「時間帯指定についての愚痴を書いていたら
　朝になっちゃった」と昔から言われてますが、今日は
本当に困ったちゃん・・・。

あるレストラン様宛てに特大の午前指定の荷物が沢山到着していました。
荷物室の半分以上を占領していますが、普段なら10時過ぎに行けば
開いているので、他のお荷物は冷蔵庫の横など積んでいましたよ。
　「しばらくの辛抱じゃ、配達したら改めて積みなおそう・・」

10時にレストランに到着して、まず一服。（車内は禁煙ですので外で、嘘です）
　「もう少ししたら店員サンも来るじゃろう」

でも、何時までたっても、来ないの・・・。
ここで、また一服。（もちろん外で、嘘です）
　「まあ、土曜日だからね。しゃあ〜ない」

でも、でも、何時まで待っていても、店員さんは来てくれませんでした。

すんごく、悲しかったの・・・・。

私の数少ない趣味の一つは、温泉巡りです。
老体を癒すには,温泉は最高です。そして、サウナがあれば
必ず、意地になって気絶寸前になるまで入っています。
　「あの人よりは先に出ないぞ！！」

配達を数軒終らせて、ふと腕を見ると、玉の様に汗が吹き出して
いるではあ〜りませんか！！
　「まさか仕事中にもサウナに入れるなんて！！」
もう、幸せです。さすがにビールを飲むわけにはいきませんが
キンキンに冷えたジュースを一気飲みです。
　「くっ〜〜〜！堪らん！　でも,この暑さも堪らん！！」

　
やはり、サウナは休日に入ったほうが良いね。当たり前だ、ちゅうねん。

それにしましても、毎日毎日、愉快な荷物の話題には
事欠きませんね。

あるメガネ屋さんからの集荷依頼でした。
小さな冷蔵庫ぐらいらしいですと、事務所のおはら君（仮名）が
言うから、素直だけが取柄の私ですから
一人で行ったら、小さな冷蔵庫どころか「業務用の超特大冷蔵庫」ぐらい
の大きさでした。
　「シバイタル！」

しかし、おはら君（仮名）をシバイテいる暇は今はありません。
どうしましょう？？？

そうだ、「こう言う時だけ頼りになる」あべちゃん（仮名）だ！
　
　「もし、もし〜〜！」

　「もう、もう！！」

　「愉快な荷物について書いていたら、一冊の詩集が出来る！」
と昔から言われてますが・・・、しつこい、ちゅうねん。失礼しました。

久しぶりの○△大学を担当しましたが、重〜い荷物ばかりで
ちょっと腰がいたいの。
そんな、夕方、
　「○○３丁目、○△大学。伺う前に電話して！」
長年この仕事をしていますと、この集荷指令をみて、すぐ、ピ〜インと
きましたよ。
　「愉快な荷物ですね！！」

　「もしもし、集荷に伺いました。どこに行けばいいの？？」
　「ホッケーグランドです。」

はい、はい、伺いました。そしたら、こんなでかいバッグが
あったのね、というぐらい大きなバッグでした。
さすがに苦笑いするしかありません。

でも、チョット汗臭いの・・・。

　「台車にまつわる笑い話を書いたら一冊の本ができる」と言われて
ますが、昨日と今日の台車には本当に楽しませていただきました。

昨日は、久しぶりの○△１丁目を担当していたのですが、
普段担当している「御大」塚サン（仮名）から前もって聞いていた
んですが・・・。
　「まっすぐ走らん！！！」
しかも、物凄い騒音なんです。
　「塚さん（仮名）、あの台車凄いですね。」
　「そうなんです、車輪が擦り減っていて四角になってるんですよ」
　「・・・・」
新しいのを買ってもらいましょうよ。

そして、今日の担当は○○２丁目だったんですが、
朝、いきなり荷物の上にダイビングしそうになってしまいました。
　「膝カックン」状態に台車の取っ手が前に倒れちゃうの！
　
　「おい、おい、なんじゃこりゃ〜〜」
と悲しくなりましたが、毎回なるわけじゃなくて、ときどきおこるもんですから
ますます、困りました。
ドキドキしながら、そ〜っと台車を転がしていました。

明日は,○○３丁目を担当するのですが、今からワクワクします。
　

　「犬に追いかけられた時にしか走らない」私ですが
今日は、朝から走りまわって集配しましたよ。
いまだに、ゼイゼイいってます。（嘘です）

今日は、朝到着した荷物だけを配達して帰れる夢の「早上がり」
でしたが、結構プレッシャーなのよ。
午後１時ごろまでに、朝、到着した荷物を配達して営業所に戻らなければ
ならないからです。
しかも、午後の担当が「大食いだけが取柄」のあべちゃん（仮名）
なら、「ごめん、終らなかった、あとは頼む！」と言って
さっさと帰れるのですが、今日の午後の担当は「御大」塚さん（仮名）
ですから、いくら怖いのは犬だけの私でも、普段は夕方に伺うような
車に載らない巨大な荷物も屋根に載せて、すべて配達をしましたよ。
（やや、誇張あり）

しつこいようですが、いまだにゼイゼイいってます。老体には
厳しいですが、帰るときの足取りは軽かったぜェ〜。
次の「早上がり」が早く来ないかなァ〜〜。

　「人の不幸は密の味！！」と昔から言われてます
が、昨日の夜からもう、ワクワクでした。
　「風よ吹けェ〜、雨よ降れェ〜！！」と念じて
いたお陰で、朝は土砂降りでしたが、お昼頃には
やんでしまい、チョット残念でした。

と言うわけで、今日は集配はしませんでしたが、新たに始まった
　「路上ドラコン」の審査員をするために○○営業所にお邪魔しました。
まぁ、教習所の教官のようなもんですね。
　　
　「じゃぁ、始めましょう、まずは運行前点検からお願いします。」
　「はい、え〜と、ボンネットはどうやって開けるんですか？？」
　「・・・・」
まぁ〜、ええんじゃないすか。

それから、１００以上の項目を横に座ってチェックしていくわけですが
　「まぁ〜、ええんじゃないすか！」

もちろん、合格です。私は鬼ちゃいまんねん。

はっきり言って、今日は大変、暇でした。
ま〜ぁ、こんな日があってもエ〜ンでないかい！
と言うわけで、早上がりの「悲劇の人」Ｍさんを
バス停まで、午後便の配達の途中、送っていってあげました。

　「ちょっと、火を貸してください」
　「いいすよ。僕のライターも最近、炎が弱くなっちゃって・・」
　「あ〜、私の人生のようですね。消えそうな私の命・・・」

危うく、前の車に追突しそうになりました。
がんばってよ、「悲劇の人」Ｍさん！！

本日の担当エリアは、会社が多い（いわゆる商流エリア）
ですので、ふだんは、2台の車で集配するのですが、
今日は、午後から一人で担当しました。
　「ま〜、平日とはいえ、まだまだお盆週間だからな」
でも、大失敗でした。午前中の配達だけして帰っちゃった
「横綱」Ｎくん、かんばっ〜っく！！　無理だ、ちゅうねん。

夕方、○○装飾店様もお荷物が爆発してました。
　「なんで、こんなにあるの？？」
と文句を、じゃなくて質問させていただいたら、
　「今日の発送の為に、溜めておいたんじゃよ、ひぃ、ひぃ、ひ〜」
おもわず、わたしも
　「ひぃ、ひぃ、ひ〜」
でした。

さすがに、どうにもならなくて、隣のエリアを担当していた
「大食いだけが取柄」のあべちゃん（仮名）に応援をしてもらいました。

もう、「大食いだけが取柄」なんて言わないよ。

お客様からよくお菓子やジュースを頂きますが
今日は特に色々なものを頂きました。
きっとお盆だからでしょう。（意味不明）

桃の再配達に伺ったら、大きな桃を２つも頂きました。
よっぽど羨ましそうな表情で配達に伺ったからでしょうか。
でも、大きな桃を２つも頂いて、まだ別のお宅の配達の荷物も
持っていたので、ちょっと歩きずらかったの。

夕方、個人集荷に伺ったら、なぜか玄関先に靴が沢山積まれて
いました。
　「もう、全部捨てちゃうのよ」
　「えぇ？もったいないですね！」
この一言がまずかった、じゃなくて、いただけなかった。
　「あ〜ら、じゃあ全部あげるわよ」
さすがに、新しそうな３足だけで勘弁していただきました。
だって、サイズがかなり違っていそうなんだもん。

本当に幸せな１日でした。

業務終了後、くつろいでいたら新人の清水君（仮名）が
丸い体を小さくして、私に話しかけて来ました。
　「○○さん、じつは・・・」
長年この仕事をしていますと、こう言う時はロクな事は
ありません。
　（集荷漏れか？車をぶつけたか？まさか！！）

でも、大した事ではありませんでした。
　「給油するのを忘れてました」

もう、契約しているガソリン・スタンドは閉まってます。
しかも、明日その車に乗るのは、あべちゃん（仮名）ですから、
　「大丈夫、結構走るもんだよ」
　「車を動かさず、配達すれば大丈夫だよ」
ひどい、人の事だと思って・・・。

でも、「ドスコイ」Ｓさんは流石です。
　「帰ってきたら、そんな事忘れろ！！」

はたして、明日あべちゃん（仮名）はどうなるんでしょう？？
いまから、ワクワクします。

　「あ〜ぁ、夏休みが終っちゃたよ！」
夏休みといっても、ほんの数日でしたが楽しい夏休みが
おわってしまい、トボトボ営業所にたどりついて
車の後ろに行ってみると、物凄いお荷物の、山、山・・・。

そんな中、○○大学担当の「悲劇の人」Ｍさんの車の後ろ
には、大きな箱が置かれていました。
茶色いテーブルのようでしたが（中が少しはみだしていました）
Ｍさんは、「これは、さるのこしかけですよ」と言い張るんです。

　「あ〜、さるのこしかけだよ！！！」

よっぽど、嬉しかったんでしょう、そのあともしばらく
　「さるのこしかけ、さるのこしかけ」とブツブツ言っているもんですから
おかしくてしょうがありませんでした。

私は、実物を見たことはありませんが、多分違うと思います。
だって、○△研究室宛ての荷物でしたから。
でも、敢えて否定はしませんでした。
Ｍさんの悲しい、じゃなくて嬉しそうな顔をみていたら
とても言えませんでした。

○○自動車様は、我がグループの大口荷主様ですが、
いつも、待されます。
　「ごめん、あと一個！チョット待ってて！！」

事務所の隅で、ピコピコ情報入力をしていると
後ろから、このように声をかけられます。
その度に、
　「斎藤さんだな！」
　「菊地さんだな！」　（いずれも仮名）
などと覚える為、頼まれるたびに「クワァ」と
睨みつける、じゃなくて相手の顔を覚えるんです。
でも、次から次へと言われると、記憶力抜群の私でも（嘘です）
誰に頼まれたか、分からなくなっちゃうの！

営業所に帰って、その話をしていたんです。
　「誰に追加注文されたかわからなくなっちゃうんだよね」
　「こんど、風船を持っていって、追加注文の人につけましょうか？」

う〜ん、本気で検討したくなりました。

この仕事をしてますと、些細な事にも喜びを感じる
んです。

今日は、久しぶりの○△３丁目を担当したので
朝から大変不安でした。
　「○○大学も随分変わったらしいからにゃあ〜」

でも、やはり普段から地道に努力していたお陰ですね、
なんだか、とっても恵まれてました。

１件目も配達は、いきなり代金引換でしたが、お客様は、
丁度の金額を用意していてくれるでは、あ〜りませんか！
　「え〜で、え〜で！」

そして、またしても代金引換、しかも外人さん！
勿論、私は英語ぺ〜らぺらですので不安は全くありません。
　「マネェ〜、マネェ〜！！」
　「いやぁ、暑いすねェ」
なんだ、日本語喋れるのね。
　「え〜で、え〜で！！」

そして、そしてお次は階段を登って頂上、じゃなくて5階まで登ったら
ドアーが開いているじゃ、あ〜りませんか。
　「なんか、怖いぐらい、シ・ア・ワ・セ！！」


とっても、幸せな1日でした。（やや、誇張あり）

私も年を取ったせいで、すっかり耳が遠くなってしまいました・・。
ちゃいまんねん。

○△商事様は、わがグループの大口荷主様の一つですので、
沢山の荷物を出して頂いてます。
でも、ここの担当者がスンゴイおしゃべりなの。
受け付けの下で、私はピコピコ一心不乱に情報入力をしている
のですが、
　「今日も暑いね・・」
　「○○君は、今日は休み？？」
　「讃岐うどんは,売れている？？」
　「夏休みは、どこか行くの？？」

などなど、受付の窓越しに聞いてくるんです、しかも、小さな声で・・・。

もう、その度に情報入力を中止して、
　「ええ、暑いすねぇ〜〜」
　「ええ、連休です」
　「全然，だめ、だめ！！」
　「ひ・み・つ！！」

などと、相手を、じゃなくてお答えしなければなりません。

コード・ミスしちゃうじゃないの。

ここ数日、「太陽のバカヤロー」と悪態をついていた
報いでしょうか、まるで夜の様に暗くなったと思ったら
物凄い夕立になってしまいました。
今日の担当エリアにながれている○○川も、氾濫寸前でした。
しかし、降り出した時間がまずかった。
集荷を始めなければいけない時間なのよ。
　「どうせ降るなら、午後１時から２時の間にしろ、ちゅうねん！」
と、空に向かって怒鳴ったんですが、答えてくれませんでした。

　「しかし、大切な集荷した荷物を濡らすわかにはいかん。」
何て素晴らしいプロ精神！決して、クレームが怖いわけでは
あ〜りません。
　
　「なんかないかな〜」と車の中を眺めていたら素晴らしい物
を発見しました。クール便の配達でいつも使っている（嘘です）
銀色のコールドバッグです。
　「すんばらしい！荷物は濡れないし、持ち易い！！」

さっそく、特許申請しました。（嘘です）

いよいよ、新人ドライバーの清水君（仮名）が
今日から一人立ちしました。
　「いよいよ巣立ちですね、ワシも嬉しいよ。」などと
呑気な事を言っている場合じゃ、あ〜りません。

　「だめです・・・」

結局、皆で応援部隊を編成してなんとか乗り切りましたが・・・。

業務終了後、皆は、暖かい声をかけ励ましました。
　「よくやったよ、俺でも多分パンクしてたよ。」
　「○○町は、本当に大変だからね。」
などなど。

しかし、ここで「だや〜い」田中さん（仮名）が、珍しく
真面目な顔で、ご発言されました。
　「でも、俺達も目一杯なんだ、毎日こんな遅くまで
　　付き合えないぜ。もう一度、積みこみから考え
　　直してご覧！とりあえず、今日、帰ったら地図を
　　もう一度、じっくり眺めろ」

冷たい様ですが、確かにいつまでも頼られては困ります。
みんな、そうやって大きくなってきたんですからね。

田中さん（仮名）って、ただの怠け者じゃないのね。