2008年11月21日(金)  若くって キレイなママを トリコにす


書けるときに更新。今日も変な時間に寝てしまい、今(午前1時前)目が冴えている。ダメなパターン。


少しはこうティのことも書いてやらんとかわいそうだ。あまりに影が薄い彼。だって、おりこうすぎて、ついついほっておいてしまうんだもん。

こうティは今日でちょうど半年になった。ちょっと前から歩行器デビューを果たし、最初は何これ?って感じでキョトンとしていたが、今やガスガス行きたい方に自由自在に移動している。ふと気づくと視界にいないので、まなティに探してきて!、と言うと、「玄関にいたよ」なんてザラで、本当に行きたいところに自由気ままに行っている。

歩行器も成長の妨げになるとかならないとかで賛否両論あるけど、こうティは絶対喜ぶだろうと想像できたので、まあ借りるだけ借りてみようと軽い気持ちでレンタルしたんだが、やっぱり本当にイキイキと目を輝かせている。借りてよかった。床にいるとまなティのオモチャを誤飲する心配もあるが、その点でも安心だ。

おねえちゃんのやることに興味津々で、遊ぶまなティの後ろをついて回ってときどき手を出したりするので、少々ウザがられている。触って欲しくないオモチャに触ると、まなティは最大限怒りを抑えて「こうちゃんはこれね!」とか言って別のものに取り替えたりしてて、姉弟のコンタクトが本当に微笑ましい。早く一緒に遊べるようになるといい。


昨日は、やっとBCGを受けに行ってきた。6ヶ月未満で受けなくちゃいけないのに、何かと忙しくて放置していたら、インフルエンザの予防接種で小児科も混雑しているらしく、予約が取れたのが5ヶ月の最終日の昨日だった。

注射でもちろん泣くのかと思いきや、目の前で自分を押さえつけている若い看護士さんにニヤニヤニヤニヤしてて、どうも注射されてるのにも気づいてなかったっぽい。待合室でも若いキレイなお母さんたちに、得意のニヤニヤスマイルを見せて、「カワイイ!」と何度も言われていた。これを相方に話すと、「やるなぁ!」と感心していた。

とにかくこうティはよく笑うんである。笑い始めるのも早くて、1ヶ月になるかならないかのうちに笑い始め、今やちょっとしたことで「ヒーヒー、ヒャッヒャッヒャッ」と大声で腹の皮がよじれるほど笑ったりしている。何がそんなにおかしいのか。こちらもつられて笑ってしまうが。彼はなんだか我が家の「福」的存在である。

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まなティの恐ろしい言語発達の話。

この前、「キソジって何?」ってしきりに聞いてくるので、「何それ、キソジ? キツネじゃないの?」とか言っていたら、「違うよ、キ・ソ・ジ。『キソジはすべて山の中である』のキソジだよ」と言うではないか。我が子の言うことに呆気。

「木曽路」のことであった。『木曽路はすべて山の中である』は島崎藤村の『夜明け前』の冒頭部分である(あとで調べた)。どこで聞いたのかと問うてみたら、テレビで言っていたと。そんなこと一度聞いただけで記憶してしまうとは。私だって覚えられんわ。


もう一つ。私の母談。この前大好きな『となりのトトロ』を夢中で見ていたとき(もう何十回も見ているのに毎回「夢中」なのが子供らしい)、子トトロ(小さい白いトトロ)が何かを凝視する場面で、まなティがボソボソと何か言っていたので、「何?」と聞いたら、「子トトロ、目が釘付けだね」と答えたと。


本当にどこでどうやって言葉を吸収していくのか。恐ろしい限りである。私たち大人もまなティの前では最大限注意しているが、無意識で発している悪い言葉もすぐに覚えてしまうので困る。それは言っちゃダメな言葉だよ、とすぐに注意するが、大人が言っているので説得力に欠ける。(例えば、レストランなどで料理を食べて「まあまあだね」とか)

まあ、そうやって、「言っちゃいけないけど使っちゃうときもある」というニュアンスを感じてくれてもいいが。まなティならそんな機微も的確に感じ取れるだろう。


つづく。


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2008年11月20日(木)  反抗期 そんな名前の 病気です


久しぶりの更新。

子供を寝かしつけつつ、9時から午前2時まで寝てさっき起きた(というか、相方に化粧を落とした方がいいよと起こされた。それで今落としてきたところ)。今日の午前が原稿の締め切りで、昨日の夜はあんまり眠れなかったので、今日は格別眠い。

子供がいると全く全然自由ではないので、うまくペース配分して原稿を書いてきたんだが、先週末に相方のおばあちゃんが亡くなって、金沢まで車を飛ばして行ったりで丸3日消えたのでそのしわ寄せがきた。まあ、しわ寄せと言っても昨日がちょっと大変だっただけだけど。昔とは比べ物にならない。

人って自由じゃない環境の方が賢くなれると思う。昔書いてた原稿の量は今の倍以上あったけど、丸1日を原稿書きに使えたはずで、いったい全体なんであんなに締め切りに追われていたんだろうかと思う。今なんてほとんど子供が起きてくるまでの早朝の時間だけで書いてるのに、充分足りている。つくづく、時間って伸縮自在だ。

来月の締め切りに向けて、また頑張ろう。

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関係ないが、私の家事は名づけて「あっちこっち家事」だ。掃除とか炊事とか、家事を1つずつ重点的にやるんじゃなくて、掃除をちょろっとやって、炊事をちょろっとやって、子供の世話をちょろっとやって、という感じで、全体的に少しずつ終わらせていく方法。これって意外に効率がいい。

キーポイントは、無駄な動きをなくすことだ。A地点にあった物を片付けるためにB地点に行ったら、B地点で何か別の家事をちょろっとやって、B地点からまたC地点に何か移動させて、今度はC地点で何かをちょろっと、という感じ。できるだけ空の手で移動しないというルールで、パズルみたいに頭の中でやるべき家事の手順を考える。こういうことを考えるのは意外に性分にあっている。

やらなくちゃいけない家事ってとめどもなく出てくる。子供がいると特に。それでも、あっちこっち動きながら片付けていくうちに、やらなくちゃいけないことが何もなくなる瞬間というのがあって、そのときにお茶で一服するのが至極の喜びだ。

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まなティの「悪魔の2歳期」がとうとう終了したらしい。実際に来週誕生日で3歳になるんだが、それでも目を疑うほどあっけなく、かつ急激に最期のときはきた。

今年の5月頃発病(いやホントそんな感じ)して、大台風の中の柳の木のように来る日も来る日も翻弄され続けたけど、ここ1ヶ月位の間、よくなったり悪くなったりしながらほんの少しずつ快方に向かっているなぁ、そうだといいなぁと思っていたら、今週になってパタリとやんでしまった。台風一過。まさにそんな感じ。

この半年は長かった。とにかく心にユトリがないので、ときには我が子なのに、かわいくないどころか目の上のコブくらいに思ってしまう瞬間もあってかなり悩んだが、今はまた半年前のように、落ち着いた気持ちでかわいいなぁと思える。この1週間一度も怒ってないなんて奇跡だ。夜の疲れ度がまったく違う。


反抗期って、ホルモンのアンバランスとかそんなのが原因じゃないかと思う。だって、とにかくイライラしてるみたいに見えるのだ。神経が立ってるというか。すぐ泣くし、神経質で細かいことに異常なほどにこだわるし、人のことを考える余裕はまったくないし。これはもう誰でもかかる病気くらいに考えておいた方が気が楽なんじゃないかと。重さに個人差はあるが。

今のまなティは、いつもニコニコしていて、おおらかでこだわりがなく、落ち着いて人の話も聞けて、ギャグも冴えてて、本当に一緒にいて楽しい。憑き物が落ちたみたいに、すっきりした顔をしている。反抗期という病気、本人もさぞかしつらかっただろう。


つづく。


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