AS ‖BAGDAD Cafe‖ 暇喫茶的育児休暇

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日々つれづれ、育児休暇中の日記です。(2002/8-2003/3)
その後ぐら小学4年生、ぐり小学2年生になり
中学受験を視野に入れた勉強の記録

2002年11月30日(土) 美味しいもの

Mさんの主催するグルメオフに参加した。ぐりぐらはもちろん可愛いのだけど、やれトイレにいくだの、おっぱいだのおむつだの毎日秒刻みでお世話しているとさすがに「私もお世話されたい〜〜」というかサービスを受ける側になりたいという欲求がふつふつと湧いてきて、そんなところへグルメオフの告知、みんなの顔も見たいしまさにグッドタイミングだった訳です。

Bさん、PさんとNくん、MさんとTくん、で私とぐり、ほんとは時間を楽しみたいのでぐりも置いていきたかったんだけどさすがにおっぱいを置いていくわけにも行かず(笑)で抱っこ紐にくくりつけ六甲へ。レストランを紹介してくれたBさんは初対面だけど雰囲気が柔らかくてとてもリラックスさせてもらいました。つれ合いの方にレストランに送っていただいて、その上さりげなくいつの間にか料理のコースもアップグレードしてもらって至れりつくせり。この場を借りてありがとうございました。PさんもMさんも元気そうで洒落ママも健在。

さて、レストランS軒はPさん情報では安藤忠雄設計の明るく暖かな雰囲気のレストラン、シェフもシェフのお母さんもいかにも育ちの良さそうないい方で、出てくるコースもどれも美味しくて(特に野菜の甘さが・・・冬野菜ならでは)ぐりをなだめつつ楽しんだ。来ている人もなんだか近くに住んでいる家族連れとか、結婚式の気の置けない二次会であるとか、気取らない生活に溶け込んでいるレストランだった。こういうのっていいなあ。阪神間にはこういうところが多い。うちの近くにもないだろうかなあ。
そしてNくんとTくんがテーブルの周りを楽しげに追っかけっこするのを眺めながらぐらもこんな時あったよなあと考える。歩き始めが楽しくて仕方なくて、言葉が言葉になる寸前といった感じの頃ってつくづく可愛いなと。

十分美味しいものとサービスと雰囲気を楽しんで、お土産はお留守番のぐらからリクエストのあったケーキ・・・と駅前でマネケンのワッフルがあったのでこれにした。ケーキよりぐらが洋服を汚す可能性少ないし、私も食べたいし。あと駅の何気ない雑貨店で長い間探していたデュラレックスの子供用ミニコップ発見。大人用の普通の大きさのが2つもともと家にあって追加でぐりぐら用に購入。

ぐらはクリスマス仕様のチョコワッフルを食べてご機嫌でした。一緒に男同士で留守番していたダンナにも抹茶ワッフルをお裾分け。いや〜ほんとにここのは美味しいよ。

2002年11月29日(金) 経過観察

ぐり、心雑音で1ヶ月検診でひっかかって再検査すると心臓の弁が少し狭くて圧がかかっているということで経過観察中。で今日は久々のチェックで病院へ。過去2回心エコーをとっているが、その度に圧が下がっていた・・・ということは正常に近くなってきたということ。なので今日も3ヶ月ぶりに気楽に出かける。

エコーをとるときに赤ん坊がじたばたすると医者が困るので睡眠薬を飲ませる。甘いオレンジの液体で体重にあわせて量を加減するのでまずぐりの体重測定。7.5Kgということで相変わらず乳児身体発育曲線ど真ん中。注射器の針のないもので口のなかに少しずつ睡眠薬を注入。甘いといえどもまだ母乳メインのぐりは泣いて抗議、でも飲まされたあとはけろりとして看護婦さんににっこり。ぐらもあっさりしていたけどぐりもかなりあっさりした性格なのかな。

授乳室に入って横抱きして揺らせていたらあっという間に眠り、生理検査室へ。ここのエコーの機械はかなり素人の私からみてもすごくて心臓がちゃんと中学生の時習ったように4つの部屋に分かれてどくどくと伸縮を繰り返しているのをはっきり見ることができる。ついでに血流も動脈流と静脈流では赤と青に色分けされて見える。すごい。きっと恐ろしいほど高い値段なんだろうなあ・・・と見ているとその横の壁に張り紙が。「この機械は日本自転車振興会(競輪)の協力により寄贈されました」むむ、もうかってんだな、競輪、とかなんとか思っているうちにあっという間に検査終了。

結果としてはまだ少しだけ圧が残っているけれどほとんど気にしなくていい程度らしい。念のためぐりの1歳の誕生日に再度チェックしてくださいと言われる。予約は半年後はまだとれないのでその頃に電話して取らなくてはならない。忘れないようにしなくちゃ。

ぐりは薬で眠っています。あまりに深い睡眠のため抱っこした途端首ががくんと後ろにのけぞり私は冷や汗。普通に深い眠りの時でも完全に首に力がはいらないことはないのですごく違和感。さて何時まで寝てくれるかな・・・。

結局3時間寝つづけた。なんだか急に空いた自分の時間をもてあます。夜もはやばやと就寝。夜が恐ろしい・・・

妹からイタリア土産が届く。アレッシのティーサーバー。あっというまにぐらにさらわれオモチャになった。早く飽きてくれないかなあ。

2002年11月28日(木) 仕事あれこれ

保育園入園云々続きはもう少しお待ちください。このネタに関しては息切れしてます。長々書いたけど結局私の場合だけなんだしなあ・・・と。自治体が違ったらその選考基準だって違うわけだし。

職場関係(同業他社)の友達に久しぶりに電話。彼女も育児休暇中、ぐりより3ヶ月下の女の子のママだ。やっぱり彼女のところでも「育児時短」を取っている人は今までなくて、このまま行くと彼女がはじめての取得者になるらしい。うーむ、私も今回は2人抱えての復帰で余裕がないのは続ける上で命取りになるから取得しようと目論んでいる。で、当然社で「初めての取得者」になるわけだ。

でもぐらの時に一年復帰してみて「定時帰り」も「時短取得」もさして評価としては変わらない感じがするので初めてとることにそれほどの抵抗があるわけではない。まあ、その時間短縮の分給料やボーナスは差し引かれるけど。私の仕事は定時でも時短でも「一定の時間」その仕事に従事することによって仕事のまわる職種じゃない。かなり忙しさに波があって忙しいときにはエンドレスな残業をして納期に間に合わせる。なので「定時帰り」になった時点で能力があるなしに関わらずある意味「戦力外」になってしまうわけだ。まあ、はっきりいって定時帰りでも有効に私を使える方法はいくらでもあると思う。でもうちの会社の「上司」という肩書きは「人を能力等見極めてうまく使って自分の部の生産性を上げる事に秀でている」のではなく「うまくもっと上の人に取り入ってもらった見返り」もしくは「過去の栄光に関してのご褒美」という感じのものなので期待するだけ野暮というものだ。

それでも仕事をやめないのは「今の職種が好きだから」じゃなくて「仕事をするのが好きだから」。今はペースを落として雌伏に徹する時。ただぐりぐらが大きくなってエンジンをかける時になってエンジンが錆び付いてどうしようもなくなっていないように気をつけて、そして自分で自分の能力を冷静に見極めないと。自分の能力を感情的に過大評価することは避けたいものです。

といいつつ今の仕事は私にとって「天職」ではないんだろうなあ・・・とも思う。人生長いなんだから仕事をぼちぼちしつつそれを探してみるのもいいかもしれない。

2002年11月27日(水) 寒い1日

寒いぞ。昨日降った雨のせいか冷えが厳しい。木もほとんど落葉して落ち葉がたくさん。もうすぐ冬がやってくる。

昨日ぐらの担任の先生に呼び止められた。「あの〜ぐらくんのパジャマ入れの袋なんですけどちょっと小さいようなので作り直していただけますか?ぐらくんいつもパジャマいれながら『ぐらのちいさい〜はいらない〜』っていってるんですよ〜」
これは去年の入園の時必需品ということで作ったもの。確かに作ってちょっと小さいけど自分で入れる訳でなし・・・と思っていたのだけど、いつの間にか自分で入れるようになってたんだね。母は反省。

ということで今日の午後はぐりをなだめつつミシンを引っ張り出してざっと作ろうと思います。久しぶりのソーイング。もともと布はぐらの好きそうなもので私の趣味にある程度あっているものを気の付いたときに買い置きしてある。ぐらに「パジャマの袋これで作るからね〜」とバスがたくさん印刷されている布を見せたらかなり気に入って「これがいい〜」と見せた途端矢のような催促。やっぱり保育園、急に「エプロン作ってください」とか「スモック作ってください」とか言われることが多い。ああ、母親泣かせだ。

といってもこれでもよく高校生まではクッションつくったり本棚のカーテンをミシン使ってつくったりしていたのになあ。アップリケとかもフェルトを各色取り揃えてちまちま凝ったものを作っていたぞ。どこでどう間違ってこうなったんだろうか(笑)。

制作終了。今までのはキルティングで作ってあって、底と側面が違う生地の切り替え、サイドに持ち紐をつけていた。デザインは親の目に適っていてもキルティングの袋で小さいのって考えたら口を紐をひっぱって絞るのが小さい子には難しい。大きめで薄い生地、大きな開口部、今回はぐらが使いやすいように気を配って作ってみた。かえってきたぐらに「ほら、できたよ」と見せると「うれしい〜」と飛び跳ねて喜んでいた。ま、生地の柄が気に入ってるだけだと思うけど。でもこれだけ喜んでくれたら簡単なものでも作りがいがあるというものです。

2002年11月26日(火) 電池切れ

昨日は保育園の「井戸端会議」なる茶話会が夕方5時半からあった。ぐらのクラスのお母さんたち17人出席。全部で20人だったからかなりの出席率。そりゃ、子どもの普段の様子とかゆっくり聞きたいもんなあ。それもわたしだけぐり連れ。ほかにも小さい子がいるお母さんが2、3人いるはずなんだけど手はずを講じていたらしい・・・不覚。でもぐりはおとなしく頑張ったぞ。よくやった。

とはいっても担任の先生から普段の子供たちの様子の説明20分、それぞれのお母さんたちから自分の子どもの気になることの報告各3分弱、あとの1時間は副園長の演説(といっても差し支えないと思う)だ。これのどこが「井戸端会議」なのか理解できない。お母さんたちの交流の場なんてないぞ〜。これで保育園の教育の方針が私の方針と違っていたらかなりキレそうな(笑)会合だった。認可私立らしいといえばらしいんだけどね。

さて、昨日の続きでも書こうかなっと・・・思いつつ電池切れ。ダンナ飲み会のため夜はぐりぐらのお世話で大忙し。ぐらの寝かせつけの時にぐりが泣き出し、こっちを優先させてぐらに「むこうのお布団で待ってて」といったのにぐりの寝てる部屋の外のドアのところで立ち尽くして待ってる。ぐりをおしゃぶり等駆使して大急ぎで寝かせつけてぐらと一緒にお布団に添い寝するとぽそりと「ひとりじゃさみしかった〜」と言われるし。ああ、こういう時だけでも自分のクローンが出現すればいいのにと思ってしまう。結局そのまま添い寝して自分も沈没。ダンナの帰宅で起きる。

今日は雨で寒かったなあ。今日やったことと言えば家の外のコニファーに簡単にクリスマス仕様の飾り付けをしたぐらいかな。

2002年11月25日(月) 保育園入園狂想曲(ラプソディー)

今日は雨降りだけど小雨なのでぐらは久しぶりの保育園へ。「ほいくえんいやだ〜」と言っていたがあたらしい手袋を出して「ほら、これしていこうね」といってその上に「ぐら今日は傘差していこうよ〜」というと傘を差すのが好きなぐらは乗り気で登園。行くと仲良しのお友達とお気に入りの先生が笑顔で出迎えてくれて「おかーさん、ばいばーい。さよーならっ!!」と早々に私は御役御免。

さて、ここの日記には「育児休暇」というキーワードで検索して来てくれている人が少なからずいるので、たまにはちょっとは役に立ちそうなことを書いてみようと(笑)。

ちなみに私の住んでいる市は全国でも保育園の待機児童の数が多くワースト5に入っている市だ。で、私の住んでいる地区は新興住宅地なのに保育園数が少なく市の中でも保育園入園希望の倍率がかなり高い地区である。その中でもぐらの通っている保育園は駅に近くまだ新しいこともありかなり人気が高い。入園できれば「プラチナチケット」が当たったといわれるくらい(笑)。フルタイムでも入園できない人もたくさんいて、今年は比較的入りやすいといわれている学校の先生が入れなかった。ちなみに認可私立です。

以下箇条書きで。あくまでも私の場合なので参考程度にしてください〜。

福祉課担当の人に顔を覚えてもらう
これはぐり入園申し込みでかなり顔見知りになった担当の人からじきじきに言われた。やっぱり相手も人間、押し付けがましくなくはじめは「書類取りに来ました」とか「どんな感じでしょうか」とか絶妙の間をとりつつコンタクトを怠らないようにする。そのうちにぽろぽろと簡単な情報は出してくれるように(といっても人によるとは思うのだけど)。私はぐらの時に入れてもらってさりげなくお礼の葉書を書いておいたこともポイントアップしたらしく、ぐりの申し込みに行くや否や「ひさしぶりね〜ぐら君元気?」と言われて心強い限り。ただし市役所の人は担当が3年に1回は異動するので同じ担当者だったことは私にはプラスだった。くどいようだけれども担当者の名前はしっかり覚えておくこと。ある程度顔見知りになった段階でどうしても入所が必要な理由等訴えればよい。書類提出には別添付でどうしても入れたい理由等を書いた紙を提出することを忘れずに。「くどいぐらいでちょうどいい」らしいです(笑)。

■ 保育園サイドのキーマンには一度会っておくこと
園によっていろいろ教育の方針があると思うが調べて頭にたたきこみ、入りたい園にアポイントをとってキーマンには会っておく。どうしても入れて欲しい事情等、口頭のみならず書類にまとめて提出しておくと良い。うちの園の場合方針がはっきりしていてそれが私の教育の方針に合っていたので是非入れて欲しいとお願いした。入った後で聞いたらかなりの「殺し文句」だったらしいことが判明。まあ、たまたまの偶然であって意に添わないことを言うのは嫌いな腹芸ができない私には結果的に吉と出た。結局福祉事務所の人とこのキーマンが相談して入所が決定するのだから両方押さえておいたほうが良い。特に認可私立はこの物言いの力関係が保育園側が強いので必須。

■ 入りやすい時期を見極める
よく言われるのは1歳児より0歳児のほうが入りやすいということ。0歳児は全枠一斉にオープンだけど1歳児枠は0歳児持ち上がりプラス片手ぐらいの枠しかない。その上1歳児は現在3年育児休暇が取れるところもでてきたことにより、入りやすい4月にあわせて1歳児クラスへの申請が非常に多くなっているらしい。入れるなら0歳児から。年によって入りやすさは変動するのでここの情報をとることも忘れずに。

長くなったので続きはまた明日ということで。

2002年11月24日(日) 生まれてきて半年

ぐり今日で6ヶ月。大きくなったもんだ。しかし怒涛のような6ヶ月だった。今はぐりとぐらのお世話に使う気力体力の比率は5:5、ぐらの赤ちゃん返りのときは確か8:2とかなんとか日記に書いていた記憶があるけれど・・・。うまくできてるもんだなあ。両方一挙に手がかかって親がふらふらになってクラッシュすることはないんだろうなあ。家族のバランスの妙をこんなところでも感じる私。さてそろそろ離乳食を本格化しないとね。

今日は休養日。別に私が育児休暇で家にいるんだから外出してももちろんいいんだけどいろいろ家での雑事があるんだよね〜。午前中は大洗濯大会、お昼と夕ご飯の仕込みで私がバタバタしている間ダンナは子どもの相手。午後はダンナがスタッドレスタイヤの交換、自分のシャツの一週間分のアイロンをあて、私はまずぐらの昼寝の間に先3日分の食料の買出し、帰ってからぐらと遊びつつぐりにどろどろ離乳食をあげたり、ぐりぐらと外出して図書館にいったり。これでもう1日おしまい。ぐりの寝つきが悪くて3回目の添い寝でなんと私は夕食後の皿も洗わず9時に沈没、あとでダンナがぐらを寝かせつけて皿を洗ってくれた模様。すみません・・・。

ぐら、図書館はどうもは好きらしく、率先して「としょかんいく〜」と自分の絵本を持っていく。いい傾向なんだけど相変わらず真っ先に行くのは「機関車トーマス」の棚。私に借りていた本を返す間も与えずここまで小走りにきて「おかーさーんー!」と叫ぶ。静かな図書館中に響き渡る大声。もちろん冷や汗のでている私。たくさんあるシリーズの中からお気に入りの機関車のでているものを一冊引っつかむや否や自分でカウンターに持っていく。私はあとから超瞬間セレクトで5冊ばかりの絵本と自分の本を選んで追いすがる。ここで借りるとその一冊だけをまた小脇にかかえてエレベーターホールへすたすたと歩いていくぐら、君には「おかあさんを待つ」という概念が欠落しているのかね。このせっかちさは私に似たん・・・だろうな。(笑)

あたりも暗くなり、お決まりコースでショッピングモールの大きなツリーを眺め、家に帰る。マンションの下に来たときに電飾をつけてきたので「ぐら、ほらあのぴかぴかしているのがぐらのおうちだよ〜」と指差すとぐらかなり嬉しそうに家に帰ってからダンナに「ぐらのおうちひかひかひかっとった〜」と何回も報告していた。

寒くなり暗くなると家の明かりが見えるのっていいもんだなあ。そういえば子どもができる前もこの電飾はクリスマスになると取り付けていて、残業で疲れて帰ってきた道でふと見上げると黄色い暖かい光にほの青い電飾が見え、なんとなく仕事上での嫌なこととか澱みたいなものがほっとして消えるような気がした。まあ、もともと仕事上のストレスは忘れやすいタイプなんだけどその切りかえのきっかけというかそんな感じ。今それを子どもたちと見上げているとは。

2002年11月23日(土) ぐりぐら海遊館へ行く

今日はとても天気が良くて風のない絶好の外出日和。かねてからぐらのリクエストのあった「すいぞくかん」へ行こうと家族で朝の10時から繰り出す。行き先はほぼ一年ちょっとぶりの「海遊館」へ。

「今日は紅葉を見にいく人が多いはずだから京都方面は激混みだけど、水族館ってのは案外穴場で空いてるかも・・・」という私と同じの思考回路の人が世の中にはいるんだろう・・・恐ろしく混んでいた。水族館なのに中が暑いくらい。それでもぐりは私がカドラーレベカの簡単な抱っこ紐に入れ、ぐらは旦那が面倒をみつつ見てまわる。前はぐらが1歳半ぐらいの時に来ている。その頃に比べたら言葉が進んでいる分だけ反応が面白い・・・というより面白すぎる。大水槽の中をゆうゆうと泳ぐ名物のジンベイザメ、ダンナが「ぐら、ほらほらじんべいざめだよ〜」というと「ちゃう!じんべいざちゃう」と強く否定、大きなマンタがやってくると「じんべいざ、ぱたぱたしておよいでるよ〜」と何回教えても頑なにマンタをジンベイザメと言い張っていた。この大水槽の周りをくるくる見てまわりながら降りてくる。コースの始まり近くだとこの大水槽をかなり上から見下ろす形になって海底(?)がかなり下の方に見えるのだが「おちそう〜こわい〜」とダンナにかじりついていた。途中でペンギンを見れば「ぐらのすきなぺんぎんさん〜」アザラシを見れば「タマちゃん〜」マンボウを見れば「みて、みてまんぼう、おーっきいまんぼう、ぐらのおうちにもまんぼういるけどちっちゃいんだよ〜」これは前回海遊館に行った時買って冷蔵庫につけているマンボウのマグネットのことだと思われます(笑)。

ただ、一回目はさすがに子どもがたくさんいて騒々しくゆっくり見れなかったのでちょっとしてから再入場することにした。港に出て穏やかな海を見つつのんびり行く船来る船をみる。穏やかな天気で暖かい。海も空も柔らかい色調。ぐりぐらを連れて行くのは大変だけどやっぱり外出して気分転換ってのはいいもんだなあと思いつつテイクアウトしたコーヒーをすする。

さて、再入場。夕方4時ぐらいだったので空いている。人のいない水族館はとてもゆったりできる。ぐらは私がぐりをずっと抱っこしているからか、自分はダンナに抱っこされるのが当然とばかり抱っこされていた。ダンナごくろうさま。
ぐりもかなり6ヶ月の赤ん坊にしてはじっくり見ていたような。特にイルカの水槽。イルカも心なしか寄ってきていた気がする。このくらいの赤ん坊だったらもしかしたらイルカとテレパシーかなんかでコミュニケーションできているのかも・・・と思うほど熱心なぐり。

帰りは近くのショッピングモールで衝動買い。子ども用の椅子で気に入るのがいままで無かったのだけどこのアイデアとカラフルさに負けました。足はエンピツ、背もたれは定規、座面はノートです。ぐりはこれからだけど2人の分2脚の椅子とボウリングセット購入。どっちも木でできているのも気に入った。しめて2800円なり。安いなあ。

2002年11月22日(金) 懲りない懺悔

まずは懲りない懺悔。昨日はまた1日ぐりぐらとべったり。ぐらのお腹の調子が悪くて何回も何回も「おしっこ〜でるまえに」「おしりいたい(下痢なのでこれがこれから出るという合図なのです)」と私のところにくる。もちろんぐりを抱っこしていてもその時はぐりを下に降ろしてぐらに着いていく。で、おまるをチェックし紙パンツを履かせてズボンを履かせてひと作業終わるのだけど、その間じゅうぐりは文字通り泣き叫んでいる。いくら焦らずと思っていてもなんとなく自分の心のなかではイライラしている。このときにぐらが「ぱんつ〜こっちではく〜」とか、大人から見ればどっちでもいいじゃないかというような自分の好みを通そうとするささいな我儘を言うとそのイライラがどうしても出てしまう。「早くはきなさい!」とけっこうぐらがびっくりするような大声でドスを効かせて言った。ぐらはただならぬ気配を察したのか笑ってへらへらしていた表情が突然無表情になってひしと無言で私に抱きついてきた。瞬間的にはっとした。「おかあさんぐりちゃん泣いてるから急いでいるからね」といいつつ私もぎゅーっとぐらを抱きしめた。ああ、それなら言う前に飲み込めばいいのに。ぐら、ごめんね。

といいつつ最近イライラを爆発させないようちょっと工夫するようにもなった。まず怒るときにぐらに「予告」するようになった。笑いながらだけど。「そんなことしてたらもうすぐおかあさんおこるよ〜」「おこるとこわいよ〜」「あともういっかいそんなこと言ってたらおこるよ〜」こう言うと50パーセントぐらいは言うことを聞いてくれる。

でも、どちらかと言えばぐらはかなり聞き分けのいいタイプだと思う。それでもこの自分の余裕のなさ。もっとやんちゃな男の子二人兄弟のお母さんはほんとにほんとに心からすごいな〜と思います。

ぐら覚書、今まで私の知らない歌を歌っていて、歌詞がよく分からないものがあったんだけど最近はっきり発音がわかるようになった。「ぼんねっとばすにのってます〜きっぷをじゅんにわたしてね〜おとなりへ、ハイ、おとなりへ、ハイ、お〜わ〜り〜のひ〜と〜は〜(ウンウン)ぽけっとにい〜」かなり可愛い。デジカメで動画収録。
これを書いていると今日もお休みのぐらが次々に絵本を私にもってきて、私の膝によじ登っては「おかあさん、おかあさんとぐらといっしょにえらぶの。おかあさんはやくこっちにきて〜よ。にゃんにゃんのえほんいやだ。きかんしゃトーマスのほんもってきたんだ。おかあさんみる?みる?トーマスよむんだよ」とかしましいので今日の日記はこのあたりで。ぐりが寝ている間が彼のわがままの楽しい時間なんだしね。

2002年11月21日(木) 調子がよくない

ぐら、ポリオを受けてからお腹の調子が悪く下痢が続いている。朝晩の咳こみもかなり激しくて熱はないけれども、これ以上悪くなると可哀想なので今日も保育園お休み。といっても保育園に行く準備はしていた。けれどぐらがなんとなく「スキンシップ不足欲求不満」状態でぐずぐずしていたので私がそれに負けた。というのは昨日の夜、同じくポリオを受けたぐりがこれまた熱が出るわけでもないが調子が悪く、寝が浅くて何度も起きいつもならすぐ寝てしまう授乳でも寝なくて愚図った。なのでぐらが寝るまで私はぐりとべったり。ぐらはいつもと違う展開っていうのが嫌いな上に自分とおかあさんの時間にぐりが進出してきたことが、言葉には出さないけれど内心悲しかったのだろう。まだまだお兄ちゃんといっても2歳児だもんね。

昨日つけた電飾。ぐらはすごく気に入って夜つけてカーテンを閉めると「かーてんじゃまだよ。ひかひかみえないよ」といって怒る。(カーテンを閉めると電飾は窓側になるので)昼間消しておくと「ひかひかつけて〜くりすます〜」と催促。いや〜気に入ってくれるのは嬉しいけど、なのにどうしてサンタの小さな人形は恐いんだ?だいたい一ヶ月前ということで軒並み近くのショッピングモールはクリスマス物が一気に出現。大きな踊るサンタが2、3個並んでいるところへ「ほら〜サンタさんだよ〜」と連れて行くと「こわい〜こわい〜」とかなりビビっていた。まあ、それは1.5メートルぐらいあるビッグサンタだし音に反応して歌って踊るものだからしょうがないとして、家のサンタは高さ20センチぐらいだぞ。さて、あとはツリーか。

昨日保育園のお迎えの帰りに、ぐらと同じクラスの男の子を迎えに来たおかあさんと喋りつつ駅まで帰った。彼女も産休中、下は8ヶ月の男の子。保育園入園のいろいろをちょっと情報交換。彼女も4月復帰で下の子は3月生まれなので1歳児クラスへ入園希望なのだけど、この枠は0歳児からの持ち上がりプラス数枠なので0歳児よりも厳しいようだ。私立認可のうちの保育園の副園長へちょっと話をしにいったが「かなり厳しいですよ〜」との返事だったらしい。ぐりは5月生まれなので0歳児になり、一挙に入園枠がオープンになるのでまだましなんだけどこれだってわかんないぞ〜。けっこう年によって倍率は変化するけど、今年はかなり多いらしいと福祉課担当の窓口の人は言っていた。いくらぐらが今の保育園へ入園しているからといって油断は禁物、然るべき営業活動しなきゃな。といっても正攻法しかないけど(笑)

しかし下の子をを前抱っこ紐で抱っこして、たくさんの荷物を抱えつつ上の子を乗せたベビーカーを押す姿って、自分もしているけど人のを見ると改めて大変そうに見えるぞ。母親人生のなかで一番の体力的踏ん張り時かもなあ。

2002年11月20日(水) 私とおかあさん

うちでとっている某新聞に週に1回「わたしとおかあさん」というインタビューが載る。けっこう楽しみにして読んでいる。各界の著名人が自分と母との思い出や関係を語るエッセイみたいなものです。■LINK

これを毎週読んでいるとあたりまえだと言えばあたりまえなんだけど、母親が子どもに与える影響って良くも悪くも本当に大きいものなんだと思うと同時に、自分では子どもに覚えておいて欲しいなんて思ってもいない些細な言葉や行動を、子どもは大切に心のなかに持っているものなんだと思う。

私自身のそういう記憶は自分の成人式の時、私は着物なんて着なくても・・・なんて思っている典型的なちょっと斜に世の中を眺めている大学生だった。そんな私に「せっかくだから・・・」と着物を着せたがった母。うちは普通のサラリーマン家庭なのでそう贅沢をできるわけでもなくて、着物は確か普通のものをリーズナブルに手に入れたものだったように思う。でも「帯だけはいいものを」と母と帯を選びに行った時に母が手にした帯はそれこそうちには「不相応」な値段のついたものだった。でもその帯を眺める母の本当に本当に嬉しそうな表情に「そんな高いのいらないよ〜」という言葉を飲み込んだ。

母にしたらその贅沢な帯は「長い子育て」の終わり、ここまで曲がりなりにも育った娘を誇らしく思う気持の表れだったのかもしれないと今になって思ったりもする。でも、あの表情を思い出すだけで何だか切ない気持になる。まあ、いろいろ母とは葛藤もあったのだけど、その表情を思い出すだけであたたかい気持になって何もかもいい思い出のように感じてしまう。

私の子どもたちも、私自身が思いも拠らないことばやしぐさを、私が将来いなくなったとしても記憶として心に抱いていくのかと思うと、ただそれだけで母親冥利につきるような気がする。ま、それがいい思い出であることを願うばかりだけど。

今日がぐら、4日ぶりの保育園なのでバイバイするときにちょっと泣き顔だった。紅葉も盛りを過ぎて道の大量の落ち葉のなかを走るのが最近のぐらお気に入りの遊びだ。
さて、今日はクリスマスの電飾を取り付けるか〜。リースも出すぞ。去年と違って今年はぐらが言葉で喜んでくれそうだから楽しみだなあ。
話は逆戻りするのだけど、個人的にはこの「わたしとおかあさん」の数学者の森 毅さんのお母さんが好きです。新聞を切り抜いて持っているほど(笑)

2002年11月19日(火) 年の瀬に向けて

年賀状発注完了。この3年毎年利用しているのだけれど、ネットで画像を送って然るべき住所であるとか文面を入れ、決済方法を指定すると出来上がった年賀状が送られてくるというサービスを利用している。一枚39円とかなりリーズナブルでシンプルなデザインで完成するので満足している。年賀はがきもそこで発注できるからその手間も省ける。いや〜昔に「プリントごっこ」とか使ってせっせとたくさんの枚数の刷り途中の年賀状をあたりに広げて乾かしていた頃から比べたら何て便利になったんでしょうかねえ・・・。

いつもぐらを保育園にお迎えに行き、帰る道にショッピングモールのオープンスペースを通るのだけどそこに毎年5メートルぐらいの巨大なクリスマスツリーが立つ。今年も早々にお目見え。電飾は12月に入ってからつくのだけどぐらは毎日そのそばを通るのを楽しみにしている。釣り下がっているリボンをかけたプレゼントのオーナメントを見て「いいものがいっぱいついてるよ〜。クリスマスに」その他のオーナメントを見て「きらきらのでんしゃついてたよ〜」うちもそろそろクリスマス関係の飾り物をださなきゃなあ。といっても私が作ったクリスマスリースと窓辺につける青い控えめな電飾と、あとはベランダにあるコニファーにリボンやちょっとした飾りをつけるだけなんだけどね。でも1歳のときに見ていたものをちゃんとぐらは覚えていて「あおいぴかぴかのつける〜」と今から言っています。

今日はポリオ、ぐりは1回目、ぐらは2回目。ぐらはいまのいままでタイミングが合わずにのびのびになっていたもの。やっとだよ〜。「今日甘いお薬飲みに行く?」と聞くと「おくすり〜おくすりのむんだよ〜」とかなり期待している様子。たくさんの子ども達が集まっているフロアではちょっと警戒していたけど、問題なく終了。後で「甘かった?」と聞くとにこりとして「うん」と言っていた。
しかし子ども二人連れは疲れるなあ・・・といってもぐらはだいぶん役に立つように。足からおちたぐりの靴下を拾ってくれたり、エレベーターで手一杯の私の代わりに下のほうにあるボタンを押してくれたり。順調にお兄ちゃんになってきてます。

2002年11月18日(月) ファイター

本が読めないと書いていたけど読もうという熱意さえあれば読めるもんだ。昨日家でのんびりしている間に一冊「錆びる心」(桐野 夏生・文芸春秋)読破。もともとかなりクールな語り口が好きで、今話題の「OUT」も面白かったし。短編集なんでぐりぐらのお世話が入っても一つ一つは集中して読めた。最後の短編が私は心に残ったなあ・・・。家族をめぐる心の暗がりに焦点をあてている作品だった。

さて、咳の長引くぐら、大事をとって今日はお休み。いつもいつも思うのは「復帰したらこうはいかないだろうなあ・・・」ということ。今度の復帰はなんてったってぐりぐらのダブルで子どもの病気で休む可能性が高い。もう、両方の親に頼れる雰囲気でもないし、ファミリーサポート等でかなりきちんとした何かあったときの対処をしておかなければ。3年間の時短制度がこの4月からうちの会社でも導入され、それをとれば多分会社初の時短取得者になる。それをとるか、もしくは保育園のお迎えを毎日ファミサポ等でお願いして私が家に帰り着く頃(夜7時)に家に送り届けてもらうか・・・。お迎えに行くのは楽しみなんだけど2人抱えての復帰は自分の体力を温存する方向を考えようと思ってしまう。まあ何にしろもう推敲しなきゃなあ。

相変わらず下に寝転ばせると泣くぐり、おととい遊びにきた友達「うーん、かなりややこしそうな子だよね〜うちの子(下娘・1歳)は泣いているうちに寝るから泣かせっぱなしも多いよ」と言うので、試しにどのぐらい泣き続けるか寝かせたままにしてみると・・・30分たっても疲れずに泣いている。うう〜、自分の娘ながらかなりのファイターと見た。この食い下がりは成長してどれだけ残っているかわかんないけどとにかく生きぬく意欲が十分だということは認めるよ。
とうとう抱っこ紐をおんぶ紐にする時が来たようです。

2002年11月17日(日) 5年後

昨日咳がひどかったぐら、たくさんの人に興奮したのか37度後半の発熱、今日は本当にいい天気だったけどそういうわけで自宅療養。もったいなーい。でもまあ、しょうがないか・・・。ぐりは平日のように外に出られないとストレスがたまるらしくかなり昼も夜も機嫌が悪く、昼寝も細切れの睡眠。もしかしてこれは母乳が足らないのかなあ。今更ながらフォローアップミルクを足してみようか思案中。このまま離乳食までどうにか持たせてもいいのかもしれないけど。

話は戻って昨日うちに来てくれた友達達の話。彼女達とは就職してからも何かと言えば会っている気心の知れた友達だ。今から5年前に集まった時、酒の席で「私たち、海外いろんなところへ行ってるけどハワイには言ったことないね〜」みたいな話で盛り上がった。その頃はみんなほとんど独身か結婚したてだったかな?で、5年後月5000円づつ貯金して30万貯めてみんなでゴージャスハワイに行こう!ということになった。5000円貯金を自動引き落としの積み立てにセットしてあっという間に5年は過ぎた。この程度ならぜんぜん気づかないうちに貯まってしまうものだと実際やってみて分かったぞ。お金を貯めるなら地道に引き落としが一番。

で、その時のメンバーはひとりは東京、ひとりは海外、後残りは在阪だが小さい子どもがいる。とてもとても海外なんていける状態では・・・ということで延期。5年前には「小さい子どもがいててもダンナに預けていこうね〜」なんて軽く言ってたが想像で物をいうのと実際体験して判断するのは違うもんですね。

このメンバーは偶然私以外はみんなエネルギー関連、鉄道、NTT等ライフライン系の大企業に勤めていて、ワーキングマザーの働きやすさについても話が出た。まあ、私のところは論外として、それぞれ企業のカラーならではの整った制度があるのだけれど、やはり最近の景気の関係か社内は厳しい雰囲気になっていて、とてものんびりと最大限その恩恵を受ける状態ではないと言っていた。ある友達は産休を取った時点で、復帰年にどれほど成果を上げたとしても査定は最下位になると嘆いている。うーん、これほどの企業がそうなんだからなあ。ま、こういう企業は人数も多く、サラリーマン的管理体制が行き届いているから逆にやりにくい部分もあるんだろうなあ。

でも、したたかに深刻にならずに自然体で頑張っている友達達の姿に触れて自分もゆったりできたのでした。精神的息抜きの1日でした。はあ。

2002年11月16日(土) 友達来訪(3)

ぐりの不安定な睡眠に対処するため、昨日ははじめからそのつもりでぐらと添い寝して一緒に寝てみた。ぐらが寝ちゃったらすぐにぐりの寝ているベッドへ行く。ぐりは12時半に授乳して寝て、3時半に目をランランとして起床、私も一緒に起きて残った家事をやってみたが・・・眠くない、疲れない。よししばらくはこの手でいってみるかな。豆腐屋のような生活だ・・・。でもよくワーキングマムのタイムテーブル等雑誌とかで読んでいると、このパターンの人って案外多いよな。子ども達と一緒に早々に寝てしまって朝恐ろしく早く起きて自分の時間にあてるっていうパターン。ちょっと試してみて時間の使い方が有効だと思ったら復帰してもこれに切り替えてもいいかも。

図書館で「和の離乳食」(NHK出版)という本を借りてきた。日本料理の料理長が自ら自分の愛娘に作るレシピの公開で、まず大人物ありきでそれをつかって離乳食はこうアレンジできますといった内容だ。しかし、これ、本当に美味しそうだ。大人の物が(笑)鶏レバーと豆腐でつくる「きも豆腐」とかね。早速作ってみよう。

今日は久しぶりに大学の友達がやってきた。3人のなかの一人は5歳男の子と1歳女の子の母親、一人は既婚子どもなし、もう一人は独身、全員会社勤めを続けている。既婚子どもなしの子が玄関で「久しぶり〜」と入ってきた途端・・・むむ、もしかして・・・?「何ヶ月なの?」「もう5ヶ月なんだよ〜」びっくりするやら目出度いやら。子どもはちょっと苦手と自称するダンナさんもにこにこ顔だった。みんなで持ち寄ったつまみやお菓子で近況報告いろいろ。ぐらはこのときまだ御昼寝、友達の男の子と女の子がリビングでおもちゃを出して遊んでいる最中に起きてきた。もともと寝起きがあまりよくないぐら、「どーしてこんなに騒々しくておまけにぼくのおもちゃで勝手に遊んでいるヤツがいるんだ」という表情でぶすっとしている。なかなかご機嫌麗しくならなかったが、サンタの話がきっかけでやっと打ち解けて喋るように。「サンタさんにぐらトミカおねがいしたの〜」とかお話している間に笑顔もでるようになり・・・そうすると5歳の男の子の母親曰く「この子下の子にやさしいからぐらくん一緒に遊んだら」ということで一緒にミニカーやプラレールで遊びだした。最後には笑い声が絶えないほど2人で仲良く遊んでいました。男の子ふたりの兄弟だったらこんな感じなんだろうなあ。文字通りころころ遊んでいる姿がとてもかわいい。ぐらは「おにいちゃんおにいちゃん」とまとわり付きみんな帰るときには「おにいちゃんいなくなってぐらさみしかった」としょんぼりしてました。その間ぐりは「かわいい〜目大きい〜」といろんな人に順繰りに抱っこされていた。このメンバーの中だったら確かに思いっきり「赤ちゃん」だもんね。性格はいちばんきつそうだとみんなのお墨付きをもらっていたぞ。

ここでも育児休暇等「働く母」の働きやすさの話に花が咲いたけど、それはまた明日ということで。

2002年11月15日(金) 寝不足

である。もちろん私がである。ぐり、昨日は7時に就寝、11時半に起き私があやしつつ1時半まで遊ぶ。授乳してそのまま寝なくなってしまった。遊ぶのだって私が抱っこしていなければすこぶる機嫌が悪い。そのまま寝て朝5時半起床。これが今のリズムです。

せめてもの救いは夜7時に寝て起きないので、ぐらをかぶりつきで面倒みれること。しかし1日に3回添い寝って・・・。そのたびに睡魔が襲い、とろとろとするけど家事は終わっていないので30分ぐらいで強靭な意志力をもって生還する(もちろん失敗する時もある)。しかし能率悪いよな〜ぜんぜん家事すすまないじゃんか。9時のぐらの寝かせつけの時に一緒に寝ればいいのだけれど、今までその後にあった自分の時間をあきらめるのが惜しくて起きていた。でも限界だなあ。体あっての育児だもんなあ。とうとう早寝の道を歩むのか・・・残念だあ〜といいつつ昼間はけっこうそういう時間があったりするんだからあきらめろ!>自分

教訓 二人目だからって楽だとは限らない。さ、今ちょっと寝てる間に雑誌の整理をして夕御飯でも作ろうっと。寝不足だと日記のネタを考えるのさえ億劫になるもんです。

ぐら覚書、今日は保育園に行くのにあまり気乗りがしなかったようで「ぐら、おうちであそびたかったのに〜」「ぐらせきこんこんなんだよ」なにっ?病気なら行かなくてもいいっていう帰結が理解できるようになってきたのか・・・発達めざましいぐらですが、これからいろいろ言い訳とかするようになるんだろうなあ。そういえば思い起こしてみれば「AだからB」という関連を簡単なものはそれなりに理解している模様。救急車が保育園の帰りに通ったのを見て「おなかいたくなったらきゅうきゅうしゃくるよね」とか言ってた。私が「たくさんごはんたべたね〜」と言うと「ぐらたくさんたべたからうんちでるんだよ〜」とも言ってたぞ。

しかし今日のぐらは夕食よく食べた。私に似てもともと良く食べる方なのだけど、ちくわとほうれんそうの白和えとにんじんとうすあげ炊き込み御飯、コロッケを私の3分の2ぐらいは平らげた。びっくり。しかし改めて書き出してみると本当に子ども向けメニューに縁のない食卓だなあ(笑)

寝不足にふさわしく脈絡のない日記でした。

2002年11月14日(木) ぬいぐるみの中身は・・・

昨日の日記に「ぐり、外出させると疲れてよく寝てる。この手がいいかも」なんて書いていたが早々に撤回。ってのは日記を書いて12時過ぎにベッドに行くと、目をランランと見開いたぐりと目があってしまい、ぐりに背を向けて寝たふりをきめこむもぐりの髪の毛引っ張り攻撃、それにも寝た振りを通しているとすさまじく泣き出し・・・結局夜の2時まで泣いていたらしい(私は放っておいてうつらうつらしていたのだ。ごめんよぐり)。疲れ果て朦朧とした私、ぐらとダンナのすやすや寝ている部屋に入っていってダンナを起こし、すぐさま泣き叫ぶぐりをぽいと預けてベッドルームに退却、少し寝て夜3時にダンナが寝かしつけてくれたぐりをまたベッドに引き取る。この流れだとぐりは寝てないから朝は遅いとみなさんお思いでしょう。いえいえ、朝5時半に「退屈だ〜腹減った〜」とばかり起床なさいました。

いや〜こんなに一個人の性格があっというまに豹変していいものなのか・・・。それとも今までは表層面まで達してなかった生まれもった個性の発現か?(笑)。ダンナ曰く「ぐらばっかりに親の注意がいっちゃってるから『これではいかんっ!』と悟ってアピールしてるんじゃないの」なるほどね。しかしうまくできていて、ぐらが赤ちゃん返りで手のかかる頃にはぐりはおとなしく、ぐりが大変になってきたらぐらはなんだかお兄ちゃんになってかなりやりやすくなった。親がアップアップしながらもどうにか対処できるアッパーラインを神様が決めているみたいだよ。

まあ、抱っこしていればかなりおとなしいので、最近外出を面倒くさいと厭わなくなった。寒くなったのでぐらの時にも大活躍したノースフェイスの白いフリースオールインワンにぐりを押し込み、フードもちゃんとかぶせて抱っこ紐で前にくっつけて外出。ふとウインドウに移った自分を見ると、なんだか白い大きな熊か羊のぬいぐるみを抱っこしているようで今までの修羅を忘れ思わず微笑ましくなった。見かけはかなり他の人にも微笑ましく映ってんだろうな・・・。羊の皮をかぶった狼とはまさにこの状態だな。

2002年11月13日(水) 育児同期

今日は知り合いの女の子の家へぐりと一緒に遊びに行く。彼女は私より4歳年下、某テレビ局勤務で5年前はあれこれ仕事を一緒にしていた。現在は2人目の育児休暇中でほとんどぐりと下の男の子の休暇期間が一緒なのである。誕生日も2週間ぐらいしか離れていない。いわゆる「育児同期」なのだ。不思議なもので仕事をしていた時はかなり上下関係があったような気もするのだが、今は思い出せない。お互い自分達の業界には少ない2人目出産ならではの悩みや出産笑い話、お互いの会社の福利厚生等ざっくばらんな話をしつつ和む。お昼を用意してくれていたのだけれど、生地から作るピザ、美味しかった〜。聞けば上の娘さん(3歳)が休日になると「いっしょにつくろ〜」とコールがかかるらしい。さすが女の子、お料理にも興味がでてくるんだなあ。ぐらはいまのとこその兆候はなし、おやつ等食べたお皿は台所に運んでくるけど、まあ、これは保育園でしつけられているだけだしね。あとは私が買ってきた「ダニエル」のケーキと紅茶でのんびりと。いろいろ話していると私の会社と彼女の会社の「働く母親にやさしい」度は雲泥の差があることが判明。あ、私の会社が「泥」です。(笑)まあ、それを調べて就職したわけではないからあまり大きな声では言えないのだけれどもうちょっとどうにかしないとなあ。うちの会社・・・。しかし「雲」の彼女の会社でさえ、出産して子育てしながら働く世代がでてきたのは彼女の世代ぐらいからで、私の世代では独身か、結婚していても子供がいない人がほとんどだということだった。むむむ、価値観が私と彼女の世代では違うのかな?私の代ってのは仕事と言えば「全力疾走、それに対する評価」が至上であるイメージが強かったなあ。月並みな言い方だけど私も子どもが生まれてやっとちょっと肩の力が抜けたような。彼女の世代ははじめからプライベートと仕事の「ライフ・ワーク・バランス」の平衡感覚がある世代なんだろうなあ。

行く前に1時間ぐらい余裕を持って神戸大丸で買い物。寒くなってきたのでもともと目星をつけてあったエーグルのアウターを購入。ダンナが同じタイプのものを持っているのだけど、軽いし風を驚くぐらい通さないし、私の保育園送り迎えライフにはぴったりなのだ。そのショップはちょうど子ども、ベビー用品階にあるのでぐりを一休みさせてGAPでぐりの靴下を購入というところでタイムアウトだった。
買い物はともかく、外出するのはぐりもいい意味で疲れてぐっすり寝れるみたいで、寝かせつけもあまり時間がかからなかったし今現在でも夜起きない。この手は使えるかも。フットワーク軽く三宮へちょくちょくお出かけしてみようと思ったのでした。

最後にぐりはほぼ同じ月齢の男の子に並んで寝かされ、彼に手を触られて「うぎー」と言いつつ振り払っていた。ぐり姫の面目躍如のひとコマでした。でも5、6ヶ月の赤ちゃんを並べると一人の時とはまた違ったなんとも言えず可愛い感じがするなあ。複数効果?

2002年11月12日(火) 自己主張

ぐり相変わらず機嫌悪し。泣きながらなんだか両耳の後ろを触るので「もしかして中耳炎か」と耳鼻科に連れて行くも結果は「シロ」。ほっとしたけど結局この「下に寝かせたらすぐ泣く」ってのはこれから続くのか・・・と思うとかなりブルー。ぐらがほとんどそういうことなく育ってきたので今更経験しなきゃならないのもなあ・・・。しかしいままでは寝て泣いていた赤ん坊が自己主張しているわけだからお母さんはちゃんと受けとめなきゃねえ。あー。ついでに夜の眠りもちょっと浅くなってきたようで夜7時に寝かせつけてから12時までの間に2、3回起きてしまう。昨日なんてぐらの寝かせつけの前後にぐりの寝かせつけが入って「これじゃあ寝かせつけだけで家事がまったく進まないじゃないっ!!」という状態、思わずぐーすか気持ちよさそうにリビングでうたた寝しているダンナを声を荒げてたたき起こしてぐりを抱っこさせる。まったく、ダンナって生き物は家ではこっちが言わないと状況把握して対処する能力のスイッチを切ってしまうのかねえ。それなら口に出してリモコン操作するのみ。まったくね〜。

ダンナがぐりをあやしている間にベランダに出て洗濯物を干す。寒くて空気がキンとしていてなんとなくカッとなった頭がすぐに冷える。私のいいところ(?)でもあり悪いところでもあるこの「瞬間湯沸し器気質」切り替えが早いというか、引きずらないというか・・・。

閑話休題、今日はさといも御飯がどうしても食べたくて作った。さといもは好きなんだけどどうもあの皮をむくのが面倒くさい。じゃがいもとかにんじんとかはピーラーでしゃかしゃか剥けるけどさといもはそうはいかないのでけっこう敬遠してきた。中国野菜の冷凍物を一時頻繁に使っていたけど、あの恐るべき農薬騒動でわたしの「さといも生活」は過去の思い出と化していた。が、食べたくなるといてもたってもいられず、泣き叫ぶぐりをそのままにさといもをむき、塩シャケを焼いてほぐしたものと昆布とちょっとだしの素、酒、しょうゆ、しょうが汁を入れ炊飯器で普通に御飯を炊く。ねっとりしたさといも本来の淡白な味と、シャケの適度な塩味がまさに絶妙。ああ美味しかった。ぐらは「ごはんのなかにおもちはいってる〜」といいつつさといもをぱくぱく食べておりました。

2002年11月11日(月) 兄と妹

今日の朝、抱っこ癖がついていて下に寝かせたままでぐずっているぐりにぐらが話し掛けて遊んであげていた。今まで向き合って兄と妹でちゃんとコンタクトをとりつつある程度長い時間遊んでいるのを見るのは初めて。いやー、ぐら、お兄ちゃんとしての自覚が目覚めてきたか。まず、泣いているぐりを覗き込んで「ぐりちゃんどうしたの?」次にぐりの頭のあたりに置いてあるベビージムについている飛行機を右に動かしたり左に動かしたりしながら「うさぎさんは飛行機にのっているんだよ。ぴゅーってこっちにいって・・・」と説明しながら「ね、ね」と確認している。ぐりも泣くのをやめてじっとぐらの目を見て絵本の読み聞かせみたいに話しかけているぐらに最後ににこりと笑った。台所から隠れて見ていてほんわかした気分になった朝でした。きょうだいが遊んでいるのを見るのって好きです。

よくきょうだいがいると、そのうち2人で遊ぶようになるから親は楽になるというけれど今はとてもそんな状態ではない。でもいつの間にかそのはじめの第一歩がこんな風に始まって、気がついた時には楽になってて、でも物足りなさを感じたりもするんだろう。まあ、仕事が始まったらそんな感傷にふける余裕もないか・・・。

明日はぐらは保育園からの園外保育で動物園に行きます。パンダとコアラを見るらしい。新しい水筒を夜に首から下げてはしゃいでおりました。そのお知らせを保育園の引き出しに入れてすっかり忘れていた私は担任の先生に「・・・ぐらくん、動物園いくんですよね〜出欠の紙がまだ出ていませんが」と言われて大慌て。「おかあさん、そんな忘れそうなタイプに見えないんですけどね〜」人生30数年言われ続けてきたことをここでも言われる(笑)。中身が伴ってないってのは辛いねえ。

2002年11月10日(日) ブランコとお月さま

今日は昨日準備した夕食がまるまま冷蔵庫に残っているので外出しやすいな〜と近くの弓削牧場に行くことを企てるが、ダンナ風邪で頭が痛いと言っているのでまた来週となった。ぐらは「うしさん〜ひつじさん〜みたかった」とかなり残念そうでした。■LINK
ちょっと寒さが緩んで紅葉もまっさかりでとても行きたかったのに・・・おいしいチーズとワイン・・・。でもぐりぐらを一人で連れて行くだけの気力は無いぞ。ここはこじんまりとした牧場なのだけどチーズはグルメ雑誌に載るほど美味しい自家製、食べさせてくれるこれまたこじんまりした居心地のいいハーブのたくさん植えてあるレストラン併設なので気候が良ければちょくちょく顔を出していた。ぐらの1歳の誕生日はここで豪華野外ランチ、ワイン付き(もちろんぐらは飲めませんが)ぐらも野外で嬉しそうだが親のほうが嬉しげな顔をしている写真が残っていたりして。

と言うわけで予定の無い休日。お昼寝させたぐらを連れてお散歩へ。家を出て私がせっかくぐりはいないんだからと抱っこして階段を下りたのが気に障ったらしいぐら、「おかあさんだっこしたらあかん〜ぐらひとりでかいだんおりたかった〜」と大泣き。それこそ顔を真っ赤にして泣いて「ちょっとしたことで泣く子は嫌いだよ〜」と言いつつ先に歩いていく私のあとをついてくる。道行く人が笑いながら見ている・・・うう、しかしここで抱っこしてもきっともっと泣きそうだ。結局スーパーに入るまで大泣き(しくしくじゃなくうわーん)していて参った。かなりの頑固者と見たぞ。この頃の子どもってこんなに「自分の思っている手順」を外れると気に入らないのかどうなのか。

ぐら怪獣泣きも一段落、外を歩いているとかなり寒さも和らいで紅葉が家のまわりだけでもとても綺麗、ぐらもずっとかけっこで私と追いかけっこしながら走っていく。ちょっと食材を買い物して目的地は公園。滑り台を一回だけ滑って(下が濡れていてズボンが濡れちゃったので)ブランコのところへ行く。一人ではまだ乗れないので私が「ほらほら、こーやるんだよ」と実演してそれから膝の上に乗せてゆっくり漕いでみる。懐かしい感覚、黄昏かけている空にはちょっと太った三日月が。目ざといぐらが「おつきさま〜」と指差してブランコから手を離して落ちそうになるのを抱いて支えつつ「キー、キー」という耳障りなはずの音さえ柔らかく聞こえるブランコの感触を楽しんでいました。なんだか小さい頃を思い出すなあ。ただ遊びに夢中で幸せだった頃の。

「いちばんぼーし」とか言いながら幸せな気分で家に帰り着いたら、ダンナが憔悴しきった顔でこれまた泣いているぐりを抱いて出迎えてくれた。外出して2時間ずっと泣きっぱなしだったそうな。私にぐりをタッチすると布団に倒れこむ。頭痛がひどく38℃の発熱。(笑)おかげで私はぐりぐらの食事入浴寝かせつけすべてを担当して案の定ぐらの添い寝で撃沈。子どもを育てるのってほんと体力だね。

2002年11月09日(土) お呼ばれ

今日は久しぶりに仲人をしていただいたダンナの上司宅へお呼ばれ。この前訪問したのはぐらが今のぐりぐらいの時だったな。もう結婚して7年なんだよなあ。その時はダンナの直属の上司だったが今は違う。けれどもダンナの大学の先輩でもあるので異動してからもなんやかやとダンナと顔を合わせていてお世話になっている。気さくでリラックスできる雰囲気を持ち合わせている夫婦だ。私はここの奥さんの雰囲気がとても好きで、一見ごく普通の人なのだけど話をしているとこの年代の人にしてはかなりの柔軟性があってかつ、鋭敏というより柔らかさを感じさせる人で年代が離れているという違和感がまったく無い。私にとっては魅力的な人だ。

朝から段取り良く昼食、夕食の準備等の家事を片付け、パワーのありあまるぐらを朝10時から散歩へ連れ出し買い物、図書館と用事を済ませながら、階段を上らせたり追いかけっこをしたりかなり運動させてエネルギーを消費させた。早めに昼食をとり早めにお昼寝させる。お呼ばれの時間は昼の2時、一番ぐらが眠くて愚図る時なのでそれを想定して少し寝させて気持ちよく外出できるように・・・と思ったのだけれど、1時前に起こした途端寝が足りないぐらは愚図りマックス状態。とほほほ。けれどケーキを買って車が高速に乗る頃はかなり持ち直し親も胸をなでおろす。

着いたら元上司が迎えに出てきてくれた。ぐらは一瞬「この人だれ?」と記憶の中を捜していた模様だけれど、にこにこの元上司の笑顔に瞬間で気を許したらしくなんと会ったとたんに抱っこされてこちらも満面の笑みだった。部屋でくつろぎつつぐりぐらにおもちゃのプレゼント(ぐらは消防車、ぐりは布絵本)をもらってぐらはサービス全開、親しげに「おじさーん」とその上司が行くところへはどこにでも付いていき、その家の幼稚園の先生である娘さんに遊んでもらい、ケーキを頬張りご満悦だった。その家にあるピアノを触りたがり、弾かせてもらうとよく子どもがやるようにバンバン叩くのではなく、一音一音集中して鳴らしていた。かなり気に入った様子、こりゃ習わせても楽しくできるかも。新しい発見。

その後結局夕食までご一緒することになり、おいしい和食の創作料理のお店の座敷で、まるで実家に里帰りした夫婦と孫とおじいちゃんおばあちゃん状態だった。ぐらも元上司と上司の娘さんの間の席に陣取ってあれこれ世話を焼いてもらい、初めていくら丼を食べて「あかいのおいしい、ぐらあかいのすき〜」とかなり気に入ったようだ。おしゃべりも絶好調でダンナと元上司が仕事関係の話をしているところに自分もとばかり割って入り、元上司の言葉を真似して「かんきょー」とか言ったりしてみんなの笑いを誘っていた。ぐらは今日はかなり楽しい1日だっただろうなあ。

ぐりは最後のほうは眠くなってしまってぐずぐずして家に帰り着いた途端眠りの淵へ。お風呂間に合わず。風邪気味だしまあいいか。

2002年11月08日(金) 抱っこ癖

昨日図書館で借りてきた絵本「おやすみなさい おつきさま」(マーガレット・ワイズ・ブラウン作 評論社)、例の雅子さまの育児ネタで大きく取り上げられていた絵本、初めて読んだんだけどいい絵本だった。だんだん部屋が静まってきてだんだん暗くなってきて暖炉の暖かい火と外の月と星がいつまにか明るくなっている。おやすみなさいをする前のゆったりした時間の流れを感じられる。ぐらはまだこの良さはわからんだろうなあ・・・何冊か借りてきた中で「どれがいちばん好き?」と聞くと「きかんしゃ」と答えていた。これは安西水丸の絵本でお察しのとおりかなりシンプルで分かりやすいです。これももちろん面白いんだけど。

さて、ここまでなるとは思わなかったぐりの抱っこ癖、この2,3日下に降ろした途端泣くというすさまじいもの。もちろん朝の保育園へ行くのに家へ出る前などのばたばたした時なんかとても抱っこする余裕もなくほったらかしなのだけど、それこそこの世の終わりのように顔を真っ赤にして泣く。どうしようもないのが分かってるので割り切っているつもりでも心の何処かで罪悪感があるんだろう・・・イライラしていてその微妙なイライラがどうしてもぐらに向けられてしまう。今日も風が強くて家を出たときにぐらが喜んで走り出し帽子が飛んでしまったときも「とってきなさーい」と強硬に命令、押し問答しているうちに近くで見ていたお母さんが取ってくれてなんだか自分の余裕の無さをみられたようで情けなかった。

しかしぐりの私を見る目ってのはほんとうにこう、なんと言うか「積極的に熱烈に愛されている」といった感じだ。ぐらの時にはこうお互いがお互いに向ける愛情がほんわりしていたような・・・。そのほんわり愛情に慣れている私が戸惑うぐらいすごい(笑)。例えば授乳の時に吸い付いてごくごくごくと飲んでは私の顔を見て安心しにっこりしてまた飲むを繰り返す。身も世もなく泣いてても抱き上げた途端、ほんとにその瞬間ぴたっと泣き声が収まる。私に抱っこされている時は私の髪をさわり顔をさわり自分の顔を抱っこしている胸にごしごしごしと擦り付ける。私の指をかなり強い握力で握って離さない。添い寝する時には自分の足を私の体にくっつけないと寝ない・・・。うーん、言い方が変だけど赤ん坊に「強烈に愛されている」のをひしひしと感じる。なんだか妙な気分だ。そりゃ私に男から「おまえさえいればなにもいらない〜」とかなんとか熱烈に愛された経験があればまだ理解の延長線上にあるのだけど、幸か不幸かそういう経験はほとんど無いし(笑)。いやはや、嬉しいけど大変、大変だけど嬉しい、これも母親の醍醐味の一つと思いつつ、ふと来年の保育園入園の慣らし保育のことが頭をよぎる私。多分、いやきっとかなり大変だろうなあ・・・

2002年11月07日(木) ぐりぐら比較考察

毎日「大変だあ〜」と言い続けているのも芸がないので、ここらで少し心機一転。
今日、ぐりをバウンサーに座らせて夕食の準備をしていると案の定愚図りだしたので、手近にあったビニール袋をふくらませて持たせてみた。するとむんずとわしづかみにしてちょっとの間シャカシャカしていたがすぐに恐れをなしたのか泣く。でもシャカシャカはしっかりと握ったまま。面白いもんだなあ。ぐらは恐る恐る手を出して大丈夫と分かった段階ではにこにこしながら遊んでたよなあ。こんな小さい時から性格ってあるもんなんだ。

今日から離乳食を開始・・・といっても10倍粥から。懐かしい。ぐらのときに作りおき用に買った小さい小さいタッパーを出してきて洗ってまとめて作った粥を流し込む。もう2年経つとどのあたりからはじめるのか記憶も定かではなく、育児書を再度ひっぱりだしてきて勉強。ぐらはそういえばもうこの時にはほうれんそうとかを入れたお粥食べてた写真があったなあ。2人目ってほんとに雑になる。結果的にいつ離乳食を始めるかってのがさほど重大なことではないって経験則で分かるからだろうね。で、初のスプーン、ぐりは私やぐらが食べているのを見て欲しそうによだれを出していたのでスムーズにいくとは思っていたが・・・行き過ぎです(笑)。よく食べてまだ欲しそうだったけどさすがにやめた。私がスプーンを近づけるとこれまたむんずとスプーンをつかみに来る。おいおい、それは遊ぶモンじゃないよ、ぐり。掴めないとわかるとこんどは手で払おうとする。リアクション激しすぎるよ、ぐらなんてちんまり座って嫌なものをスプーンで持ってこられてもとりあえずは口に入れる「耐える赤ん坊」だったのにさ。

同じ遺伝子を受け継いでもこれだけ違う。楽しいなあ。あと2年後ぐらいには言葉だってぜんぜんぐらと違ってたりするんだろうなあ。しかしもうこの段階でぐりぐらの兄妹の勢力バランスは見えたような気が。ぐり、お兄ちゃんを頼んだよ。

ぐら覚書、今日の夕食での会話。
私  : ぐら、きのこ好きなんだね〜(前は「ぐら、いやだ〜」といって料理からつまみ出していた)
ぐら : ぐら、きらいっていってた
おお、過去形がちゃんと機能している。ほんとに言葉の理解がすすんでびっくり。少しづつじゃなくて急に話し言葉がこなれてきて日々驚きの母でした。

ぐり、本日DPT3回目終了。これで3週間後のポリオ2回目を終わると一段落。かかりつけの女医さんが聴診器をあてるとじたばた暴れるぐりを見て一言、「まあ〜この子はお兄ちゃんと違って嫌なことはほんとに抵抗するのねえ〜」

2002年11月06日(水) 今日もてんやわんや

ぐら、元気なんだけど体調が本調子じゃないらしく珍しく寝坊・・・その姿を見たダンナ「もう1日保育園休ませたら〜」という無言のプレッシャー、それってぐりぐら二人をみるのがどれだけ大変か分かってて言うのは気が引けるからかもしれないが感じは悪いぞ。といいつつ睡眠をとりたいと体が要求してるんだからまあ、もう1日休ませよう、というわけで今日もぐりぐらとてんやわんやな状態が続く。

ぐりは昨日の夜泣きに引き続き強烈な抱っこ癖。下に置くと3分と持たず泣き出す。バウンサーに据わらせると仰け反って嫌がる。で私が必然的に抱っこした状態のまま用事をすることに。こりゃ本格的だなあ。おんぶ紐が必要かもなあ。短い細切れのお昼寝の間にどうにか夕飯の準備と簡単な掃除はできた。その間ぐらは一人で遊んで「天空の城ラピュタ」のDVDを見る。どう考えても保育園に行ったほうが健康的だと思うのだけど体を休めるんだからまあいいか、と自分に言い訳。

さてあっという間に昼ご飯。といってもこんな状態。奥の手を・・・それはホットケーキ(笑)。さつまいもとにんじんとかぼちゃをラップにくるんでレンジで「茹で野菜」にセットし、チンと鳴る間にホットケーキミックスと卵と牛乳を混ぜる。チンしたとたんにぜんぶの野菜を小さい賽の目に切って種に流し込んで焼く。栄養もあるし、なんせ子どもサイズの大きさに焼いたら子どもが手にとって食べられる。パンみたいに粉が落ちないから洋服も汚れない、後片付けも楽。ぐらも大好きなので片手でフライパンをゆすってさっさと作る。ぐりも欲しそうにしているのでちょっと舐めさせてみたり←離乳食はマダだけど、かなりよだれを出して欲しそうだったので・・・

お昼寝の時間、ぐらは私に寝付かせて欲しいのだけど、ぐりが愚図り真っ最中なので私の冷たいひとこと「もうおにいちゃんなんだから一人で寝れるでしょ」にあっさりあきらめて寝る。後でしおらしいぐらに毛布をかけながら「ごめんね」と心で謝る私。「おにいちゃんだから」って言葉、私嫌いなはずなのにね。

ということで今日も自分のキャパの無さをちょっと余裕が出来た時に反省するという繰り返しなのでした。ああ。

2002年11月05日(火) 子どもたちにごめんなさい

久しぶりにやってしまった。今日はぐらは双方の実家に帰ったときに寒い中遊んでいたからか咳がひどくて大事をとって保育園は休ませた。ぐりはもう疑いようもなく抱っこ癖がついてしまってよく愚図る。ぐりをなだめつつ、ぐらがビデオを見たりおもちゃで遊びながら私に話しかけてくるのに適当に返事を返しつつ家事をしていた。

夕方にじたばたするのが嫌なのでだいたい最近は夕飯は午前中、もしくは午後の早い時間に作ってしまう。ぐりはまだぐずぐず言っているのでバウンサーを台所の入り口に置いて私が見えるようにしておき、野菜を切ったり下ごしらえを開始する。しかしぐりはぐずぐず、とうとう泣き出した。少々こちらであやしてもまったく泣き止む気配はない。2、3度抱き上げると嘘のようにぴたりと泣き止み、鏡の前であやすとにこにこ笑う。体の調子が悪いわけではなさそうだ・・・ということで少々泣かしておいてもいいかなとそのままバウンサーにぐりを置く。置いた途端火のついたように泣くぐり、しかしもう火を使う料理に取りかかってしまっているのでとりあえずそのままに。ぐらは鼻がでると「おはな〜」といって私のところに拭いてもらいにくるのだが、私がなんとなくイライラしているのを察知しているのかいつものようにはこっちに来ない。ぐりは号泣、もうダメだと火を消してじたばたしているそのタイミングの悪い時にぐらがこっちにきて「おはな〜」と言った。「おかあさん忙しいから向こうで待っててっていってるでしょ!」語気の荒さにひるむぐら、一瞬「しまった」と思うが自分のイライラを自分で今押さえる自信がない。「もう二人とも忙しいからって言ってるのに・・・」と呪文のように唱えつつ頭のどこかで「早く気持を切り替えなきゃ」と思っている自分がいる。別室に閉じこもりぐりぐらの大泣きの声と遠くに聞きながら気持を静めようとする。
きっかり2分、今回はどこをどう眺めても自分が悪いのだともちろん納得して部屋から出てくるともちろんぐりとぐらがそのままの位置で声を上げて泣いていた。ぐらの足もとのフローリングに涙の粒がぼとぼと落ちているのを見て反射的にすぐに抱っこする。ぐりはバウンサーに据わらせたまま手を握って揺らしながら「おかあさんわるかったね。ぐりもぐらもぜんぜんわるくないのにね。ほんとうにごめんね」声に出して謝る。ぐらも私にしがみついていたけど背中をぽんぽんしていると安心したのか泣き疲れて抱っこしたままうとうとしている。ぐりも私が手に触れているだけで安心したのかピタリと泣き止みこちらもすぐに寝てしまった。

こんなにもお母さんを必要としているのに、余裕がなくてごめんよ。完全な母親じゃあないから次もまたやっちゃうかもしれないけど、おかあさんちゃんと自分が悪いことをしたって言葉にして謝るからね。ぐりぐらが育っていくのと同じように私もお母さんとして育っていくからね。許してね。

2002年11月04日(月) こたつの団欒

寒い・・・段階を踏んで寒くなるとここまで思わないのだろうけど急に冷え込むと本当に寒く感じる。おととい昨日と外出続きでお疲れ気味のぐりぐら、私とダンナ。今日は休養日に設定。というか本格的に冬支度をしないと・・・

ということで今日は私はダンナとぐらの毛布を買いに行く。ぐりが生まれたので必然的にぐらはベビー布団に寝られない。というか大きくなったしあの寝相ではベビー布団なんかとてもとても間に合わない。ぐりもはじめはぐらの時から借りているベビーベッドのレンタルを延長していたのだけれど、夜の授乳がどうも不便なので私のベッドで一緒に寝るようになった。レンタルベッドも返却。ベビー布団も結局しまうことになる。長い間ごくろうさまでした。ダンナはその間しまってあったこたつを出して、こたつ布団を風にあてる。こたつがリビングに入ると狭い。なので私は本当を言うと別に出さなくてもいいかなとも思っている。掃除もなんだか大変だしね。でもダンナの希望もあるし私が反対する理由というのもそう強いものでもなくて、結局でんと鎮座ましますことに。

出すとぐらが上にのって知ってる歌を歌いまくってオンステージ状態。上にのぼったり降りたり「ぐら、じょうずでしょ」と得意そう。そういえばぐらは最近喋る言葉に語尾がつくようになってきた。今までなら「ぐら、じょうず」「このみかん、食べる」と語尾が定型どおりだったのだけど・・・ついでに口調とか口癖とかが私そっくりに。「○○・・・・ってやつ」とぐらがなんでもかんでもにつける語尾は私がぐらに「それって○×ってやつだよね」と確認する口癖そのまま。自分の子どもの言葉を聞いて自分の口癖を直そうと思うことが多い今日この頃。
ぐりは抱っこ癖がばっちりついて下に降ろすと泣くのではなく唸って抗議。下の子って転がしていてもすぐ寝るとか聞くんだけど、どうやら手のかかるお姫さまのようだ。ついでに夜遊びも定例化。夜2時ぐらいに目をぱっちりあけて明るいところへ連れて行けと催促。それを私が無視するとぱちぱち私の顔面を叩いてくる。ああ〜もう少しやさしくしてくれ〜!

出してきたこたつの周りに家族が集まっているのをみて、インテリア的にはそぐわないけどやっぱりいいなあと思いました。真中にみかん皿置こうっと。

2002年11月03日(日) 強行軍

さて、今日は私の実家へ。前々からこの日にぐりの犬帯をもらったお寺へお礼のお参りをすると決めていたので。帯解寺という奈良ではかなり有名なお寺でもちろんぐらのときもここにお参りした。個人的にはさほど信心ぶかい訳でもなく、お経をあげているお坊さんもなんだか丸刈りの高校生みたいなヤツが読み上げる名前の字を間違って読んだりしてありがたさとかも半減・・・いや消滅みたいな感じなのだけど、私はここの古びた雰囲気が好きで、まあ実家に近いことだしまめに行ってはお金を納めているのです。

奈良にはまた京都とちがったいい感じに古びた神社仏閣や古墳が多くて、別に趣味でもないのだれど実家にいるときにはよくふらりと散歩にいったものだ。私の実家もまわりにうじゃうじゃあるけれど、高校はまさにそういう重要文化財に埋もれているような位置にあったのでこう、よそ行きで訪れるのではなく生活の一部だった。お水取りで有名な二月堂の境内にビールを飲んでへろへろになり友達と深夜行って夜風にあたって話し込んだり・・・懐かしい思い出です(笑)

ぐらも「かみさまのおうち〜」とお坊さんが読経している間けっこうちんまりとおとなしく座っていた。坊さんの振る鈴に合わせて私の母の鈴のついているキーホルダーを振っていたのには笑ってしまった。彼なりの信心なのだろうか・・・
問題はぐり、生活のリズムが昨日から崩れてしまっているので不機嫌なことこの上なく、読経中銅鑼の音がするたびに「ふえーん」と泣き声を上げていた。まあ、しょうがないといえばしょうがないか。ここは初参りに来る人もたくさんいて、新生児も久々に見た。寒い中白いおくるみに包まれてすやすや寝ている子が多くて抱く母と一緒になにかしら神聖な雰囲気がある。

お参りして喫茶店でコーヒーを飲み、家にもどってすき焼をご馳走になった。言葉がどんどん進んでかわいらしい生意気をいうぐらがますますかわいいおばあちゃんとおじいちゃんだったけど、夜になると疲れ気味でした。ごくろうさまでした。
しかし私もダンナも2日続いた強行軍でした。ああ疲れた。明日は寒いしゆっくりするぞ〜

2002年11月02日(土) 子どもに教わる

ダンナの実家へ顔出し。ずっとうちに買って置いておいたデジカメを届けに行く。せっかくだから喜んでもらえるようにと最近パソコンをいろいろ勉強しているお義母さんのためにダンナと相談してセレクトしたぐりの内祝いだ。実家でお義母さんのおいしい家庭料理を堪能して(揚げだし豆腐、鳥つくねとナスの煮物、里芋の炊き込み御飯、鯛の焼魚・・・あといろいろ)ぐりを家で見ていてくれるというお義母さんの言葉に甘えて、ぐらとダンナと私の3人で近くの馬事公苑へ。歩いてすぐ行ける距離にあるかなり大きい本格的なものだ。ちょうど障害物の大会が行われていたので寒かったがのんびりぐらとダンナと眺めつつ散歩する。馬ってつくづく美しい生き物だと思う。乗馬服に身を固めた女の人って凛として美しく見えるものだけど乗っている生き物が牛ならここまで美しいとは思わないだろう。

この時にやっと気づいたことがある。この半年ほどぐら一人と夫婦という行動パターンが無かったから分からなかったこと、それはもうぐら一人だとぜんぜん手がかからないという事だ。大人と同じぐらいの速さで歩き、遅れた時は走って追いついてくる。言葉もしっかりしていてやりとりもスムーズ。ぐりぐらをセットで「お世話が大変だ〜」と毎日のように日記にも書いていたが、ぐりはともかくまだぐらも手が懸かるから大変だと思っていたのだけどそれは違っていた。これはかなり私にとっては驚きの発見(大げさか・・・)だった。ぐらもうすぐ2歳半、まだ子どもがぐらだけだったら「ここで子育て第一段階クリア、さて、次の子がもういてもいい頃かな」ときっと思っていただろう成長ぶりでした。でも二人だとお母さんの争奪戦とかいろいろな要因が関わってきてやっぱり大変なんだなあ・・・うーん。

ダンナ実家に帰ってきてデジカメの操作をダンナがお義母さんに教えている光景を眺めながら、いつの日か私も社会の新しい情報についていけなくなる日が来た時、ぐりぐらがこういう風に教えてくれるのだろうかとふと思ってしまった。前に何か雑誌で「子どもを育てにくい社会でそれでも子どもが欲しい理由」というアンケートの答えの中に「将来自分がその時の最新の情報を入手するのに子どもを通じてなら最もスムーズに入手できると思うので、そのための先行投資」という答えを見つけ、そのあまりのラディカルさにかえって頭を離れなかったのだけどそれをふと思い出させるような情景の昼下がりでした。

2002年11月01日(金) お受験

今日は朝から雨、軟弱だと思いつつぐら保育園お休み。ぐらは私に朝から絵本を読んでくれた。私の本棚の文庫本の中から自分が理解可能な本を引っ張り出して(今日は岩合光昭の猫の写真集「海ちゃん」<新潮文庫>)もちろん字は読めないから適当に「にゃんにゃんはぶどうであそんでいます」とか言っている。口調が一応「○○しました」とか馬鹿に丁寧なのが面白いから「おかあさんに絵本よんで〜」と最近私が催促するようになりました。

前の日記に書いていたお受験、けっこう教育熱心なお母さんの間では過熱しているみたいだ。大学時代の友達と電話で話していたときもそういう話題が出た。しかし話を聞けば聞くほどすごい。何件も塾を掛け持ちしてもちろん親は付き添う。お金と子供と親の時間とを注ぎこんで受験に備え準備する。親が働いていて保育園に通わせているとかなり不利とも言われているらしい。その友達のところの息子さんは今5歳、周りがけっこう盛り上がってきたのでいくら親が「公立でいい」と思っていてもついつい引きずられそうになっていくと言っていた。その友達はかなり冷静なタイプなのに・・・である。

実は私は小学校ではなく中学校なのだけど「お受験」経験者である。といっても今から20数年前、塾なんてクラスに一人行ってるか行ってないかという状況、先生に「受けてみるか〜」と言われて受けたというなんとも気楽な時代だった。結果的に運良く受かり(試験もあるが抽選というものがある)中学高校と6年一貫教育で過ごしたわけだが・・・今振り返るといいところもあれば悪いところもあったような気がする。いいところはまずのんびりして雰囲気が良いところ。そりゃ6年一貫だから受験受験で追いまくられない。先生もかなり個性的で魅力的な先生が多かった。ただ、なんとなく生徒は一部の個性派を除いたらけっこうみんなこじんまりとまとまったタイプが多かった気がする。その学校には小学校もあるのだが、同じ環境でのんびりと小中高と過ごせばその環境しか知らないことになるからかもしれない。
まあ、それを「教育環境がいい」とする人もいるだろうから、これは親の考え方に拠るだろうなあ。

ということで私は小学校からのお受験には「否定派」なのでした。もう少し大きくなってから、適性な時期で十分だろう。と思っているんだけど甘いかな?

私の仕事がらみの知り合いで、娘を某国立大学系付属小学校に進学させた人がいる。「すごいね〜お受験だね〜」と話していると、彼にはちょっと違う思惑があった。彼は転勤族、近いうちに地元に戻らなくてはならず子どもも転校することになる。すると国立大学系の付属だと、その転勤先にある国立大学系付属に編入できるらしいですね。知らなかったよ。そのときに「方言」などでいじめが多い(らしい)公立より、のんびりした付属のほうが子どもの負担にならないと判断したらしい。なるほどね〜。

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