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■ 擦り切れの日常
気に入った服は毎日でも着たい。着ているうちに生地がやわらかくなり、自分の体にそうようになってもっと身につけたくなる。でも、お気に入りの服を繰り返し着れば、当然、生地が薄くなって向こうが透けて見えてくる。だから、新しいお気に入りを見つければ、それぞれをもっと長く楽しめるようになるし、なにより自分自身の気持ちが上がる。 家でのスキマ時間にドラマを見たり、漫画を読んだりする。それも良いんだけれど、何度も読み返しているドラマや漫画じゃダメみたいだ。読み進めたことのない文字列を追ったり、真っ暗な映画館で映像の向こうにでかけたりしないとダメみたい。久しぶりに一人で映画のなかに沈みきって、擦り切れていたことに気づく。映画館を出た後の自分に、言葉が少し戻ったことにも。
2016年06月07日(火)
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