佐山葉月の日記
うかうか一年。地味でぽやんとした趣味の毎日。

2004年09月29日(水) ほわんとした気分になった

友達から聞いて確認したんですけれどね、
隆くん、プラの博多に行ったそうなんですよ。時間ができたからって、
わざわざそのために飛行機に乗って、はるばると九州まで行って。
個人サイトの日記に書いてありました。打ち上げも途中から参加して
正くんとぶっちくんと次も移動して…って。
前ドラムと今ドラムが自然に仲良くできるバンドなんて(もともとが友達だからですが)
ないよな、と、
ナチュラルにツアーにしかも地方に顔を出せるなんてないよな、と思って
ほわーんとなりました。友達も何だか感動しちゃったーってメールをくれて。
ファンとして、とても嬉しいエピソードです。
しかも、これから四国回るしついでに一緒に移動しようよーと誘われたとかあって
それも有り得ない話やんなーと、ちょっと笑いました。
何であの人たちってあんなにほのぼのしてるんだろ。愛しい…

博多のライブもとても良かったと、友達から聞きました。良かった良かった。
AX楽しみにしてよう。ピエロ行けないし仕事は相変わらずハードだけど、
それを心の支えにしばらく生きていこう。



2004年09月28日(火) 終日会議と飲み会

でした。火曜から飲み会とは。予想はしてたが。
会議も一日中やると集中力切れます。
そしてまた年末まで、先月並みの忙しさが復活しそうな気配…

もうライブに行けさえすればいい。



飲み会では、スマップファンの社員さんと色々と盛り上がりました。
他の誰もが理解出来ない「チケットの半券は捨てない」に「当然!」と頷きあい、
グッズは買うほう?とか、チケット幾らくらいなの?とか素朴な疑問を投げああったりして
二人で盛り上がってました。ジャンル全然違うからお互い新鮮で。
「ビジュアルで新しいのが出たら次々行くわけじゃなくて、ずっと行き続けるの?」と聞かれ
「ビジュアルが好きと言うよりビジュアル“も”好きで、そのバンドの音に惚れるので
基本的にずっと行き続けます」と答えても納得してくれて嬉しい。
今年は未だにスマップのコンサートの発表がなくて、ないのかも〜と寂しそうでした。

しかし私は今まで一度もジャニーズ系を通ったことがなく、光ゲンジとか世代でしたが
全盛時代もさっぱり興味を持たずにTMネットワークとかが好きでした(苦笑)。
中学生の頃から、20代後半〜30代の男性にときめいていたらしい。
でもこの年代って↑男性の一番おいしい時期だと思いませんか。若すぎず成熟しすぎず。



2004年09月26日(日) 久々にお題

書いてみました。キリ潤(またか…)てか最近それしか書いてないですねえ。


本当は連休明けだからとっとと寝た方がいいんですけれど、
てか寝ようと思ってたんですけれど、何か書いちゃった(バカ)
明日激しく会社に行きたくない現実逃避ともいう。



更新が滞ってるから何か書かねば、と思って書いた突発ですが、よろしければどうぞ。

配布元:Project SIGN[ef]F
http://plaza22.mbn.or.jp/~SignF/

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034:手を繋ぐ

「潤、お前明日何時から?」
 ベッドの上、布団を被りすっかり寝る姿勢になっていたキリトが、思い出したように顔を出して聞いてきた。携帯をいじり、風呂に入っていた間に届いたメールに返事をしていた潤が隣の鞄から手帳を出す。
「えーと、14時にスタジオってなってる」
「そっか、じゃあ一緒だな。任せた」
「何をだよ」
「え。いろいろ」
 いろいろって貴方!と笑う潤を無視して、布団を被り直したキリトは本格的に寝るつもりらしく、一言「電気」と言って黙り込んだ。はいはい、と一応返事をし、メールを打ち終えた潤が隣に滑り込む。
 垣間見たキリトは眠りに落ちつつあるようで、少し身じろいで向こうを向いた。スペースを少し空けてくれたのだろう、潤はその隙間に身体を落ち着かせると、リモコンのスイッチを押して電気を消した。


 ひとつのベットで、ただ眠る夜が随分と続いている。
 キリトが、求めて来なくなったのはいつだったのか、もう潤にははっきりと思い出せなくなっていた。少なくとも、季節はひとつは越えているだろう。何かがあったというわけでも、二人の関係が変化したというわけでもない。事実、どちらかの家に泊まる頻度に変化はなく、その時は当たり前のようにこうして、一緒に眠る。
 ――ただ、キリトが求めて来なくなった。…それだけ。


 ひどく風が強かった。街路樹も、彼の髪もめちゃくちゃになびいて、それは目も開けていられないほどで、だけど彼はじっと、どこかを、見ていて。
「潤」
 風の強さに目を細める自分に、キリトの声が穏やかに届いた。そういえばこんなに強風なのに、不思議と音がしない。
「潤」
 何、キリト――そう答えようとした時、殊更に大きな風が吹いてよろめいた。瞬間に閉じた目を開けると、彼は風に吹かれたまま微動だにせずそこで、どこかを見ている。
「…潤」
 三たび呼ばれて、返事をしようとしてだけどどうしても彼の名前を呼べないことに気付いた。キリト、そう意識では必死で呼んでいるのに、言葉が喉でひりついてしまったように出ない。
 恐怖を感じた。こちらを向かない彼を呼べない――届けられないことの、恐怖。
 出せない言葉に喘いで、強風にふらつく足を奮い立たせ、必死で前進した。そして、手を伸ばす。

 触れたと思ったとき、彼がもう一度自分を呼んだ。とても穏やかに、………苦しそうに。





「……潤!」
 ぐい、と引っ張られる感覚で潤は目を覚ました。やや上の方からキリトが覗き込んでいるのが、薄暗い部屋でぼんやりと見えた。潤の右手首を彼が掴んでいて、引っ張られたのだと理解する。
「…キリト……?」
「お前、随分うなされてたぞ」
「あー…そう、起こしちゃった?」
 ごめんね、と謝るより先に、だけどキリトはいや、と言い、そのまま潤に覆い被さって抱き締める形になる。
「…キリト?」
「お前さ、何か夢見た?」
「え?…あー…そうだね、何かね…変な夢だったかなあ」
 貴方に届かないという恐怖。それを思い出し、少し薄ら寒くなる。
 誤魔化すように、だからうなされてたんだねきっと、と苦笑混じりに言ってもキリトは離れなかった。抱きつくように潤を抱き締めて、そっと息を吐く。
「俺も見た、……妙な夢」
 お前がさ、沈んでるんだよ。プールだか海だかわかんないけど、水の中に。俺は水面に立ってて、でもお前は沈んでるからどうにか助け出そうと思うんだけど、どうしても、水に入れなくて。
 静かに語られる言葉と裏腹に、抱き締める腕は強さを増した。それを潤は静かに受け止める。
「あんまりにも埒があかないから俺、夢ん中でも切れてさ、ざけんじゃねえ!って怒鳴ったら目が覚めて、――情けないけどさ、お前を真っ先に探しているのに安心とかしちゃって。なのにお前も、うなされてたからさ」
 そこまで話して、キリトは少し身体を起こした。潤を見下ろす姿勢になった、キリトの表情は読めない。潤も表情を作れない。
「お前、どんな夢見てた?…俺を、呼んでた?」
 答えるより先に、手を伸ばして彼に抱きついた。その腕は、微かに震えていたけれども。
「呼びたかったけど、呼べなかった。………けど貴方、呼んでくれてた」

 だから、手を伸ばしたから、…貴方は繋いでくれたんでしょう?





 背中に回された腕から力が抜けたと思った瞬間、ベッドに押し付けられて口づけられた。
 徐々に深いものに変わっていくそれに応えながら探る手を絡められる。この先の行為よりも、それがひどく大きな意味を持つような気がして、不意に目頭が熱くなった。



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いつもながらお題無視というか…
薄暗いキリ潤ですいません。明らかな相思相愛なのに薄暗いのが私のキリ潤…



2004年09月25日(土) あああ

ピエロツアー、イープラスの川越と八王子も落ちました…
本気で今回無理っぽいです。FC入らずに取ろうってのが間違いか。

て言うか関東って本当すげえや。今まで関西だったので…関西でもまあ取りにくかったか。
その昔、確かインディーラストツアーで京都ミューズに来た頃、バンド関係の友達(男)と
たまたまミューズのスタジオで会ったんですが、月間スケジュールを見てたら
ソールドしてんのピエロくらいで「すげー、あの客が入らなくて有名な京ミューで
インディーズがソールドしてるよ!このバンド何!?」と彼はびっくりしてたしなー(笑)
でも今やメジャーにいるバンド自体希少なので、すごいし頑張ってるよなーと
客観的に思っております。



新宿に野暮用があったので昼過ぎから出掛けて、駅からはそんなに離れずに
でもぐるぐると歩き回っていました。ヨドバシカメラと小田急とルミネとハンズと紀伊国屋。
小田急は、ミハエルネグリンのネックレスの石が取れてしまったのを直そうと
ずっと思ってて、やっと店に持って行きました。でもかなり前に買ったので
やっぱり石が生産中止になってしまってて、代用品で賄われるみたいです。
色が変わっちゃうけどまあ、仕方ないかな。取れたままでは付けれないし。
買ったの多分5年とか前で、その頃京都にいてセレクトショップでしか置いてなくて
探すのも大変だったんだよなあ。修理までしてもらえるようになるとは。
それから化粧品をかなり買いました。かなり切れかかっていたからですけど。
基礎化粧品もファンデもシャドウも買ったから、4、5万いってるような。
(イイ年なんで、それなりのお値段のを買わないとお肌が持ちません…)
で、自分的にはメインだったのが本屋で、散々立ち読みしてうろついた挙げ句
江國香織「ジャミパン」と近所の本屋で置いてなくて探した「凶鳥の黒影」とを購入。
江國香織はけっこう好きなんですよね。かなり人気だけど、実はかなり奇妙な物語を
書く人だと思う。10年以上前、こんな有名になる前に「きらきらひかる」を読んで
せつない話、とひとことで言ってもこういうタイプがあるんだな、これがとても好きだ、と
思ったんですけれど。大切にしようとしてるのに余計壊してしまう悲しさというか。
ま、この本を買った理由は、挿絵が宇野亜喜良さんだったからなんですけれど。
「凶鳥の黒影」は、中井英夫に捧げるオマージュで、17人の作家が書いていますがそれがすごい。
赤江瀑なんてそれでなくともなかなか読めないのに、他にも有栖川有栖、恩田陸、
菊池秀行、竹本健治、嶽本野ばら、長野まゆみ、皆川博子…等等。豪華。
ちゅーか本当に私ってマニア…(好きな人が大半)、みたいな面子。
でも帯に名前があった綾辻行人氏は推薦文だけでした。ちぇっ。
この本は中井氏の「虚無への供物」刊行40周年記念の企画だそうで、
だからこの前「虚無〜」が新装丁で出たのか、と納得(危うく買いそうになったアレ)。
さて誰の作品から読もうかな。…暇ができるのかな(薄笑)



2004年09月24日(金) はー。

昨日はめったにできないであろう経験をしてすんごい疲れたけどまあ面白かったです。
明け方までかかったので、今日は昼過ぎまで寝てましたよ。元々休みを取ってて良かった。
何があったかは書けませんが(苦笑)




このまえ古本で太陽の稲垣足穂特集号を手に入れまして、うっとり眺めてます。
文章も盛り沢山なんですが、写真があやしすぎて素敵。
91年の12月号なんで、撮り方とか古臭いんですが、それがまた面白くて。
それにしても寄稿してる面子は慣れ親しんだ名前が大半だ。当然なんですけど。

しかし私が足穂に出会ったのは高校時代に何となく、ベタに一千一秒物語からなんですが
彼の世界の重要なキーワードとして男色および少年愛があるのってーのは
深く考えたくない事実かなーと(苦笑)

…興味あったら読んでみてくださいと言いたいですが、はっきり言って超難解ですので。



2004年09月21日(火) 業務って

嫌だからって避けて通れないことも多々あるのですけれど、
明日はちょっとした成果発表みたいなのをやらねばならず
下準備でしにそうでした。嫌だなー緊張するなー。数人相手とはいえど。




帰りに本屋に寄ってぎりぎり(と思う)オリコンのピエロレポを読んだんですが
リニューアルしたからかスペース小さくて寂しかったですね。
市川さんだったし良かったけど、でも何となく文章にいつもの勢いがなかったような。
他はワッツイン(に小さーく)くらいにしかレポもなく…まだ早いのかもしれないけれど
何か寂しい。ショックスもなかったし…ってまだ早いのかもしれんってね。

でも何が一番寂しいかって次ツアーに行けないかもしれないことです。
何かチケット取れそうにない気が…一ケ所でいいんだけどな。



2004年09月20日(月) 眠いよう

何でこんなに眠いのか。昼まで寝倒したはずなのに
起きてからもずっとだるくて、時折強烈な睡魔が。何故?寝過ぎ?


そんな状態ですが、サイトをリニューアルしたいと思い続けてきたので
だらだらとラフを書いてました。いやそんなたいしたデザインじゃないが。
それ以前に小説を書きたいんですけれど…リクとか待たせ過ぎだし。
あと、メールフォームをつけようと思ってるんですけれど
自作CGIに一回挫折してるしなあ…と。まあ配付のを改造したらいいんだけど。
そしたらカウンタもレンタルじゃなくしたいかなーとか思っちゃって、
でもそんなことしてたらできなくて終わらなくなりそうだし(苦笑)


早めにやりたい。切実に。



2004年09月19日(日) キーッ

野暮用で新宿のヨドバシとかに出掛けたんですけれど、ピアス片方失くした!!
ミハエル・ネグリンの青い薔薇モチーフのやつ!きいいいい!

ちゅーかネグリンの小さいピアスを片方だけ落としたのって2度目なんですが
キャッチが弱いのかもしれん。何にせよ、精神的にも物理的にもかなり痛手です。
あ、でもeteの小さいのも片方失くしたか…でもあれはしたまま風呂入っちゃって
髪の毛拭く時にぶっ飛ばして見つからなかったんだもんなあ。ちょっと違う。
最近安いピアスってあんまりしなくて、まあ小さいピアスはそんなに高くないんですが
それでも3000円以上はしているわけで。悔しいよーう!
もう小さいピアスはやっぱりネグリンの1個しかないんですが、今は髪が長くて
そうすると耳を出したりしない限りあんまりロングタイプはしても意味がなく
それをせざるを得なくなるんですけれど、それまでなくしたらと思うと恐い。



昨日は連休初日ということで夜更かしして、夜中にDVDとか見てたので日記も書けませんでした。
見てたのはLATERというイギリスの音楽番組からセレクトされたシリーズの1本、
その名も「Cool Britanica」という、ブリットポップを集めたやつ。
94年から去年までのセレクトで、別に年代順に並んで入っていなかったので
突然明らかに画面が古くなったりしてました。
番組構成とかセットの具合とか、言わばイギリスのMステのよーなものでしたが
さすがイギリス、出演者のクオリティとかが全然違います。生演奏だし。
そしてこの巻はイギリスものだけあって、ラインナップが私にとってかなり好みで
30曲以上あんのに一気に見ちゃいました。いやーいいもん買った。
オアシス、ブラー、レディオヘッドの有名どころもあり、ポール・ウェラーなんて
渋いところもあり(これがまたかっこいいのだ)エコバニまで入ってたり(感激)
古い映像のPULPやスウェードはニューウェーブ色全開で素敵すぎだし。
スウェードは曲がSO YOUNGだったのでまさかと思ったらバーナードくんいるし
一瞬泣きそうになりました(ファーストで脱退した男前ギタリストです)
あとマニックスとかコールドプレイとか書き出したらきりがない内容で、
かと思うとフランツ・フェルディナンドとかキーンとか新しいとこも入ってて
UKロック好きにはたまらんDVDです。
これは第5弾ですので、他のも欲しいなあ。Partyセレクトは惹かれなかったけど
それ以外もかなり素敵なラインナップみたいですので。

これ書いてて気付いたんですが、マンサン入ってないなあ。出なかったのかなあ。
そしてアルバムもうすぐ出るはずだ、3枚組だ。買わねば。




そういやイープラスのピエロ千葉と大宮は落ちました。…行けないかも今回。



2004年09月15日(水) ゆっくりしたい

早く帰りたいと毎日思いつつ全然無理です。くそう。
ヤマ場は越えたはずなのに何故。ちゅーか明日早くも次期プロジェクトの
打ち合わせ会議ってのが信じられん。お陰で今日は資料準備もあったし。



ところでピエロさんのイープラス先行(先行かな)が始まったので
とりあえず千葉とさいたまに申し込んでみました。
あと、受付は先だけど川越を申し込んでみるつもりです。
職場が埼玉寄りなので、八王子は平日だから無理。川越とかも間に合うかは微妙。
てことで最悪千葉だけは受かってくれたらまあいいかーと。日程が離れてる川越は
できれば行きたいけれど、さいたまは駄目もとで。



2004年09月14日(火) はぁ。

私の派遣会社は10日締めなので今日上司に勤怠シートの印鑑を貰いに行ったのですが
いつも何も言われないのに「残業40時間超えるような時は言って」と言われ
「今月超えてますけれど」と即答したら絶句されました。
今までまともに見てなかったのは知ってるけどなー。ついで言うと休日出勤も
20時間ほどありますが?みたいな気分でしたよ。
下手したら60時間の月とかあるもんな。時給制の派遣でそれはいいのか?と思う。
どれだけ休日が多い月だろうと20時間は超えるし。


今日も4時間の残業でした。



ネットニュースを見たらチェッカーズのクロベエ追悼イベントについて載ってて
そういやプラのライブ翌日に同じ会場で開かれたんだよな、としみじみしました。
ライブ当日既に知ってたので、友達と「ここ今日はこんな楽しい空間だけど
明日は寂しい行事があんねんな」と話してたんですけれどね。
私にとってチェッカーズと言えばナナ。ナナと言えば七色マジック(古…)。



2004年09月13日(月) 余韻

昨日の疲れか、病状がまたぶり返した感じで仕事しんどかったです。
腹痛といえば腹痛なんですが、微妙に言い辛い部分が痛いしなあ…


でも昨日はほんとに良いライブを見たので、思い出してほっこりしてました。
でもね、ピエロさんもですが、よく「苦しい時は俺たちを思い出してください」とか
言うじゃないですか、ライブで。支えてあげるよ、的なことを。
でもプラはそんな感じじゃないなあ、とふと思いました。
確かに思い出しては幸せな気分になったりするけど、僕たちがついてる的な感じではなく、
多分そういうことを言ったこともないんじゃないかな、あの人たちは。
竜太朗くんはよく手を伸ばすけれど、与えてくれるというんじゃなくて、
むしろ受け止めようとしている感じ。もしくは、届くか確かめてる感じ。
ライブでのあの人のゆらゆらとたゆたう感じ、ふとした時の頼り無さは
思い出すとじんわりと沁みてくるけど、支えてくれるという類いのものではない。
よく言ってる「うちは音楽しかないんで。ただの音楽です」というシンプルさは
そういうところでも感じられます。

そんな、いつまでたってもどっしりしない、いやしっかりしてるんだけれど
どこか慣れなさがある彼らが愛しいです。
ライブのラフな会話とかも、すごく雰囲気がいいですし。自然で。


なんてことを考えながら、昨日友達に借りたFC会報を読んでます。
ぶっちくんのコーナーがGiGSみたいで面白いから!と貸された。確かに面白い。



2004年09月12日(日) PlasticTree Tour 2004

行って来ました、プラのツアー初日です。
初めて行く場所だけにまったく予想出来なかったんですけれど、
案外広くてそして妙な作りでした。後ろにバルコニーみたいなんがあった。
そして周囲に何もない。工場地帯というか。夢の島が近かったので、
今回のツアーにちなんで初日をここに?とも思いましたが、奴らそんなん
しそうにないので、きっと偶然でしょう(苦笑)
FCの100番以内だったので最初に入れて、真ん中の下手側の冊を確保できました。
その気になれば3列目くらいには行けましたが、しんどいからやめました(駄目)
しかし、貰ったチラシ見て最終日のAXがMusicOnTVで生中継と知って仰天しましたよ。
プ、プラがアサヒスーパーライブに登場!?って。すげえ。色んな意味で。

会場の入口上に、でかくこんな表示がされていて、珍しかったので写真撮ってみました。
外国っぽーい。けど、読めますかね?







ツアー初日ですし、ネタばれをおもいきり含むので、
以下、嫌な方は見ないでくださいね。




とりあえず、ものすごく楽しかったです!
初日ということで、正直ミスとか緊張感とかすごくあって、演奏自体が完璧だったかというと
そうでは決してないんですが、そんなの気にならないくらい楽しかった。
ぶっちくんの調子が良くて、それは彼の場合リズムが走ってないってことなんですが
ずっと彼はヘッドホンをしてたのでそのせいかもしれません。付けといてくれ、とりあえずは。
竜太朗くんの声も出てたし、楽しくてわーい、と跳ねる、持っていってくれるライブでした。
アンコールで竜太朗くんが「初日は楽屋に戻った時の皆の一言が“いやー気が気じゃないわ”で」と
言ってるそばから、後ろで明くんが必死で正くんに手を振ってて、気付いてくれないから
そのまま走って行って打ち合わせてて、それ見て竜太朗くんが「本当気が気じゃない」と言い
明くんも「くそー、俺が舞い上がってることを皆に気付かれてる!」と言うという、
本人たち的にはかなりテンパってる状態だったみたいですが(笑)


曲順は
cell.、ダンスマカプラ、水色ガールフレンド、メランコリック、クリーム、雪蛍、春咲センチメンタル、crackpot、懺悔は浴室で、うわのそら、本日は晴天なり、comic youth、怪物くん、Mayday、針塊、アンコール1が夢の島、絶望の丘、ブランコから、アンコール2がバリア、サイコガーデン。

当然アルバムからのが中心でしたが、前半にクリームがきて(終わっちゃう気分になったが)
Maydayやブランコから、と最近やってない曲があったのが嬉しかったです。
Maydayの時、友達がずーっと笑顔で(笑)、待ってたんだなーって。
ブランコからの前で銀テープが舞って、争いが起きないようにかえらい短く切られてたので
数枚拾って振っておきました。

服装は竜太朗→黒カットソーに黒パンツ、黒ジャケット。ジャケットの裾に長いスカート状の白布と、袖に長い白いフリルみたいなんがついてて十字架下げててゴシック、髪はつんつんに立ててました。明→白タンクトップにグレーぽいシャツ、だけど途中で脱いでました。正→うわ覚えてない…とりあえずモノトーンのシャツ?。ぶっち→白パーカーに黒タンクトップ重ね着みたいなの。とりあえずいつものように全員がモノクロ。アンコールでは竜太朗くんのペンタントが鍵に変わって上着が水玉(!)、明くんはそのまま、リズム隊がモノクロラグランのツアーTシャツでしたがぶっちくんが異様に似合ってました。
ステージにセットも何もない、とてもシンプルな空間でした。いつものような映像もなく、
照明も特に変わったことをしていなかった。懺悔〜だけは妖しい照明だったかな。

今日は明くんの動きが面白すぎて、しょっちゅう笑い転げてました。
ダンスマカプラなんて、多分前半あんまり弾かないからでしょうけれど本当に妙。
うわのそら、で照明が変わって会場がどよめいた時の、してやったり!て笑顔もすごかったし
ブランコからで竜太朗くんがキスしにいった時、仰け反って応じてあげてるのは男らしかった…
しかし彼は正直コーラスがあまりうまくないのですが、crackpotは本当に下手くそで(…)
しかも妙に大きな音だったので、スゴイものがありました。でも時々ぴたっとハマって
きれーにハモる時もあり…とりあえず音量を抑えてあげてください、て感じ。
リーダーは今回あんまり見えなかったんですけれど…髪がすごく短かったかな。
動きはいつも通り妙でしたよ。きっとあの人一番運動神経ないと思う(笑)
夢の島はフロント3人の座っての弾き語りだったんですが、リーダーがギターを持ってる姿を
初めて見ましたが、鬼のよーに似合ってなかったです。

竜太朗くんは、なんだかとても安定していた感じがします。
キレるとこはキレてるんだけど、とても状態が良い、感じ。水色〜はとても歌い方が優しく
聞こえたし、crackpotも綺麗だった。針塊は空白の日と同じ手触りの曲で、すごく入り込んでて
それで本編が終わったのも良かった(アンコールは呼びづらかったけど)
あと絶望の丘かなあ、歌い終わってエンディングにとても綺麗な顔で空を見てて
じっと見とれてしまいました。

あと位置的に竜太朗くんとセットで見れてほくほくだったぶっちくん、すごく良かった。
て言うか、ドラムの音がすごく良かったんですよ。会場の音響のせいかも。
しかしクリームの後くらいにローディーとわたわたしてて、雪蛍が始まっちゃってるのに
シンバルを交換しててちょっとはらはらしました。割れたのかな?その後も叩いた瞬間
スティックが折れたのも見たし。あんなん消耗品ですけれど、よく折るなあ。
crackpotのドラムが曲調から想像してたのよりも随分力強くて、でもそれが良かったのと
音源ではこれってどうか?と思ってたうわのそらが、やたらドラムがかっこ良くて
曲全体もとても良かったのと、良い印象がいっぱいです。やっぱりドラムが好き。
彼は、最後に出て来る時のよろよろした手の振り方が好き(笑)おじいちゃんみたいな。
そういや投げたスティックが私の前の人に直撃でした。惜しかった。

難点を言えば、後半…と言うかアンコールあたりの曲順が、のりにくかった。
いきなりバリアをやられてもなかなかつらい…流れで見せてほしい曲ですね、あれは。
オーラスがサイコガーデンなのも、いい加減もういい(苦笑)



とりあえずは、楽しかったからいいです。
最後、ツアー行って来ます、と言って彼らは旅立って行きました。いってらっしゃい。
そして大きなお土産を持ってAXに帰って来てね。



2004年09月11日(土) つれづれ

今日は訳あって17万の出費を強いられました。まあいいや、仕方ないことなので。
明日から地味に生きますよ(絶対嘘になるけど)



新宿に行ってうろうろしてたのですけれどね、タワレコの洋雑誌コーナーで見つけた
POPという雑誌の表紙のクリスティーナ・リッチのあまりのかっこ良さと
「American Gothic」の文字に買ってしまいましたよ。
向こうの雑誌って高いし分厚いから大変だったけど。中身も良いです。
あと面白そうだったSpoonと、レジにあった花椿と。花椿なんか100円だしな。
Spoonでは大森予佑子さんがまたSleepでページを出してて、伊勢丹でイベントを
展開してるみたいなんで、今日行けば良かったーと悔やみました。
あとタワレコでは7時からレイチェル・ヤマガタのインストアが予定されてて
かなり見たかったんですが時間的に無理でした。残念。


さて明日はプラの新木場です。いつもよりは頑張って前に行くつもりではいますが
体調がどの程度復活してるかにもよりますね。一応病み上がり。
そしてピエロさんのツアーはFCの当落が出たみたいですね。入ってないし
入ってる友達もいないので一般狙いですが、東京近郊なんて可能なんだろうか。



2004年09月10日(金) ほんとにまいった

実は先週からおかしいなーと思うこともあり、寝れなくなったりしたんですが
昨夜、いきなりすごい腹痛に襲われまして、痛いというかむず痒い感じで
2、3時間置きに目が覚めて、すごくトイレに行きたくなってでも出ない、を繰り返し
朝になっても治まらないので、これはと観念して病院に行ったんですが
案の定、膀胱炎のようです(泣)
数年前にもやったことがあり、症状が似てたからそうじゃないかと思ったんだ…
疲れるとなりやすいらしいし、確かに疲労はたまってて、症状が出たせいで眠れず
余計疲れて、の悪循環でひどくなったみたいです。しんどかった…
それでも午後から仕事は行きましたが、元々が定時退社日だったので早く帰りました。
薬を飲んだら随分と楽になったのでいいんですけれどね。お医者さんが言うには
とりあえず水分をいっぱい取って悪い菌を排出するようにした方がいいそうで
ちびちび飲んでます。元々お茶をすごく飲むし代謝はいいので、苦ではないですが。
女子がなりやすい病気ですし、皆さんも気を付けてくださいねー。
でも会社に行ったら同じチームの男の人に「いいな俺も倒れたい」と言われた。
さすがに誰もが仕事のせいだと認めてくれたからな。主任はどう思ってるか知りませんが。



しんどかったんですけれど、早くて嬉しくてちょろりと本屋に寄りました。
人形関連のムック本とか読んでて、DollyDollyに掲載されてたマリアの心臓という
人形だらけの店に行きてー!と思ったら、その帰りに九州の友達からメールが来て
「マリアの心臓って店ができたらしいから東京今度行ったら行こう」とあって
驚きのあまり携帯握りつぶしそうになりました(笑)。ものすごく同じ趣味の子だが
タイミング良すぎるだろう。見てたのか?
あとタイトル忘れましたが、またゴスロリ系のムックみたいなのが出てましたが
なんとモデルが高橋マリ子ちゃんとかキャサリン(と思う)で、当たり前ですが
ゴスロリバイブルの素人モデルとは天と地ほどの差があり、ごっついかわいかったです。
購入したのは写真が良かった装苑。いつもいいんですけれど。でも昔はちゃんと型紙とか
載ってたのに、今はすっかりファッション誌ですね。ちょっと寂しい。
大森予佑子さんのページがあって、やっぱり可愛かった。昔オリーブとかで見てたし
そういう方が自分と同じような流れでシフトしてくると何だか嬉しいです。
でもオリーブと装苑て、頷けるものがあるかも。デコラティブというか。



2004年09月09日(木) ゴッド!

昨日の日記に書いたゴッドハンドのエンジニアさんですが、
今日はそれまで毎回4時間近くかかってたシステムのインストールを
40分に短縮するツールをいつの間にか作ってお披露目してくれました!
いやもう本当にゴッドハンドです。神をみた。

本気で徹夜かもーて雰囲気も無きにしもあらずだったので嬉しかったですー!帰れた!


でも最近皆が頼り過ぎちゃって、いない時にどうしようもなくなりがちで
それもやばかったりも。



2004年09月07日(火) 経験値をあげなきゃ

最近、うちの部署にインターンの学生さんが入って来ました。
私の今勤めている部署は割と特殊な場所で、研究や開発をやっているようなとこなので
思いっきり理系で、しかもT大やK大のマスター卒(大学院卒)ばかりが
特に社員さんにはごろごろいるようなところでして、当然その学生さんも
指導にあたっている社員さんも高学歴です。理系です。私にとっては全員まとめて仙人です。
そして学生さんはやっぱりまだ若いので、社員さんたちのレベルについていけないらしく
「本当にすごいですよね〜」と純粋に感動しています。
でもその彼ないし彼女らのキラキラした姿を見て、言いはしなかったものの
だけど仕事ができるっていうのはそういうのとはちょっと違うんだよ、と
もの申したくなってしまったんですよね。

実際、彼らについている社員さんと私は同じチームを組んだことはないので
ちゃんと一緒に仕事をしたことはなく、詳しいことは解らないんですけれど
確かに勉強はものすごくできる人たちだと思うんですけれど、いざという時に
最終的に対応できるのかどうか、実は疑問だと思ってて。
端からですけれど見て来て、結局は机上の空論の域から出てないんじゃないかと感じてて。

私が一緒に仕事をしているチームに、ゴッドハンドと呼ばれるエンジニアさんがいます。
社員じゃなく派遣で、自分でも「俺なんか二流の私大出だからT大マスターに及ぶわけもない」と
卑下してるわけでなく単純に認めてて、派遣だから役職もなく現場で
日々プログラムを書いているような人なんですけれど、うちのチームでは、
いやきっと部署全員が、彼には一目置いていると思う。何たってゴッドハンド。
とりあえず、いざという時、トラブルに対する対処の姿勢やスピード、機転が素晴しく
どうにもならないような事態でも、本当に絶対何とかしてくれるんですよ。
何やってもうまく動かないシステムも、徹夜してでも原因を見つけてくれる。
たとえ原因が解消できなくても、解決策を見い出して指示したり提示したりして、
とりあえず最悪の事態は回避して見た目だけでも整えてくれる。
それは彼の性格と、現場で20年近くやってきて修羅場をくぐってきた経験値で、
それの方が何倍も価値があると思う。
今日も彼の外出中にプログラムがおかしくなり、どうにもならなくて
ゴッドハンドの帰還を待つか〜ということになってしまって、
戻ってきて事態を聞いた彼はすぐに修正にとりかかり、30分ほどで直してくれたのでした。



たとえキャバクラ好きのどうしよーもないおっさん(妻子持ち)だろうと
皆に好かれているのは、肝心なところはちゃんとやってくれる技術でしょうな。
とりあえず経験値は勇者並みだと思う、彼。



2004年09月05日(日) 鋼を書いてみた

日記書こうとして、昨日の日記を今日の日付けで上げていたことに気付いて
今訂正しましたー。最近こんなミスばっかだ。わーん。



今日は雨だったし家事も溜まってたし、ほとんど家に篭ってました。
あと何となくねえ、サイトのデザインをいい加減変えたくて、ラフ書いて
いろいろ考えたんですけれどね。同じ人が考えると同じようなもんになるようで。
結局代わり映えしないのかもしれませんー(苦笑)
でも小説の更新があんなんなので、せめてトップ画像くらいは月替わりくらいで
気分を変えたりしたいなーと思ってるんですよ。季節感、とか。
できるかは不明だけど。季節替わりとかになっちゃうかもしれないけど。


で、これ読んでる方に楽しいのか不明ですが、けっこう前にちょっと書いてみた
鋼の錬金術師の兄弟ほのぼのをとりあえず載せてみたり。
私信ですが>カオル、ほぼあなたに向けて書いただけだったりするので読んでみてくれ。




夢はいつも。


 泣いている声がした気がして、目が覚めた。
 外はまだ暗い。決して早めに寝たわけではなかったから、多分数時間しか経っていないのだろう。何となく寝返りを打ってから、エドワードは起きあがり、そのまま部屋を出た。−−−何となく。何となくそのまま戸口の外へ、弟がいることを確信しながら。
「あれ、兄さん。眠れないの?」
 石段に座り、夜空を見上げていたアルフォンスは背後の気配に振り返り、兄の姿を見て驚いたように言った。ん、と微かに頷いて、その隣に腰を下ろす。同じように夜空を見上げてみた。よく晴れているようで、一面の星とやや欠けた月が鮮やかだった。
「星、見てたのか」
 エドワードの言葉に頷いて、アルフォンスもまた夜空を見上げる。
「うん」
「ずっとか」
「うん、けっこう長く。……でも、」
「…ん?」
 言いかけて口ごもったアルフォンスに、エドワードが首だけ傾けた。暫く言い淀んだアルフォンスは、ためらいがちに言葉を繋いだ。
「気のせいかな。ちょっと、夢を見てた…気がする。……でも、おかしいよねそんなの」
 眠らないこの体で、夢なんか、見るはずないのに。
 そこまでは言えず言葉を切って、黙り込んだアルフォンスの横顔を、エドワードは暫く見つめていた。きっとひどく泣きそうな表情をしているのだ、この図体ばかりが大きな弟は。見えないはずのそれは、自分にははっきりと見えて。
「…おかしくなんかないだろ。夢くらい、誰だって見る」
 自然に出た言葉は気休めとかではなかった。そう、思ったことを口にした。
「今日もヘビーだったし、疲れたんだろ。夢だって見るさ」
「でも僕は、疲れたり」
「体だけじゃなくって、心だって疲れるだろ。…お前も、休まなきゃ」
 な、と優しい目で言う兄に、アルフォンスは何も言えなくなって頷いた。
 エドワードはいつも、自分を生身の体と同じように扱ってくれる。現実的に全く同じとはいかなかったし冗談でからかったりもしたが、さり気ない言葉や態度でお前は自分と同じだと、どんな姿であれ弟のアルフォンスなんだと言われている気がして、嬉しくてひどく切ない。
「なあ、どんな夢見たんだ?」
「んー…」
 夢というには何となく生々しいそれを、今なら簡単に話せた。話していい気がした。
「小さい時の、夢」
「俺たちの?」
「うん。兄さんと僕とで、母さんに誕生日プレゼントを作ってあげた、…その時の」
「…そっか」
 エドワードもその時のことを思い出し、小さく微笑んだ。懐かしくて幸せな−−−−。
「いい夢じゃないか」
「……うん」
 −−−−そして残酷な、夢。
 また黙り込んだアルフォンスに、不意にエドワードがもたれ掛かった。
「兄さん?」
「…このままさ、一緒に寝ようか」
「…え?」
 決して寝心地は良くないであろう鎧の体に自分の小さな体を寄せ、本気で寝る体制に入っている兄に少し困惑する。こんなところでこんな体制で寝てしまったら、下手したら体を痛めてしまう、そう思って起こそうとした体を、エドワードが制する。
「兄さ…」
「お前が眠くないんだったら、俺は勝手に寝るから。…お前が寝たくなった時に寝ればいいからさ、たまには一緒に寝ようぜ」
「………」
「な?」
「…うん」
「よし。寝るぞ」
 泣きたい気持ちで頷いたアルフォンスに気付かないふりで、エドワードは目を閉じた。
 解り切っていることだ。アルフォンスは眠ることはないということも、やがて寝入ったエドワードを寝室へ運ぶのだろうということも。それでも。
 −−−−それでも、今は。

「おやすみ、兄さん。いい夢みてね」
「…お前もな」

 今は、いい夢を。



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どうでしょう。鋼同人どころか2次元同人を久しく触れてないのでなあ。
ありがちネタかもしれんけどとりあえず。



2004年09月04日(土) 赤子を抱く

今日は高校時代の友達の出産祝いに別の友達と行って来たのですが、
待ち合わせに思いっきり寝坊して非常に申し訳なかったです。
疲れてたらしく、もー本当に全然起きれなくて、駄目でした。
着いたよーという電話で起きてびっくりした。いや相手もびっくりしただろうが。
早めに落ち合ってお祝いを購入するはずだったので、待ってる間に友達が
選んでおいてくれました。本当に悪かった。

出産した友達は社宅に住んでいるので、ちょっと古めのマンションといった感じで
入った感想は「わー一般家庭だー」だったんですが(笑)、
そこに赤ちゃんが加わると本当に絵に書いたよーな一般家庭でした。
出産の話とか子供の話とか、久しぶりに会ったので近況報告とかして
けっこうだらだらといました。抱かせてもらいましたが、まだ3ヶ月児で
首も座ってないのでちょっと恐かったです。割合落ち着いて抱かれてくれましたが。
下ろすと泣きそうだったので母親がずっと抱いてて、じゃあ私が預かってる間に
その間ちょっとお菓子を出すわ、ということでしばらく抱いてましたけれど
赤ちゃんって熱いなーということを実感しました。ほっかほかでしたよ。
久しぶりに会えたし、友達も大変そうでしたがやっぱり幸せそうで良かったです。

しかし帰りがけにものすごい豪雨になって、一向に止まないので覚悟して
帰りましたが、けっこう大変でしたー。



2004年09月02日(木) 自分にとって大きな訃報

ネットニュースで、種村季弘さんがお亡くなりになったと知りました。

ここ読んでらっしゃる人でどれだけご存知かわかりませんが
(しかしそんな話題ばっかだな。すいません)
異端の書物の紹介とか、そういうジャンルの評論をやってらした方です。
地味な(?)澁澤龍彦氏とでも言えば近いかもしれません。
特に書かれた物を多く読んだというわけではないのですが、
とりあえず学生時代にやたらとお世話になったと言うか、専攻してたのが
幻想文学のジャンルだったため、この方の評論を読む機会が本当多かったんです。
だいたいが、こういったジャンルは他に比べて人口も少ないので
自ずと参考文献も限られ、更に書いている方も限られていたからでしょうけれど。
社会人になってからも、美術館の売店や本屋の幻想文学コーナーで本を見かけてて
ちょこちょこ立ち読み程度には見てたんですけれどね。
(しかし私こんなコーナーばっかに行き続けてるってことかい)

71歳、けっこうなお年ですし無理もなかったのかもしれませんが、
偉大な方を亡くしたのは事実でしょう。御冥福をお祈りします。
この機会に「夢の舌」とかちゃんと読もうかなあ。



仕事はとりあえず昨日で一区切りついたはずなんですけれど楽にならず
おまけにまた日曜出勤の可能性があると言われました。どういうこっちゃい。


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佐山葉月 [MAIL]