をゆたかにしていくのだということを、 今では知っている。 年を取ることは、手放しには喜べず、 やはり哀しいことではあるけれど、 年齢を重ねることで、 増えていく、引出しもある。
「若い時の苦労は買ってでもせよ。」
そういう言葉もあるようだが。
労苦によって得られる引出しもあるが、
できれば、苦労に沈む日常より、楽しい毎日の方がありがたい。
どんなに忙しくても、ほんのちょっと、立ち止まるだけで、
心の荷を軽くすることはできる。
日々の苦労をゼロにしてしまうほどの威力はないが、
しばし、忘れることはできるだろう。
「とっておきのリラックス」は、
色んな気分転換やリラックス方法をぎっしりと収めた
「小さな幸せ」の小引出し。
楽しいことをたくさん知っているというのも、
人生において、大切な大切な宝物である。
たとえ、それがささやかなことでも。
私の引出しは、一体いくつあるのだろう? 楽しいことも、苦しいことも、 悲しかったことも、これからの夢も。 ゆたかな引出しの持ち主でありたい。
注; 紹介文は少し、シリアス調ですが、 「とっておきのリラックス」は、 ライトでキュートなイラストBookです。(シィアル)
『とっておきのリラックス』 著者:藤本なおこ / 出版社: KKベストセラーズ
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管理者:お天気猫や
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