戯言。
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2004年10月22日(金) 最強チーム・覚醒しまくりなの!の巻。
実は未だにやってるんだな〜これが。
ていうか空き時間使ってちょいちょいとな。
お陰で幻水が進まない....RPGって時間かかんのがねぇ。
で、今回のお題は[覚醒]。
ありえねー強いアビリティなワケだが、覚えさせるのは結構大変。
なのでまずは試しにリョをメンタルSSまで育ててみた。
悪くないな。
次に、九州に旅立った手塚が帰ってくるのをひたすら待った。
....うっわ〜このヒト全SSで覚醒つきか。凶悪極まり無し(笑
そして本命、跡べーは南次郎戦で負けてからロードを繰り返して覚醒。
うっわ美技づくし....なんかイイねぇ。
そりゃね、九州行かせてみるのもいいけど10週間も離れてたら宍戸さんが泣くので(ぉ)、おとなしく限界状態にしてみた。
※つか九州行きより楽だっつの
という訳で、チーム仁王改め[跡べー覚醒なの!](※後々エキシビでロードすること考えてのネーミング)は5人中3人が覚醒しとるとんでもないチームに成り果てたとさ。
そしてやはり次に覚醒させんのは宍戸さん....って思ってたんだが初期ステータス....(涙
なのでとりあえず仁王でいくことに。
限界→南次郎初戦敗退まではすんなりいくんだが、2回戦が出ない!
ひたすらロードしやっと出たらテンション5になりゃしねぇ。
何度か繰り返して埒があかんので、美技Bを覚えさせてみた。
そしたらかなり危険な状態にまで持ち込まれつつ辛くも勝利、覚醒ッ!
チーム[仁王覚醒なのッ!]完成(捻り無い名前やのう
う〜ん不思議だ、何で左利きなのに仁王は使いやすいんだろうか....
ていうかこのゲーム最大の謎。
自分がリーダーの時以外で手塚が九州に行かないことってあんの?
自分が使いこなせないっつーのもあるんだが、何より手塚がいると友情度が100%になりづらいので敢えて使わないようにしてるんだけどさ。
やっぱ達成するには地道にセーブ&ロード繰り返すしかないんだろうなぁ。
ま、コレが跡べーなら頑張るけど手塚じゃ無理だな(断言
※いや別に手塚嫌いじゃないよかかる手間と好きレベルの問題さ
ていうかお題の最後だよ。
飛んだぶんはボツにして改めて練り直してみたんだが、ヤヴァいんだけど。
さすがのワタシもアレを堂々と書き込むこたできん。
なんであんなに恥ずかしいこと言うしやってんだよテメエら!
※そんな妄想してんのはアンタです
さすがにやりすぎだろって感じなので少し頭冷やすわ。
日曜の海外逃亡出発までに完成するといいんだがな....
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2004年10月20日(水) 駄目だ。
アニプリはどうしても親子兄弟話に思えて仕方が....
ケガした赤やんを心配する真田父さんと仁王兄さん。
我慢できずに様子を見に行く真田父さん。
そしてリョを迎えに行く手塚父さん。
※決して塚リョではない
んでリョが出てきて結構嬉しそうな跡部父さんと大喜びな菊(笑
マジでフツーに親子ネタ書き出しそうでコワイんですけど俺。
てかなんで仁王あんなにイイ先輩なんだよ!(失礼な
なのになんで俺の脳内で跡べー狙いなんだよッ!(知るか
あぁぁ最近どんどん思考が他校寄りになっていく....
跡べー>宍戸さん≧仁王・菊・千石>ジロ・赤やん>真田
現在のお気に入りはこんな感じ。
仁王の急上昇っぷりがオソロシイな(笑
でもアニプリ忍跡鳳宍スタンスくさいのでそこがヤ。
ていうか原作もそっち寄りだわな....はは。
菊リョなぶんそれで満足しないといかんのだよな〜
ところで。
手塚が赤やんに「肩を見せてみろ」というシーン、何故だかセクハラちっくに見えて仕方がありませんでした。
うーんうーん、赤やんがカワイすぎたのか手塚がマズいのか....
とりあえず最近疲れてるせいかなぁと思っておこう。
うー荷造り全然出来てない....台風のバカヤロー!
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2004年10月13日(水) 仁王ブーム継続中。
へーぇ、イイ先輩じゃん、仁王。(アニプリ感想
跡べーとかサナーダとか手塚が父さんなら、仁王は兄さんって感じ。
なんだかんだいって立海大も仲良しで好き〜
でも仁王兄さんはイイ奴ながら1/3くらい興味本位っつーか面白がってそうでそこがまたイイ感じ。
とことん斜に構えてんな俺(笑
ちなみに抽選モレしたリョに声をかけるのが菊で良かった。
あの後無理に引き止めたりリョを追いかけないのは脳内菊ちっくで良し。
なんだかんだ菊リョに変換されとる訳だ。
ところで。
最強チームプレイしてて思ってるんだが。
[におう]なの?それとも[におう]なの、どっち?
いやアクセントの話なんだけどさ。
フツーの人々は前者だけど、立海大の人々は後者じゃん?
ちょっと謎。
謎と言えばアニプリ柳生の髪色も謎だわな。
跡べーに続き不思議なことになってますが大丈夫?
最強チームといえば、ワタシは左利きも使えるらしい。
仁王限定だがな!(爆
どーも手塚とかリョとか佐伯とか裕太とか使いづらいのだよ。
強いのに上手く動かせないんだが、仁王は平気。
お気に入り度にもよるんだろうけど。
この点においても仁王イイよね〜
....とかなんとかいいつつ、チームにいないことが無い跡部サン。
奴の率いるライバルチームに遭遇できる日は来るのだろうか。
...........................限りなく無理くせぇな(苦笑
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2004年10月10日(日) いや危なかった。
鈴鹿サーキット、S2エリアホンダピット前上段にて。
表彰台の映像がサーキットビジョンに映し出され、満面の笑み〜な某顎のアップになった瞬間、別のとこ見てた相方に....
「ほれ、見てみんしゃいあの顔!」
思いっきり言ってたよ俺..........思ってたより仁王に汚染されてたくさい。
てか氷帝が全国行けなくても仁王と菊リョで生きてけたかも、とかちょっとだけ思ってたんだよな〜(既に過去形
んでなんでこんなネタを日曜のぶんに書き込んでるかっつーとだな。
4日ぶんに書き込んでたお題完結ネタ、フリーズしてフッ飛んだからさ!
あ、今すぽるとでエフワンやってる....ミヒャやっぱカーワイーvv
ほんっとこの1週間は萌えに萌えたぜ。
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2004年10月09日(土) 怪我の功名。
今日は台風で予選無いしサーキット閉鎖だしてかホテルで引きこもってたんだが、雨が小降りになったので買い出しに行った。
で、ふと立ち寄った本屋でジャンプ見かけたんで買ってみたんだけど。
のっけから宍戸さんいるし、日吉名前で呼んでてなんか和みつつ[アノヤロウ]に愛を感じて(跡宍末期症状)いたのだが、
何アレ!
何時の間に氷帝が!
…ん〜でも素直に喜ぶのもなぁ…
いや別にやだとかダメとかじゃなくて、あの散りぎわが氷帝っつーか跡部らしいというか。
でもまぁ宍戸さんが行きたいならどうぞなの(ぉ
てかスポーツジム持ってんのね跡部家。
走ってる時の跡ベーの服とか微妙に忍跡だったりするかもなのは見なかったことにし、ただただ宍戸さんのテレポートダッシュに感動。
だってP240ではあんなに離れたとこにいんのに、最終ページでは樺地よりいや誰より跡ベーに近いとこにいんのよ!
エフワン予選中止は痛かったけど、シアワセな気分に浸れました。
てかコレも跡部レーダーの一環?(笑
ま、これで明日の決勝もいただきだ、なぁ兄さん!
ちなみにこれ携帯で打ち込んでるんで、ランダム表示とかで辿り着いちゃった方、HTML記入ミスで表示おかしかったらすんません(ならすんなよ
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2004年10月07日(木) 実に心残りだ....
跡宍誕生日祭り、未完結ながら旅立ちますよ俺。
鈴鹿でエフワン三昧....ふふふvv
ちなみにアニプリ、菊リョだねほんと。
それに千石が絡んでるのがほのぼのしてて良かったかも。
跡べー・菊・千石仲良しだといいんだけどなぁ....ていうか既に自分の中ではオフィシャル設定だし(ぉ
まあいいや、もう出ないといかんな。
んじゃ月曜までアデュー!
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2004年10月04日(月) おめでとーなのなの!!
と言うだけいっときます....お題書けねぇよ、っつかネタをカタチにしてる時間がないよ!
なんでこんなにクソ忙しいんだよ!(しかもワタシだけ
それもこれも奴のせいだ....絶対合わねぇんだよくそくそ!
桃とリョ(桃リョじゃないよ、ここかなり重要)のダブルスより酷いさ....例えるなら亜久津と跡べー(最悪じゃん
しかも向こうに悪気無いのが更に悪い....ドサイテー。
ま、そんな感じで暇な時間帯も延々と雑用三昧。
これで命令すんのが某学園中等部のテニス部長(泣きボクロつき)だったら文句言わずに真面目に取り組むのになぁ....寧ろ氷帝コールしながらやるさ!(ぉ
勝つのは氷帝!勝つのは跡部!跡宍サイコー!!(最後おかしいよ
とりあえずお題に関しては睡眠時間削って最低でも1つは上げるさ。
んで何が言いたいかっつーとWJよWJ。
久しぶりに立ち読みして、びっくりした。
でもあの子カワイかった....
んでどっかのコマで菊が「おチビに彼女ができた〜!」とか言ってたことにダメージ受けつつ、そのコマの菊、さりげなく目が笑ってなかったように思えて菊リョを感じてみたり....
ああもう病んでるなぁ俺。
鈴鹿まで怒涛のスケジュールなんで、精神状態ヤバすぎかも。
う〜レッドフラッグが見えてくる....これが黒旗にならぬよう生き延びねば。
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2004年10月03日(日) おめでとーなお題その4。
何とかその3が上がったので、大枠は出来ていたその4を作成。
前回と違って阿呆みたいに甘くなってしまい、かなり困惑....
しかも長すぎだっつの。
*****
お題その4:[弱み]
[弱み]
部屋へ戻った途端、宍戸が噛み付いてきた。
「ったく、せっかく人が一大決心して頑張ってたのに」
「その割には嬉しそうだったじゃねぇか」
....しまった。
ついうっかり、口を滑らせたようだ。
案の定、一瞬だけポカンとしていた宍戸の目に危険な光が灯り、口の端が上がる。
嫌な予感、的中。
「なに、お前妬いてんの?自分のオフクロに?」
弱みを握った、とばかりに詰め寄ってくる。
その顔には勝ち誇った笑みが浮かべられており、肯定しろと言わんばかり。
だが、ここで素直に認めるような自分ではない。
「フン、言うじゃねぇのよ....そうか、そんなに妬いて欲しかったのか」
にやりと笑って見やると、慌てたような顔。
形勢、逆転。
「そ、そんなことねえよ」
「本当に?俺様のことが好きで好きで仕方無い癖に....」
「なっ....!」
「妬いて欲しかったんだろ?」
そう言って近づくと、苦虫を噛み潰したような顔で。
そのまま膝の上に抱き上げると、諦めたように身を任せた。
「........てめえに口で勝とうとした俺がバカだったよ」
「当然だろ、バーカ」
そのままソファーで寄り添いながら、穏やかな時を過ごした。
ふと時計を見ると、随分と時間が経っていた。
明日も朝練があるので、夜更かしは出来ない。
「いい加減寝るぞ、明日に響く」
「もうちょっとだけ」
「場所が変わるだけだろ?一晩中、好きなだけくっついてていいぜ?」
「一晩中....って一緒に寝んのか?」
どうやら想定外だったようで、目に見えて慌てだした。
「他にどうすんだよ、この部屋にはベッドは1つしか無ぇだろうが」
「そ、そうだけど」
「大丈夫だ、俺のベッドは広いから、てめぇくらい余裕で寝れる」
「いや、そうじゃなくて....心の準備が」
未だ何かしらもごもごと呟きながら躊躇する宍戸を尻目に、ベッドに移動して寝転がった。
「なに今更照れてんだよ。それとも今からいつもの部屋行くか?」
「....それはヤダ」
「じゃあほら、来いよ」
「お、おう」
律儀にお邪魔します、と言ってベッドに入ってくる宍戸を眺めつつ、ふと悪戯心が湧きあがってきた。
そろりと自分の腕の中に入ってきた宍戸の肩を抱き寄せ、耳元で囁く。
「おやすみ、亮。良い夢みろよ?」
そのままそっと、頬に口付けた。
「な、なな何してっ」
案の定真っ赤になって固まった。
そんな宍戸があまりにも可愛くて、ついからかってしまうのだが。
「何って、おやすみのキスしただけだろ?じゃ、てめえの番」
ほら、と自らの頬を指差す。
「な、なんで俺まで」
慌てて離れようとする腰をしっかり引き寄せ、更に詰め寄った。
「なんでって....俺様からしてやったんだ、返すのが礼儀だろ」
「だだ誰も頼んでねぇ!....って顔近づけんな!」
「近づかないとキスできねぇだろ?わざわざこっちから近づいてやってるんだ、ありがたく思え」
「なっ....!」
これ以上ないほどに頬を染めて慌てふためく宍戸を内心目を細めて眺めていた。
「景吾....やっぱムリ」
真っ赤な顔で目尻に涙を溜めつつそう言われると、そのまま顔を近づけた。
「仕方ねぇな....じゃあこれで我慢してやるよ」
返事を待つ間もなく、唇を重ねる。
される宍戸の方も慣れたもので、一瞬固まるもののすぐに諦めたように力を抜き、仕方無いなといった眼差しで跡部を受け入れるのだ。
ただ重ねるだけの口付けが、ただただ心地良い。
「....絶対お前キス魔だ」
上目使いで見上げる宍戸が、言い切る。
実は多少....いやかなり自覚はあるのだが、知らぬ振りを装った。
「そうか?普通だろ」
「普通じゃねえよ....ったく、他の奴にまでこうなのか?」
「安心しろ、てめぇにしかやんねぇよ」
瞳を見据えて告げると、漆黒の瞳が嬉しそうに揺らめいた。
「そうでなかったら泣く」
「泣かれちゃ困るな....じゃあ責任持って相手しやがれ」
「仕方ねぇな....」
そう言って瞼を伏せる宍戸に、もう何度目かも分からない口付けを落とした。
ひょっとしたら、甘やかされているのは自分なのかもしれない。
そう思いながら、宍戸との隙間を無くす為、ぐっと引き寄せた。
暫しの静寂の後。
「景吾....もう寝たのか?」
腕の中でおとなしくしていた宍戸が口を開いた。
勿論自分はまだ目が覚めているので、答えを返す。
「いや、起きてるぜ?」
すると、少しだけ眠そうな声であのさ、と切り出した。
「今日....ありがとな」
「何だよ、いきなり」
腕を少しだけ動かし、髪を梳く。
心地良さげに目を細めながら、宍戸は話を続ける。
「今日の練習でさ....お前、ジローに抱きつかれてたじゃん?」
「そういやそんなこともあったな」
「他意は無い、って分かってたんだけど、なんかもやもやして」
「それであんなに甘えてきたのか?」
「そう....みたい」
自分がこんなに嫉妬深いとは思わなかったんだけど、と小声で付け加える宍戸が愛しくてたまらない。
思わず抱きしめる腕に、力を込めた。
「景吾....キツいって」
「ああ、悪ぃ」
力を緩め、再度髪を梳く。
「....亮」
「....なに」
言いたいことを言って眠気が襲ってきたのか、宍戸の反応が鈍い。
それでも、今伝えたかった。
「俺がこうやって抱きしめるのも、髪を梳くのもお前だけだ」
「おれ....だけ」
「そう、お前が、最初で最後だ」
「さいしょでさいご....」
「分かったか?」
「ん....」
少しすると、穏やかな寝息が聞こえてきた。
初めて見る、宍戸の寝顔。
普段見せる大人びた表情はなりを潜め、存外幼いものだった。
「てめぇがこうやって甘えるのも、俺が最初で最後....だよな?」
その額にもう一度唇を落とし、初めて感じる腕の中の温もりを再度確かめながら、心地よい眠りに身を任せた。
[キスにまつわる厳選した5の御題]
お題提供元:「キスにまつわる20の御題」様
*****
えーと、言い訳....はは。
序盤は前回の流れを引き継いでみたが、後半なんなのコレ。
跡べーキス魔だし、宍戸さん乙女だし誰ですかこのヒト達!
な〜んてもう今更だっつの。
なんか書いてて恥ずかしくなってくるお題でしたなぁ(誰のせいだ誰の
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2004年10月02日(土) おめでとーなお題その3。
いちばんの難産だったお題。
コレのお陰で詰まったんだよなぁ....
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お題その3:[背伸びをする]
暫くして、夕食の準備が出来たというのでダイニングに行く。
素人目で見ても高価だと分かる食器に、彩り鮮やかな料理が盛り付けられていた。
「今日は和食か」
「はい、奥様が是非に、と」
「そうか」
そんなやりとりを横目に、席に着く。
跡部の母も少し遅れて席に着き、和やかに食事が始まった。
宍戸が同席しているからか、跡部もその母も終始日本語で、会話の内容もそれぞれの近況やテニスの話など、宍戸にもついていけるものばかり。
跡部のそういったさりげない気遣いが、とても嬉しい。
そんな和やかな雰囲気を変えたのは、跡部母の一言。
確か、欧風の挨拶の話だった。
「景吾は小さいから、背伸びしなくて済んで助かるのよね」
「.......ち、小さい....んですか?」
こいつを小さいと言い切る、さすが跡部の母。
そう思いつつ跡部を見やると、眉間に皺が寄っていた。
「別に、普通だろ」
ていうか既に日本人の平均身長には達してるんじゃ、そう突っ込む間もなく跡部母の容赦ない一撃が加えられた。
「何言ってるの、小さいに決まってるでしょう。こないだ姉さんのところに行った時だって、皆に見下ろされてた癖に」
「イギリスの基準と一緒にしないで欲しいね」
「何言ってるの、少なくとも半分は私の血を引いているんだから。それにあの人だって背、高いじゃない」
「父さんと一緒にすんなよ。俺はまだ成長期だ」
「それでもあと15cmあるけれど....大丈夫?」
「フン、そんなのまだ分からないだろ」
口を挟む間もなく繰り広げられる舌戦。
この母にしてこの息子あり。自分如きには勝てない訳だ。
珍しく年相応に見える跡部に、自然と笑みが浮かぶ。
が、その直後。
更に深まる眉間の皺と自分を見やった視線に、何か不吉なものを感じた。
そして、案の定。
「だいたい、俺が小さいってんならコイツはどうなんだよ」
いちばん触れて欲しくなかったところを見事に突っ込んでくれた。
さすがは全国レベルのインサイト、弱点は見逃さない。
「お、お、俺のことは別にいいだろ」
反論してみるも、その声に力は無い。
そんな自分に、爆弾を落としたのはやはりというか、跡部の母だった。
「リョウ?リョウはそのままでいいじゃない、かわいくて」
微笑むその顔に、嘘は感じられない。
「...............か、かわいい?」
思わず復唱してしまい、それに跡部が吹き出した。
お行儀悪いわよ、と息子を窘めつつ、第二弾投下。
「ええ、とっても。ずっとそのままでいてね」
どう答えたら良いのだろうか。
はい、と答えるのは男として微妙なものを感じるし、だからといって否定するのも申し訳ないし。
ぐるぐると考えつづける宍戸に、跡部が止めを刺した。
「いいじゃねぇか。俺様がデカくなった暁には、是非とも背伸びして祝福のキスくらいはして欲しいもんだな」
「あら、いいわね。そのままうちに攫って来ちゃいなさい」
「ああ、任せとけ」
いつの間に和解したんだろうか。
さすが親子、絶妙のコンビネーション。
現実をどこか遠くに放棄しつつ、妙に疲れた気分で残りの食事を掻き込んだ。
息子の方には後で絶対復讐してやる、そう決意しながら。
そして夕食後、もう一波乱が待っていた。
食後のコーヒーを飲み終わり、跡部の部屋に戻ろうとしたところを呼び止められた。
「ちょっと待ちなさい、二人とも」
「....なんだよ」
「寝る前の挨拶は?」
「ああ....Good night.」
至極当然のように母親のもとへ歩み寄り、頬にキスをする。
戻って来た跡部がお前も行け、とばかりに視線を送るので、慌てて歩み寄る。
「えっと、その....おやすみなさい」
「ええ、おやすみなさい」
そのまま引き寄せられ、先ほどのように頬に口付けられた。
やはりここは自分も返さなければならないのだろうか、でもそれはかなり恥ずかしい。
悩みながら逡巡する宍戸に、催促の声。
「リョウは....おやすみのキスしてくれないの?」
「あ、そ、その....」
やっぱり、きたか。
半ば自棄になりつつ、ただの挨拶だ、と念じて覚悟を決めようとしたその時、急に後ろから引き寄せられた。
「その辺で勘弁してやれよ。行くぞ、宍戸」
そのまま手を引かれて跡部の部屋に向かう。
自分の手を握る力は、いつもよりも少しだけ強かった。
[キスにまつわる厳選した5の御題]
お題提供元:「キスにまつわる20の御題」様
*****
跡部母、暴走しすぎですれいサン....自分でも意外だ。
ていうか、いかにして宍戸さんに背伸びをさせるか延々と考えてみたんだが、いいネタが思いつかない。
んで笑いに走ってみたらこうなってしまった....
大丈夫、次は甘いハズ。
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2004年10月01日(金) おめでとーなお題その2。
昨夜はいきなりネット繋がんなくなってマジ焦った。
でも頭痛でお題もクソもなかったので助かった....と言えるのか?(汗
まあいいやお題その2。
我ながら脳が沸いてるとしか思えないクソ甘っぷりに悶絶しとるのだが。
ていうかこんな機会でもない限り書けないんじゃないか俺。
でも当初の予定とは既に大幅に変わってきてしまっている....
言うまでもないけど前回からの続き物。
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お題その2:[「これでよければ。」]
そのまま手を引かれて、跡部の部屋に行く。
もう見慣れた彼の部屋は、相変わらず綺麗に片付いていた。
「ったく、帰ってくんなら連絡くらいすりゃいいのに。悪かったな」
「え、何が?」
「何が、って....慣れてねぇだろ、アレ」
先ほどの欧風挨拶に怯んでいたのを言外に指す。
それを隠していた訳ではないので、素直に返した。
「まあな。でもいきなり押しかけたのは俺の方だし、それに慣れてねえだけで嫌な訳じゃねえしよ。オフクロさん、気ぃ悪くしてなきゃいいんだけどな」
「心配無ぇよ、あの人も分かってる。それより」
「どうした?」
「....着替え。これでいいか?」
「ああ、悪いな」
普段はあらかじめ私服を持って来るのだが、今回は経緯が経緯なだけに制服しかない。
なので跡部の服を借りることにしたのだが。
「........デカい」
「そんなもんだろ」
「納得いかねえ。身長は殆ど変わんねえのに、何でこんなに余るんだ?」
「てめえが細すぎるだけだろ」
「違う、てめえが太すぎんだ!」
「....それは何か、俺様がデブだと言いてぇ訳か?」
「ち、違えけどよ」
「じゃあ何だよ....あん?」
気づけば背中は壁につき、目の前には跡部の顔。
「け、景吾サン....ちょ〜っと、近すぎじゃね?」
なんとかこの場を逃れようとする宍戸を、艶然と微笑んで見下ろす。
「そうか?このくらいで丁度いいんじゃねぇの?」
「....そっ...!」
そんなことねえ、と言いかけた言葉は、唐突に重ねられた跡部の唇に呑みこまれた。
目を閉じることも忘れ目の前の顔を見ると、柔らかな色彩を湛えた瞳が自分を見つめていた。
ふわりと重ねられた唇は優しく、そのまま跡部の腕に身を委ねたくなってくる。
永遠にも感じられる数秒の後。
「....そんな顔でこんなことすんのは、反則だろ」
真っ赤な顔で見上げる宍戸に、口の端を上げサラリと言う。
「じゃあ責任取らねぇとな....どうして欲しい?」
とにかくまずは離れろ、と言う筈だった。
なのに、身体は正直で。
「さっきみたいに」
「ん?」
分かっている癖に。
そう言う時間も惜しくて、跡部の背に手を回した。
「俺の、傍にいて欲しい」
「了解」
そのまま腕の中に閉じ込められ、優しく髪を梳かれた。
やはり、この腕の中がいちばん安心する。
「それと」
抱き寄せた宍戸の耳元で囁く。
「特別におまけもつけてやるよ....これでよければ、な」
そう言って再度近づいてくる跡部の顔に、仕方ねえからもらっといてやるよ、そう言ってゆるりと目を閉じた。
[キスにまつわる厳選した5の御題]
お題提供元:「キスにまつわる20の御題」様
*****
なんでここで暴走すんのさ跡べー!!
無駄に色気振りまいてんじゃないよほんと....これだから跡宍は(ブツブツ
ほんとはもっと健全だったのに!(いや充分健全だと思うよ
でもやっとお題に添ったブツになったかも(笑
それにしても参ったな....今回のお陰でかなり予定が狂ったぞ。
どうしてくれんだよ跡べー!責任取れッ!
..............あ、責任取ったのか(宍戸さんに、な!