ヒカリよりも迅く
リュカ



 きえていくものたちに

あたしが桜や花火や煙草に惹かれてしまうのは
どれも永くはとどまっていられないものだからなんだろう
時がくれば潔く散っていくからというよりも
その儚い生命力にこそ憧れてしまうのだろう
咲き誇りそして散っていく桜
夜空を彩りそして融けていく花火
美しさを添えて。
煙草はそれとは全く違うものだけれど
毒でしかないと判っていながら
毒でしかないと判っているからこそ
あたしは手に取るんだろう。
1本点けて吸い込み、煙を吐き出し、そうするうちに
指の先であっというまに灰となっていくから
その生命力をあたしは奪いながら
あたし自身の生命力も灼いていく
1本につき5分。
火を点すごとに5分ずつあたしは死んでいく、それでいいとおもう
ちりちりと燃えていくその火を見ながら
美しいな とおもう
最後にじりっと押し潰すように消す瞬間、その残酷さが
快感にも似た虚無感。
消えていくから美しいんだ
とどまることがすべてじゃないんだ
消えていくからこそ、
輝くものなんだ
そんなふうにおもう、あたしには消えていく勇気がないから
眩しく見えてしまうんだ

2004年07月29日(木)



 華火きらきら宵霞

ことのほか安定中。
テストやら何やらで、なんだかんだ忙しい日々を送っているのです。
部会のみんなで祇園祭宵山に行き、浴衣のまま先輩宅の厨房に立って手料理披露してみたり。
2日前から学校に泊まり込み、珍しく勉強に勤しむ…かと思いきや、部会の展望について先輩たちと語ってみたり。
バイトの友達とごはん食べつつ話に花咲かせてたら終電なくなって、朝まで飲み明かしてみたり。勢い余って朝の鴨川で花火してみたり。
21歳、あたしはかわらず突っ走っています。おそらくこれからも突っ走っていくのだろうな。
バイトも結局続けるし。引き留めてくれたひとのありがたさ、温かさを痛感。居場所をいとつ失くさずにいられたことを、感謝。します。


2004年07月22日(木)



 はたちさいごのひ

これといって感慨もないけれども。
今日のうちにやっといた方がいいことはあるかしらん、と我が身を省みてみたのだけど、そんなん言うほどもなかった。
まぁ、懺悔くらい?


切ってます
吸ってます
すべて自傷行為の一環です
そうやって迷いながら、相も変わらず走っています。


めのまえには道などなく、
その代わりに残酷なまでに広く明るく果てしない大地があって、
ほんとはきっとどこにでも行けるのだろうと。

もうずっと、何かを忘れたままでいるのだろうな。
強くなくていいから、比較的前方を見据えて走っていられたら、それでいい。
いや、でももうちょっとくらい強さもほしいかな。
うわっつら、見かけ倒しだけのんじゃなくて。芯からの折れない強さを。
そこにあるはずのヒカリから目を逸らさずにいられるだけの、心のチカラを。

とにかく、あたしは今日でハタチを終えます。
もうおとななのです。

2004年07月15日(木)



 夏風そよ吹く

別段かわったこともなく。
しいて言えば、新しく買った自転車で今出川から丹波橋まで往復疾走してみたこととか。
今年もオープンキャンパスのバイトをやることになったのだとか。
翌日締切の5000字レΓテが最後の最後で消えて、ついでにやる気も失くして放棄してしまったとか。
もらったクスリがよく効いて、すこーんと眠りに落ちられただとか。

そんなこんなで、梅雨明け。快晴。ココロまで晴れ晴れ ?
まぁ、こんな天気のいい日には、湿っぽいことなんて抜きで行きましょか。

今日はこれから、先輩たちの卒アル写真撮影の仲間に入れてもらいに行ってきます。

2004年07月13日(火)



 残酷なつよさ

行きたくない
生きたくない
逝きたくない



選べる道があるのだからあたしはとても幸せなはずなのにどうしてこんなにからっぽなんだろう
こんなことばかり思っているまいにちに飽きることなくあたしはまだ此処で生きている
楽しいこともたくさん バカ笑いできるともだちもそこそこ 行き場所も居場所もとりあえずまだある
モノを口にしておいしいと思える そらを見て青を感じられる この足でどこへだっていける

それなのにこの虚無感と倦怠感と諦念はなんなんだ
蝉の声も強い陽射しも鬱陶しくはないが
生命力をかんじさせるその存在が厭わしい
無駄に強い生命力などあたしはいらなかったのに
この不健康かつ不健全な精神状態に見合う分だけでよかったのに
どんなに無理しても削っても朽ち果てないチカラなど
あたしは、ほしくなんてなかったのに

可笑しいくらい不釣合いなあたしのココロとカラダ
ココロが悲鳴あげてても外に漏れないし伝わらないのは
おそらくまだ甘えも遊びも余裕もあるのだろうが
何時何処で事切れてもいいとぼんやり思ってしまえるあたしの
それでもヨユウと云ってしまえるのだろうか

つよいひと と思われてたら
よわさなんて受け入れてもらえないじゃない
ココロの綻び隠すための振舞いをやめたとき
だれがあたしを認めてくれるの?


2004年07月08日(木)



 合コンヘルパーの手料理にはたんぱく質が入っていない

なんだかんだ言って元気です。
でも、バイトやめます。
こんなんでやめてたら社会では生きていけないのだろうけど、もういいです。


昨日、先輩が行った合コンの二次会に後輩と2人連れていかれました。先輩はかなり乗り気なのかと思いきや全然で、ヘルプとしてカラオケのみ参戦することになったというわけで。
合コンは男3女2で、おもしろくなかったらしいです。始まった早々先輩から「マジありえへんわー」というメールが来ていたほどなので相当かと。相手の男性陣はロースクールの人だったとのことで…たしかに頭はよさそうだったけど、なんかごはんのときに話してたことがビミョウに自慢ばっかだったそうです。やたら何でも自分の知識をひけらかしたがるような男は好かんわ。あと知ったかぶりもきらいです。頭良きゃいいってもんじゃないんだっつの。
とりあえずカラオケではあたし個人はなんも歌わんときましたが、先輩と後輩とで部会のノリであややとモー娘。をシャウトしてきました。いつもの勢いの5割も出してないけど、相手絶対引いたろうな。後輩に至ってはハタチの男なのにな…
合コン二次会を脱出したあと、後輩は家に泊まっていきました。英語のレポートを手伝いました。といってもお茶出したり一部打ち込みしたりってくらいで、あとは横で雑誌読んでただけやねんけど。明け方始発電車が通るまでがんばった後輩は、半分魂が抜けたような顔ですこーんと眠りについていきました。よくがんばったよ。とりあえずあたしも寝ときました。
昼前に起きだしてごはんを作ろうとしたものの、冷蔵庫の食材は卵と玉ねぎしかないという貧相ぶりを露呈してしまった。たんぱく質がない…苦しまぎれに、玉ねぎのオムライスにケチャマヨで和えたペンネを添えてみました。なんとか形になったので振舞ったところ、わりと好評だったのでよかったです。これからもちゃんと自炊せな。
今日はこのあと、ともだちの劇団の公演を見に行きます。もうね、サンゲキだいすき。ホントに。


2004年07月03日(土)
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